畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

地方行政の評価の尺度とは。

2007年10月31日 08時39分09秒 | Weblog
 ある地方議員の方と話してみました。その議員さんは、当該地域の首長を支持しているのですが、その首長に目に見える仕事をしてほしいと言っていました。目に見える仕事とは、目に見える施設を何か一つでも二つでも造ってほしいということだそうです。
 私は、「それでは箱物行政の二の舞ではないですか。借金を減らすとか所得を上げるとか、別の観点で評価できる仕事でもいいのではないですか。」と言いましたら、彼は、「借金を減らすということは何もしなければできることだ。それではやったということにはなららない。」と言うのです。
 ここに地方行政の難しさがあります。彼の言うことに真理はあります。一つには、借金を減らすことは過去の清算であって前向きの仕事ではないことは確かなのです。ただ、市町村長の成果としては、教育面(例:少人数学級の実現)、福祉面(例:医療費の削減、医師の確保による充実した医療の実現)、経済面(例:市町村民所得の向上)など施設とは別の観点によって評価されることがあってもいいと思います。ソフト面というのはなかなか目立ちにくいのですが、その辺をきちんと評価するのが、これからの住民の成熟度ではないでしょうか。


最新の画像もっと見る