駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

重苦しいニュース

2006年02月28日 | 駄日記
このところ、TV見ても本当につまらない。
荒川さんの金メダル以外、何もいいことがない感じだし、自民VS民主の攻防戦も民主のオウンゴールで決着付いてしまうのかよーって、何だか情けないね。オレ達が知りたいことって全然違うだろって感じで。まあ、国会でのおそ松君はマンガ以下のお話だったということで、つまらん!
とにかく、TVも新聞も嫌な記事ばかりだ。
そんな嫌なニュースの中でも、最近オレが本当に暗くなっちゃったのが、行方不明の伊勢市長が自殺だったという事件だ。
日曜日の「伊勢市長が行方不明」というニュースをTVで見たときに、イヤ~な感じがした。日曜日はあちこちでどしゃ降りだったから、「雨で流された恐れもあり」という記事もあったけれど眉唾だった。そして月曜日に山中で発見されて、結局は最悪な結果に終わってしまったということだったが、何とも重苦しい出来事だ。
オレは三重県とは隣の県民であり、直接伊勢市には縁もゆかりもないが、ニュースを見聞きしただけで気が重い。顔写真を拝見すると、人の良さそうな真面目そうな顔立ちの方で、ご家族や市の側近の皆さんの心痛は、いかばかりであろうか。心からご冥福をお祈りしたい。
でも、絶対に納得いかないのだ。何だか重苦しく、嫌な感じが消えない。
原因は過労によるストレスらしい。市の合併による有り余る業務に翻弄されて、医師には近頃は不眠を告げていたらしいし、市役所でもこのところめっきりと口数が少なかったそうだ。
決して非難するつもりはないが、あまりにも残念に思えてしまう。周囲の人たちはなぜそのSOSのサインを見抜けなかったのだろうか。また、なぜ本人もSOSを自分の口から誰かに求めなかったのだろうか。そこまで精神を病んでいたというのに、誰も守ってあげられなかったのだろうか。こんなことを言えば、ご家族や側近の非難になってしまうのだが、あまりにも残念なのだ。
この不況のご時勢、伊勢市民の中小企業の経営者、従業員、多くの生活苦のサラリーマン、税金ばかり上がり苦しいだけの年金生活のお年寄り、大型店の進出に苦しむ商店主。多くの市民が毎日苦しみを耐え忍んでいる。血の滲む暮らしをしているのだ。
市も合併して大きくなり、いつかは楽になることを信じて我慢していたのではないか。死にたいぐらい苦しい人は、どこの街にだっていくらだっているのだ。一番、自分で死を選んではいけない人ではなかったのではないか。
オレみたいな関係のない人間でも暗くなってしまうのだ。伊勢市民はどれだけ辛いだろう。病気と闘っている人、怪我を克服しようとしている人、その人たちはどんな希望が与えられるだろうか。
これが、自分の住む町の長であったとしたら、辛いと思う。葬儀が市で大々的に行われるとしても、参列することすら辛いだろう。
市民に連鎖反応がないことだけを祈る。
コメント
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