畑こうじ情熱ブログ

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共同政策形成~交通基本法小委員会始まる

2010年05月21日 05時36分21秒 | Weblog
 昨日、国土交通議員政策研究会交通基本法小委員会の第一回の会合を行いました。私が座長に就任いたしました。
 来年通常国会に交通基本法を政府は提出する予定で、交通基本法の内容の整理は夏の予算概算要求の時期頃までに行うこととなってます。これに向けて、国土交通省とキャッチボールをしながら、提言をまとめていくための作業となります。まさに政治主導の一環の役所との共同作業の試みとなります。
 政策会議は、政務三役側から決まったことが伝えられる場、ガス抜きの場となっているという批判もありました。議員政策研究会は議員側の勉強の場という色彩が強いものです。政策形成に関与する体制が不十分であるとの思いは私にもありました。
 このような問題意識を踏まえて、議員政策研究会の下にテーマを絞って政策形成に参画していく試みとして小委員会を置くこととし、国土交通分野におけるその最初の小委員会が、交通基本法小委員会なわけです。
 基本法は、政治家が政策形成に参画するにふさわしいテーマです。移動する権利の位置付け、交通手段のベストミックス、地域公共交通への支援の拡充、環境時代の交通・物流のあり方、少子高齢化時代の国土・地域・都市構造を踏まえた交通体系のあり方等多様な論点があります。まさに交通分野の憲法とも言うべき法律となるものです。
 これまでの国土交通行政は、旧建設省分野、旧運輸省分野、さらにはその中でも、道路局、港湾局、鉄道局、航空局、自動車交通局と各分野毎に縦割りでした。そして、これまでは建設に偏っていて、現在は、公共事業不信に偏っている傾向があると感じます。縦割りを打破した総合行政の確立、整備と有効利用のバランスの確立という実は国土交通行政のあり方とも骨太のテーマとも関わる政治主導で取り組むにふさわしいテーマでもあります。
 今回は三日月国土交通政務官から政府側の検討状況と考え方を聞いた上で意見交換しました。大変率直で有意義な意見交換ができました。進め方、論点について共通の認識を持つことができました。これから週一回程度開催していきます。今後、有識者、利用者、地方公共団体、事業者等の意見を聞き、国土交通省の検討状況の深まりも踏まえて提言をまとめていければと考えています。