駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ライブ音源

2006年08月28日 | ライブレポ
我が家のリビングにあるステレオデッキが置いてある棚は、MDの山で占領されている。
かつては文庫本や、飾り物やCDがあったスペースも今ではMDで満杯。CDや文庫本はとっくに片付けられて収納しているのは、MD&MDである。
訳してMDそしてMD。MDをも訳せば、「もう・ダメ」かもしれんし、「ム・ダ」かもしれん。
そして、MDの正体はといえば、オレが属して演奏したバンドのライブ音源の山である。ここ数年間、演奏するたびに録音することが出来る環境なら、なるべく録音してきたので、MDの束が山となってしまったのである。
自分はマメな人間ではないが、なるべく録音することにした理由がある。
それはかなり昔のことだが、ある時ライブ音源を録音して、演奏を振り返ってみたときに自分のドラミングの決定的欠点に気付いた事があった。
その時は、自分では「いい演奏ができた」と思っていたのだが、それは自分の思い込みであって、実は単に「力んだ演奏」だったり「走った演奏」だった。バンドのメンバーを置いてけぼりにして自分ひとりが酔いしれているという、何とも恥ずかしい演奏だったのだ。
それから、暫く気をつけて演奏していたので、多分大丈夫と思っていたのだが、数年前に録音・再生のできるMDを購入した時に録音してみて、そのいやらしい思い込みたっぷりの演奏振りをところどころ発見してしまったのである。
それから、戒めの意味をも含めて、自分の演奏を振り返ることを半ば義務付けるようにしたわけである。
毎回毎回、演奏後に振り返ることで「今日は力んでる」「今日は疲れすぎ」「あ、あそこのミスはヤバイな~」とか、「このタイミングでこのフレーズはないよな」とか、逆に「今夜は体調が悪い割に、スティックコントロールが力が抜けてて最高の出来じゃん」なんて日もあって、いろいろと発見できて面白い。
今では、録音することが当然のようになってしまったが、増える一方のMDの置き場所に困るようになった。ま、古いMDのデータを消して録音しなおせばいいのだけどね。
MDの録音した内容はと言えば、当然ながらPOWDERのライブが殆んどで、その他はWATTSだったり、SEXY VOICEだったり、ヘルプのバンドだったりするんだけど、そういうバンドのライブの時には、曲を思い出すのにイッパイイッパイで自分の余裕がないのでMDをセッティングする暇がないことが多い。
したがって95%ぐらいはPOWDERライブである。

そんな中、先日の“湖西おいでん祭”でヘルプで演奏した“シャドーズ”さんの演奏時には、直前に打ち上げ花火があって、妙にステージ上での間があったので、MDを録音するセッティングが出来た。しかも花火を写真撮影する余裕まであったのだ。にゃははは。

とは言え、MDをドラムの近くに転がして録音しただけなので、ドラムの録音は半端なしにバッチリ録れて、ギターとベースもクリアに録れていて、オーディエンスの妙に不自然に?盛り上がった「ワオ~ッ!」という歓声もクリアに録れている。
でも、さすがにバランスが悪い。ドラムの音がメインで録音されていて、いかにもオレのドラミングがメインの演奏って感じで、他人には聞かせられないなーと思った。

演奏を聞いてみて、自分の演奏を素直に言えば、「馴染んでいない。バンドサウンドではないな」「慣れていない曲がまるわかり」ということで、当たり前田のクラッカー的なことだ。
高望みしてはいけないとも思う。そもそもタイトな条件での演奏だったので仕方がないが、自分に対して厳しい分には文句を言う人もいない。
4人編成のうち、自分のドラムと、リードギターがヘルプ。そして、演奏したことがないバージョンの曲が2曲だ。この条件でも、ドラマーのオレはメンバーを引っ張らなければいけないのだ。それが出来なければ、気安くヘルプなど受けるのではない。
う~む、キビシーッ!(財津一郎さんね!)
ジレンマがありますが、録音を聞いてこう反省できるほうが、何もしないで自己満足しているよりはましだと思うのである。

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