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Opened Zipper

扁桃腺切除手術

1997-12-11 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
今、私の姪っ子2号であるナツミちゃんは県立病院に入院しています。
扁桃腺とアデノイドを取る手術を受けたのです。

先日、見舞いに行ったんですが、手術の翌日なのでちょっと元気がありませんでした。
その前の夜は一晩中泣きつづけていて、周囲の入院患者さん達の涙を誘ったとか。
ナツミちゃん、まだ2歳ですからね。

私はと言えば、県立病院で3ヶ月ちょっと生活していたことがあるので、とても懐かしい気持ちでいっぱいでした。
病棟にやって来て、すっかり落ち着いちゃってる人は珍しかったかも知れません。

実は私も子供の頃、扁桃腺を取る手術をしたことがあります。
たしか小学校3年生くらいの夏休みで、2週間入院しました。
(あれが初めての入院経験でした)

夏海ちゃんは全身麻酔して一度に全部取ってしまったそうですが、私の場合は違いました。
20年くらい前の話なんで、手術のやり方も変わってきているのかも知れないですね。
手術は2回に分けて行われました。
まず左の扁桃腺を取り、1週間後に右の扁桃腺を取って、さらに1週間後に退院というコースでした。

さて、その手術の方法ですが。
診察室のようなところへ連れて行かれて、普通の椅子に座りました。
医師が私にトレイを渡します。

『これ、持ってて』
『はあ・・・』
『口開けて』
『んがあ』
『麻酔するよ』
『んあ』

麻酔は局部麻酔だったのですが、注射ではなく薬を扁桃腺とその周囲に塗っていたような記憶があります。
数分経ってから、手術の開始。
メスを私ののどに突っ込んで、なにやらごそごそ。
どうも扁桃腺を切り取っているようです。

感触はあるのですが、もちろん麻酔のお陰で痛みはありません。
しかしその感触がなかなか気持ち悪い。
何といっても自分の身体の一部を切り取ってるんですからね。

しばらくして、私の口からトレイの上に赤黒い物体が転がり出てきました。

『はい、終わったよ』
『あー』

トレイの上には梅干しが転がっていました。
しかしよく見ると、切り取られた扁桃腺だったのです。
とてもシュールな感じ。

写真は高橋家の梅干し。(どこだそりゃ)
味は最高です。

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