駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ああ、懐かしのタバコ

2006年02月06日 | 駄日記
タバコを吸うのを我慢してから12日目となり、オレの禁欲生活も落ち着いてきている。油断は禁物だが、我慢が我慢でなくなり、吸わないことが普通になる日がいずれ来るかもしれない。
禁欲生活などというと、あらゆる欲望を断ち切って、崇高な目標のために規則正しくストイックな生活をしているのかと思いきや、全然そんなことはない。
相変わらず酒は各種取り揃え毎晩飲んでいる。ギャンブルはもともと出来るようなセンスは持ち合わせていないのでやらない。女はどうだといえば、「訴追される恐れがあるので証言は拒絶させていただきます」である。
タバコをやめると食い物が美味くなるとか、太るとかよくいわれるが、そんなこともない。美味いものはいつ食っても美味いし、不味いものはどれだけ腹が減っていても不味い。うまいマズイは個人の好き嫌いによるものだと思う。
タバコをやめると口が寂しくなるので、ついついガムやアメを舐めてしまい、糖分の摂取過多で太るというのもあるかもしれないが、朝から晩までキャンディを頬張っているわけでもないので大袈裟だ。

タバコをやめると当然ながら健康、環境、経済面に吉である。健康診断やら風邪で医者にかかるたびにタバコをやめなさいとお叱りを受けることもない。オレの父親は肺がんで亡くなった。68歳だった。どのくらいヘビースモーカーだったかというと、タバコはもう吸っていなかったのだ。若い頃はハイライト、缶ピースなど強いタバコを吸っていたが、年をとりタバコを止めて10年以上経った頃に肺がんが分かった。タバコは止めて数年したら肺はきれいになると聞いている。多分、晩年勤めていたコンクリート製造会社の粉塵で肺気腫になったんだと思うが、その辺は医者も何とも言えませんとのことだった。
やめたら確かに益はある。歩きタバコで道路を汚すこともない。タバコの火の不始末で火事になる危険性もない。現に我が家は、タバコの焼け焦げの跡がテーブルや床にいくつかあり、いつ火災が起きても不思議ではない。金銭面では、300円のタバコを1日1箱で、月に9,000円浮くことになる。たかが9,000円、されど9,000円なのだ。もし、毎月積み立てたら年間10万円だぞー!だけど出来ないこともわかっている。毎日300円ずつ貯金したらいいのだが、そんなん3日で途切れますな、確実に。
タバコは百害あって一利なしと言われるが、それほど真剣に思っていなかった。人に迷惑を掛けなきゃいいだろうぐらいの気持ちだった。たいがい嗜好品というものは害はあっても利益は少ないものだ。酒もコーヒーも、やりすぎたら害である。
タバコをやめると夏の軽装に吉である。ジーンズにTシャツというポケットが少ない服装ではサイフ、ケータイ、キーホルダーという最小限のアイテムのほかにタバコにライター、携帯灰皿を持とうとすると、どうしてもダサいセカンドバッグを持たざるを得ない。軽装にセカンドバッグの取り合わせは、ピーコじゃなくてもセンス悪いと思う。
携帯灰皿がダサいと思うタバコ飲みは、タバコを吸う資格がない。絶対に灰皿の用意してある場所でしか吸わない自信があるなら別だが、ニコチン中毒の人は我慢できずに火を付けてから灰皿を探すものだ。だが、今どきやたらと灰皿は置いてないので、結局は道路にポイ捨てして地球を汚すのだ。
一般的にタバコ飲みのマナーの悪さが指摘されるのは、自分の吸った吸殻さえ自分で始末できないからである。車で走っていても、前の車から火のついたタバコがポイポイと捨てられるのはたまらなく腹立たしい。だいたい、この冬の時期お前らに火を点けられた山や田畑がどれだけあるのか、考えなくてもわかると言うものだ。お前らの車の窓から、その火の付いたタバコを投げ返してやろうかー!?そうしたら笑えるぞ、車の運転中に自分の投げたタバコが窓から返ってくる。火の付いたタバコは股間に落ちてブスブスとくすぶる。違和感に気付くも運転中だから、当然前を見なくちゃならない。その間、化繊の安物のズボンは股間に大きな穴を開けて、タバコは直接パンツのオ○ン○ンの上に焼け焦げを作る。「アッチッチッチ!」
気付いた運転手は慌ててタバコを掴み、火の付いたところをつまみ「ドワッチッチ~!」手とオ○ン○ンを火傷して、慌ててブレーキとアクセルを踏み間違えてドボンと農業用水の池に車ごと飛び込んでようやくチン火するのである。
わっはっはっは!気持ちいいぜ。タバコを止めた途端にタバコ飲みの批判をするオレもどうかしてるぜ、と思わないでもないが、これだけは腹立たしいことだったのだ。今でもオレの仕事用のカバンには、ライターと携帯灰皿が入っている。もし、また吸い出した時にポイ捨てしたくないからなのだ。
コメント (5)
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