畑こうじ情熱ブログ

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紅葉の美しい北岩手で考えたこと

2007年10月21日 17時46分56秒 | Weblog
 今日は、久慈から国道281号線を経由して雫石まで行きました。
 これまでは暖かくて紅葉が遅れている感じでしたが、本日は寒い日で、紅葉も進んでいました。久慈渓流はまだまだですが、平庭から葛巻、そして、雫石はきれいな紅葉になりつつあります。岩手山は雪が被ってる部分が多くなっていました。
 北岩手は、気候的にも地形的にもヨーロッパのようです。私は、ヨーロッパが社会のあり方の一つの理想だと考えています。
 国民負担はありますが、しっかり公の責任で社会保障を実現しています。けっして、物は豊富ではなく、ネオンがあるわけでもありませんが、生活が満ち足りています。週末になると、ホームパーティーで、楽しく語り合います。特に贅沢な食べ物を揃えるわけではありません。ハム、ソーセージ、チーズ、ワインくらいのものです。
 はっきり言えることは、世界標準とはアメリカのやり方だけではないということです。日本の新聞には、アメリカの動向ばかり掲載され、まるでアメリカの意向を伺うかのようですが、ヨーロッパの新聞ではアメリカは、ワン・オブ・ゼムの扱いです。
 私は、適切な規制を有する適切な規模の政府が適当だと考えています。皆さん考えみて下さい。国民健康保険制度、国民年金制度のないアメリカ合衆国のようになりたいと思いますか?規制緩和万能を唱える経済学者はまゆつばものですね。だって、経済成長の恩恵は、不利な地域には及んでいないのですから。もう地方は10年以上も耐えているのですから。