中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

「職場を襲う“新型うつ”」

2012年05月07日 | 情報
NHK総合で4月29日(日) 午後9:00~午後9:50に放送された、
NHKスペシャル「職場を襲う“新型うつ”」をご覧になりましたか?

仕事には行けなくても趣味や旅行は楽しめる。
従来の概念を覆す新たな心の病「新型(現代型)うつ」の若者が急増している。
新型うつは一見、怠けと捉えられがちで、治療法も確立していないため、
企業だけでなく医療現場も対応に苦慮している。
企業への大規模なアンケート調査とともに、メンタルヘルス問題に格闘する企業の最前線を取材。
さらに典型的な若者の事例をドラマ化し、新型うつの知られざる実態と対策について考えていく。
という番組でした。

出演は、ジャーナリスト…江川紹子, 精神科医…斎藤環, 法政大学教授…尾木直樹,
社会学者…古市憲寿, 成河, 鶴見辰吾, 入山法子, 南沢奈央, の諸氏です。

斎藤環(さいとうたまき)先生は、著名な精神科医、医学博士で
爽風会佐々木病院診療部長です。
1986年筑波大学医学専門学群卒業、1990年同大大学院医学研究科博士課程修了ですから、
宇宙航空精神医学で有名な、筑波大学教授の松崎一葉先生の1年後輩になりますね。
番組中で紹介された「人薬」については、拙著にも記載しています。

古市憲寿(ふるいち のりとし)先生は、1985年生まれで、
若い世代の代表として、マスコミへの露出が増えている社会学者です。
なお、当ブログでは、マイナス評価を掲載したくないのですが、
古市先生の発言(過去にも同様な発言がある)を拝聴していると、
たびたび「他罰的な発言」があり、とても気になっています。
あえて生年月日を書きましたが、「新型(現代型)うつ」の若者の典型的な症状といわれている
「他罰的な発想」(番組の中でも強調されていたキーワード)と共通するものを感じました。

当番組を、うんうんとうなずきながら見ていた方は、御社のMH対策が順調なのでしょう。
当番組を、メモを取りながら見ていた方は、御社のMH対策が多くの問題点を抱えているのでしょう。
当番組を、興味深く見ているものの、理解できないことが多いと感じた方、御社では
     未だにMH対策が手つかずの状況なのでしょうね。
     このような場合には、拙著、『中小企業の「うつ病」対策』をお読みください。
     MH対策のアドバイスが必要な場合は、s-hashi@ya2.so-net.ne.jpへ



なお、再放送が、5月10日(木)午前0時50分~1時39分(9日深夜)にあります。
深夜ですから、関心のある方は録画をされておいたらいかがでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする