OZ.

Opened Zipper

高速道路からレッカー移動

1998-02-23 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
アクシデント。
(というよりはトラブル)

2月21日(土)午前2時。
私の車は中国自動車道を走行していました。
行き先は広島のスキー場、ゲレンデ情報をみて最終的にどこのスキー場にするか決めようと考えていました。。

乗車していた4名はいずれも会社の同期。
そして運転していたのは私ではなく友人。
私は何をしていたかを言うと、右後部座席で丸くなって寝ていました。

と書くとナマケモノだと思われそうなので言い訳しておくと、私は大分から関門橋手前のめかりサービスエリアまで運転していたのです。
戸河内インターチェンジで高速道路を降りた後は、道があまりよくないので他人に運転を任せるのは可哀相だから、また自分で運転することになります。
小康状態とはいえ風邪もひいていたので、それまで休ませてもらっていたのです。
言い訳終了。

『おう、なんかおかしいぞ』
という声で目を覚ましました。
『どした?』
『ハザードのスイッチが分からんっ』
かなり焦った声。
私は後部座席から身を乗り出して、メーター脇のハザードランプノスイッチを入れました。
『さっき何か音がして、それからバッテリーと何かのランプが点いたんや』
そして車を路肩に寄せて停車。

状況を確認しようと思いましたが、その場所は路肩の幅がせまくて危険でした。
『ちょっと待避所まで移動して止めようや』
ということで、ゆっくりと前進。

すぐに待避所が見つかったので停車しようとすると
『おうっ、なんかブレーキが利かんぞっ』
と言って友人はサイドブレーキで停車させました。
ふう。
寝ぼけた頭にまず浮かんできたのは、ファンベルトが切れたんじゃないか?ということ。


数年前。

大分から福岡へと高速道路を走行中、別府サービスエリアを過ぎた辺りでガタガタッという音が左のタイヤハウスの辺りから聞こえました。
何だろう?と一瞬思ったのですが、タイヤのサイドに付いていたゴミが取れてタイヤハウスに当たったのかなと考えて、気にしませんでした。
しかしすぐにポンッと警告ランプが沢山点灯。
バッテリーやら排気温やらなにやらが一斉に点きました。
え?

不安になりながらも状況がよく分からずにそのまましばらく走っていると、ステアリングがやたらと重いことに気づきました。
どうもパワステが利いていないようです。
慌てて路肩に停車。
このとき、ブレーキも利きにくくなっていました。
そして水温が異常に高くなっているのに気づきました。

エンジンを止めて近くにあった非常電話へダッシュ。
JAFに連絡して状況を説明すると、『ファンベルトでしょうね』とのこと。
しばらくしてやってきたJAFの車に、湯布院インター近くの修理工場までレッカー移動されました。

夜遅かったのと、その工場には私の車に合うファンベルトが無かったので、車を置き去りにして帰りました。
そして翌々日に電車に乗って湯布院へ取りに行ったのです。
今となっては良い思い出(なのか?)ですが、JAFを待つ最中はとても嫌な気分だったと思います。


なんて事があったので、『またファンベルトか?』と思ったのです。
しかし、この前ファンベルトが切れたときの走行距離は7万km強。
そのとき『ファンベルトってどのぐらい持つんですか?』とJAFの人に聞いたら『6万kmくらいですかねー』とのことでした。
今の走行距離は11万5000km弱だったので、キレルにはまだ早いような・・・

『水温計は?』
と見ると、水温は特に上がっていませんでした。
あれ?やっぱり違うのかなー・・・

ボンネットを開けてみましたが、暗くてよく分からない。
懐中電灯の電池がへたっていて、大して役に立たないのです。
しかしファンは回っています。
やっぱりファンベルトじゃないのか・・・じゃあ何だろ?

ブレーキが利かないではどうしようもないので、JAFへ連絡。
『ファンベルトでしょうね』と言われます。
ファンは回ってるんだけどな・・・とりあえず救助を待つことになりました。

ファンは回ってる・・・でもブレーキが利きにくくなっているのは事実。
エンジンを停止して様子を見たところ、友人がベルトが切れているのを発見。
ファンのベルトではなく、ブレーキ関係(よく分かっていない)のベルトが切れていたようです。

これからどうなるんだろう?
風邪をおして強引にやってきた山口で、こんな真夜中に車の故障。
すぐに直るとは思えない・・・
不安一杯の数十分が過ぎて、JAFが到着。

ベルトが切れているのを確認し、ここでは修理できないと説明を受けます。
レッカー移動してこの先のインターチェンジで降ろし、最寄りの修理工場へ行くことになりました。
この先のインターというのは『徳地(とくじ)』でした。
・・・聞いたこともない地名だ。

『朝になって工場が開いたら、修理を依頼すれば良いんですよね』
『そうです・・・土曜日なんで開かないかも知れないけど・・・』
『・・・』
『・・・いや、たぶん大丈夫でしょう』
『はあ・・・』
『すぐに直ると思いますよ』
『そうですか、良かった・・・』
『部品があればですけど・・・』
『・・・この車のベルトって特殊なんですか?』
『いや、そんなことは無いと思いますよ』
『はあ・・・』
『もし無ければ、メーカーから部品を取り寄せることになりますね・・・』
『はあ・・・』
『取り寄せだと山口から持ってくることになるんで、ちょっと時間がかかるでしょうね・・・』
『はあ・・・』
『でもメーカー、土日休みですからね・・・』
『・・・』
『ははは・・・』
『・・・は・・・』
『・・・』
『・・・』

レッカー移動されながら、こんな会話をしておりました。
不安はつのるばかり。
俺達は一体どうなるんだろう?
この続きはまた明日。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。