駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

スティック

2005年11月04日 | ドラム&パーカッション
(自慢のスティックバッグの中身はこんな感じだ)
バッグにはスティックをはじめ、マレット、ブラシ、ホットロッド、ティンバレススティック、コンガレンチやハイハットタンバリンが入っている。
いつも使用しているスティックは、TAMAのH215Bだ。材質はヒッコリーで直径が15mm、チップ形状が真ん丸のものだ。
いろいろなスティックがあり、多種多様だ。20年以上前からオレはこのスティックを使用しており、消耗品なのでいつも1ケース箱買いしている。
ヒッコリーという木は、スティックに使用される材質としては最も一般的である。
重量や、手触り、操作性、価格面であらゆるタイプのドラマーのニーズにマッチしているということだろう。
あと、オーク材も使用されている。値段は手ごろなのだが、ヒッコリーより硬く重い。それを好むドラマーも多いがオレとしては今ひとつ好きになれなかった。
メイプル材は軽くて扱いやすいが柔らか過ぎてロックドラマーには寿命が短いし、かなり値段が高い。

消耗品なので使っていて、へこみや削れ、割れ、ソリなどが生じてくると替え時だ。
ヒッコリーは使っていると汗を吸って重くなり、手の脂で少しずつ黒くなり、シンバルやスネアのリムショットなどで削れが生じて最後には折れる。
ヒッコリーに対し、オークの場合は硬いのでそれほどへこみや削れは目立たないが、新しくてもライブ中にいきなり真っ二つ、或いは繊維に沿ってに斜めに折れて客席に飛んでいくことがあって驚いてしまう。
万一、オークを使って多くのお客さまに怪我でもされたら大変だ。ってか。サムイ?
冗談はさておきオークはもともと建築に向いている材質なんだろうかね。
もっとも、オレはこの頃は昔に比べてそれほど傷むまで引き伸ばして使うことはしない。削れが出たりチップが欠けたり重さが変わったら取り替える。
取り替えたスティックは、練習スタジオのスティックケースで第二の人生を送ることになっている。練習でハードなドラミングのお供をしてもらい、いよいよ割れたらさよならである。モリゾーとキッコロのように森に帰ってゆくのだ。

太さは一般的には14mm~15mmが売れ筋と思われ、ジャズ系のドラマーには14㎜程度、ロック系は15mm以上が好まれる太さだ。
スティックを忘れたら演奏できないのだから、スティックはドラマーの体の一部だ。若者は、いろんな物を試して、自分のスタイル、個性に合ったものを選べばいい。
色々なドラマーのシグネイチャーモデルもたくさんあるので、スティック選びもなかなか楽しいものだ。
コメント
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