熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

わが庭の歳時記・・・秋の気配

2012年10月12日 | わが庭の歳時記
   まだ、紅葉には早いし、私の庭には秋の草花がないので、秋と言う雰囲気はないのだが、漂う冷気と澄んだ陽の光が、秋の気配を感じさせてくれて清々しい。
   真っ赤ではないが、少し赤く色づいたトンボが、庭を訪れて、じっと支柱にとまって小休止しているかと思うと、急に飛び上がって、また、戻って来るのを繰り返している。

   私の庭には、まだ、夏の草花が咲いていて、アサガオは元気に庭木を這い上がっているし、コバルト・ブルーの鮮やかなツユクサも、種を付けはじめたが、まだ咲き続けている。
   花の色は、大半は、白と黄色だと言うのだが、夏には、涼を呼ぶので、ブルーの花を探すのだが、これが意外に少なくて難しいのである。
   以前に、イギリスで、綺麗なブルーポピーのヒマラヤケシを見て感激して、種を買って帰ったのだが、どこかへなくしてしまって、諦めたことがある。
   
   
        
   偏見かも知れないが、花の色は、秋は、赤やオレンジ色などの暖色系統、春は、ピンク系統が良いと、何となく思っている。
   昔、黒い花に興味を持って、黒いチューリップや黒い椿を植えたのだが、思ったほど、感激はしなかった。
   今、わが庭に、まだ、2本黒椿が残っていて、一寸、変った春の訪れを感じさせてくれている。

   秋バラの季節なので、入れ代わり咲いている。
   やはり、十分な手入れが出来なかったので、思うように咲いてはくれなかったが、一輪一輪切り花にして、思い思いの花瓶に生けるのを楽しんでいる。
   少し、黒い斑点が葉に現れたので、遅れませながら、薬剤散布を行った。
   バラも椿もと、狭い庭に、欲張って植えると、太陽と広い空間を好むバラが割を食ってしまうので、少し、間引かなければならないかと思っている。
   
   

   ところで、殆どのトマトは駄目になったので、消却したのだが、まだ元気に花を咲かせて実を結んで頑張っているトマトがあるので、数本残している。
   赤く色づいても、最盛期のように美味しくはなく、やはり、トマトは、実が完熟し始めた7月頃が、一番良い。
   朝顔と同じで、もう少し寒くなるまで、このまま花を咲かせようと思っている。
   
      

   今、美しく咲いているのは、シュウメイギクで、ひょろりと伸びた茎の先の花が、風に揺れている風情も、秋の気配で、中々趣があって良い。
   実をつけているのが、ムラサキシキブとピラカンサである。
   万両や千両が実を付けはじめた。
   また、椿が、びっしりと蕾をつけて、春の準備を始めている。
   ぼつぼつ、咲き始める椿もあるのだが、今年は、どの椿が一番早く花を咲かせるのか楽しみである。
   2センチくらいしかないミニ椿エリナからとった種を蒔いて置いたら芽が出て小さな苗木になったので、少し時期外れだが、植え替えようと思っている。
   
   
   
   
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