慌てて早食いってのは、体に良くないけど、時間が・・・・・・。
喫茶店の美味しいサンドイッチを早食い後、ダ~~ッシュで向かったのは梅田芸術劇場。
1階の正面から突入しかけて、ちゃうちゃうちゃうちゃう・・・地下よ!!
そう、メインホールではなくって、地下のシアター・ドラマシティ。
エスカレーターを転がり落ちそうになる恐怖を味わいながらの、2017年観劇納め
とても愛してやまない元宝塚歌劇団雪組の、水夏希さんが出てらして、
スペシャルキャストの日程別出演(主役やで。知らんけど。)の3人の中から、勿論、元雪組の彩吹真央さんの日。
そう、この日のこの時間を1点買いで、先行抽選販売にエントリーしたのよ。
この2人が出てた頃の雪組、むちゃくちゃ好きや~。作品が素晴らしいものも多かった。
構成・演出・振付は、謝玉栄先生。元タカラジェンヌで、宝塚歌劇の多くの振付も担当してらっしゃる。
むちゃくちゃ好きで好きで堪らない宙組の『シトラスの風』も謝先生。
だから、すっごい観たかった生命と音楽の息吹のオリジナルショー。
1幕は東洋の音楽。観た事もないダンスって言うのでなくって、”舞い”。
宇宙創造から星の誕生、星たちの感情、そして、大地・水・風と空・・・氷の女神に眠りにつかされて
炎の鼓動から生命が芽吹いてゆく大自然の神秘を、
パリ舞踊、韓国太鼓、インド舞踊、中国舞踊、グルジニアンダンス等々の民族舞踊で表現するの。
もう、心臓を鷲掴みにされて、ぐるんぐるんされてるみたい。目が離せない。瞬きするのも勿体ない。
アルス(現在)が彩吹真央さん。で、ラルー(過去)が岡幸二郎さん&マサドゥバ(未来)が坂元健児さんって、
これまた大好きな『1789』の、ペイロールとラマールではないか!!その声にうっとり・・・。
緞帳が降りて、波打つ心臓が止まらない。ドリンクでクールダウンを謀りましょう。
いえ、梅田芸術劇場に来たら、幕間はいつもビールとミックスナッツなのだけど。
ああ、元タカラジェンヌの出演者しかチェックしてなかったわ。今更、パンフレットお買い上げ。
この過去と未来の元劇団四季も凄ければ、ダンサーさん達もスペシャル揃いなのだ。
さ、そろそろ客席に戻る、戻ろう、戻らねば・・・って、ふっと目の前を横切ったのは、こまさん!!
来てたのだ。水夏希さんはプレム(地球)だったわ。彩吹さんの歌声はやっぱり素晴らしい。
そして客席には専科の・・・2月11日に退団なさるアリョーシャ!!いえいえ、沙央くらまさん!!
水さん、彩吹さん、沙央さん、これは!カラマーゾフの兄弟が揃ってる。
なんだか、公演とは別の感動が押し寄せてきて、さっきのクールダウンは意味が無かった。
一幕が心臓に大衝撃を与えたならば、そのクタクタになった心臓に染み渡るよな二幕。
一幕が東洋音楽ならば二幕は西洋音楽。
一幕の宇宙のシンフォニーをやりきった、その打ち上げのような軽快な音楽に、
ホッとするのも束の間。じわじわじわじわ・・・・・。語りかけてくる。
幕が下りた時には、ほろりん・・・涙。がむしゃらに拍手してカーテンコールを所望。
一年の締めくくりに、この作品に出会えて良かった。
Pukulスタッフの方々、梅芸の方々、ありがとうございました。
梅田芸術劇場
大阪府大阪市北区茶屋町19−1