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お花大好き

四季折々のお花や風景は、心を和ませ
優しい気持ちにさせてくれます
楽しい花散歩や風景記録を綴って行きます。

空海と秘教美術展

2011-08-21 | 日記

東京国立博物館で開催中の「 空海と秘教美術展 」 へ行って来ました。

この美術展は 弘法大師空海が 秘教を求めて唐に渡り、持ち帰った絵や仏像や自身の構想で造られた

立体曼荼羅像・空海自筆の書などを中心に日本の秘教美術1200年の名宝が集結していると聞いていました。

気にしないで過ごしてきた空海とマンダラでしたが マンダラパワーを浴びようと思って出かけました。


館内の写真撮影は禁止でしたから 屋外のポスターを撮りました




マンダラ(曼荼羅)ってなんだろう? 調べてみると、分かったような 分からないようなことでしたが、

マンダラ(曼荼羅) とは仏教のことばで、「 集まったもの 」 「 満ち足りていること 」 「 聖なる空間 」

などの意味がありました。 仏教美術では、たくさんの仏が規則正しく並んだ絵のことを 曼荼羅と

呼んでいたのですね  複雑なお経の内容を絵にした 「 見るお経 」 と 思えば分かりやすいです。

弘法大師空海も秘教の教えを絵によって理解することの大切さをのべています。

仏を中心とした秘教の世界を改めて学び、空海の息吹を感じ、書家としての空海も納得出来ました。

美しく整った文字 細い筆で書かれた経文に見入ってしまいました。


実家の仏壇にかけられていた掛け軸 両界曼荼羅(大日教・金剛頂教) の前で、毎朝大事な儀式を行っていた

祖父母や母の姿を思い出し、私自身 これからの日々 心静かに穏やかに 過ごしたいと思います。

掛け軸は、朽ちてしまっても大切にしていましたが、私が買える程度の 新しい掛け軸をプレゼントした時

母が涙を流して喜んでくれた記憶がよみがえりました。


21日(日) 小雨が降っていたので、来場者もやや少なめだったようです。入場してすぐにリモコンのような音声ガイドを

お借りしました。 女性アナウンサーが展示品を丁寧に解説、そして 映画 「空海」 で弘法大師を演じた北大路欣也さんが

著作文の一節を読み上げ、そのこころを解説してくれました。掲示されている文字を読んでいるより分かりやすく、

繰り返し聞くこともでき、マンダラパワーを浴びることが出来て、貴重な経験が出来ました。


この美術展は 東京国立博物館平成館にて9月25日まで開催されています。