駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

アゴゴベル

2008年06月02日 | ドラム&パーカッション
写真はアゴゴベルであります。
ラテンパーカッションの世界ではポピュラーな楽器で、パーカッショニストの家にはゴロゴロと転がっています。(んなわけない)
ですが、用のない人にとっては一生叩くことも触れることもなく、それでも後悔することもなく人生を終えるという代物であります。(大きなお世話だ)
どうやるかといえば、これを交互に叩いて「キンキンココン、キンキンキコンコン♪」とリズムよく叩くのですが、案外難しいのであります。
そんなアゴゴベルを先週の土曜日購入しました。
いつ、何のために必要があって買ったのかといえば、5月30日(金)のライブのときに使おうと思って買ったんだけど、買う日が一日遅かったというわけです。。。。って全然ダメじゃん。
何の曲に使用するかといえば、サンバ風にアレンジしたあの名曲“パイナップル・プリンセス”であります。
ボーカリストのくせに妙に打楽器センスがよく、歌わない時はパーカッショニストにもなるジュンジが重要なパートとしてカウベルを叩いているのだけど、練習の時に大小のカウベルを並べて叩いているのを見て、「こりゃ本物を買ってあげなきゃ不憫だ」などと変に父性本能をくすぐられたような感じで買ってしまったのであります。
浜松のPOWDER(CHIPS)スタジオの楽器置き場には、自分のの持ち物の打楽器類がたくさん置いてあるんだけど、アゴゴベルは持っているつもりで実は持っていなかった。
かつて、POWDERでパーカッショニストとして参加させてもらった時、いかにして面白い効果音を出そうかといつも考えていて、いろいろな小物を手に入れるべく楽器屋を奔走したものだったんだけど。
しかし、アゴゴベルは片手に持って片手で叩かないとならず、コンガを中心に革ものを叩くスタイルとしては、スタンドに各種カウベルを設置したほうが便利だったから、ついぞ買うことはなかったんだな。
しかし、買うとなれば世界の逸品、LP社のアゴゴベルが良いに決まっている。
何といっても、黒くて渋いスタイルと、あの澄み切った高音が素晴らしい。
オレはLP社のファンでもありまして、コンガをはじめとしてたくさん小物を買い集めたから、買うならLP社だろうよなんて思ってた。
でも、でもでも、今回買ったのはブラジル社の安いヤツ。
な~んでか。
お金がなかっただけでした。がちょ~ん。
だってLP社の楽器ってド高いもんねえ。このアゴゴベルの値段の倍以上したりしてね。
おいおい。パーカッショニストの誇りはないのか!
すませんねえ。ありませんとは口が裂けても言えないけど、変なこだわりなんて忘れちゃいました。
POWDERでドラム専属になってからというもの、パーカッションに関しては楽器メーカーによる誇りだなんていつの間にかなくなりました。
再びパーカッションを始めるとしたら、楽器はメーカーじゃなく、値段は安くてもいい物を探すことになるだろうなあ。
つか、パーカッショニストには戻れないじゃんね、きっと。
コメント
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