熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

ウグイスとガビチョウ

2019年04月12日 | 生活随想・趣味
   今年は、頻繁に、わが庭や近所の庭にやって来て、毎日のように、ウグイスがしきりに鳴いている。
   初春の初鳴きの頃には、まともに、ホーホケキョと鳴けない場合が多いのだが、今年は、最初から、奇麗にホーホケキョと鳴いていた。
   ウグイスの鳴き声は、先輩のウグイスの鳴き声を真似て鳴くと言うから、先生が良かったのか、奇麗な声で鳴いているのである。
   昔、江戸のウグイスは、奇麗に鳴けなかったので、京都から、鳴き声の素晴らしいウグイスを移入してきて、鳴き声の特訓をしたという。

   ウグイスは、普通は、森林の中でも、高い木の上や、茂った木の陰で鳴いていることが多くて、それに、移動も敏捷なので、殆どその姿を見ることが難しいのだが、今年は、わが庭に飛んできて、庭木を渡ることがあって、何度か、身近に見ている。
   ウグイス色というのは、むしろ、メジロの方が近くて、ウグイスは、もっと色彩のない地味な色で、それほど美しい小鳥ではないのである。
   ウグイスのほかの日本三鳴鳥の、オオルリやコマドリは、色彩も美しいのだが、残念ながら、私は、まだ、鳴き声を聞いたこともないし、姿を見たこともない。

   さて、今年は、ウグイスが頻繁に訪れる所為でもなかろうが、ガビチョウの声を聞くことが少ない感じである。
   ガビチョウは、ウグイスが、ホーホケキョと鳴かないときに、「ケキョケキョケキョ」と断続的な声で鳴くのだが、これを真似て、似たような奇麗な声で鳴くので、昔、台湾などから輸入されたようだが、鳴き声が大きくて喧しいとか、日本の在来種を駆逐すとかで、日本の侵略的外来種ワースト100選定種になっていると言うから面白い。
   この鳥は、ウグイスより大分大きく、奇麗な鳥ではない。
   私でも、写真に撮れて、このブログで、掲載したことがあるのだが、最初は、知らなくて、良い声だなあと思って聞いていたのだが、外来種ワーストだと知って、一気に興味をなくしてしまった。

   観劇用の双眼鏡以外にも、バードウォッチング用の大型双眼鏡も買って持っているので、鎌倉山へでも、バードウォッチングに行こうかと思っている。
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