熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

鎌倉の桜・・・段葛、妙本寺、安国論寺、長勝寺

2016年03月31日 | 鎌倉・湘南日記
   鎌倉の桜は如何ばかりか。
   とにかく、鎌倉駅まで出て、そこで、どこへ行くか考えることにして、バスに乗った。
   まず、工事中であった段葛が、奇麗になったと聞いていたので、バスが若宮大路を北上して、鎌倉駅に近づくと、鶴岡八幡宮の赤い鳥居の後方に、桜が見えてきた。
   人波で一ぱいだが、工事前と同じように、段葛が復活して、奇麗な桜並木が蘇っている。
   
   
   
   

   新しく移植した筈なのだが、しっかりと根付いていて、ほぼ、満開に花が咲いている。
   しかし、奇麗に植えられた桜は、同じ大きさのまっすぐ上に伸びあがった若木で、揃っていて見栄えは良いのだが、どこかの街の通りの街路樹のような感じで、古木の味がないので、何となく、落ち着かない感じがする。
   年古れば、味が出てくるのであろうが、しばらくは、余所行きの段葛と言うことであろうか。
   
   

   八幡宮の方は、人波で溢れているので、段葛の入り口で引き返して若宮大路を南に下りて、この日は、初めて大巧寺に立ち寄った。   
   椿の奇麗な花が見えたからである。
   この椿の話や、今日の鎌倉散策の詳しい話は、後で書くこととして、今回は、桜模様に限定したいと思っている。

   次に行ったのは、本覚寺を通り抜けて、妙本寺に向かった。
   本覚寺の大きな枝垂れ桜は、殆ど花期は終わっており、ソメイヨシノはまだ、開花前であった。
   妙本寺のソメイヨシノは、ほぼ満開であった。
   このお寺には、祖師堂の前に、ハナカイドウ(花海棠)の素晴らしい大木2本植わっていて、満開になると、このピンクの花と、桜の白のコントラストが、実に美しいのである。
   今日は、花海棠の方が、まだ、咲き切っていなかったので、一寸、押され気味ではあったが、花海棠の鑑賞のためには、開きかけた花が大半で、何割か咲いていて、残りが蕾の状態の時が一番良いのである。
   
   
   
   
   

   安国論寺も、花海棠が有名であったが、今は、代替わりして、それ程大きな木ではない。
   桜の木の方は、素晴らしい枝垂れ桜のほかにも大木があって、真っ白に境内を荘厳しており、それに、まだ咲いてはいなかったが、妙法桜も植わっていて、バリエーションが良い。
   
   
   
   

   踏切を越えたところに、長勝寺がある。
   ここの桜が、丁度、満開の直前と言ったところで、一番美しいと思った。
   このあたりに来ると、殆ど観光客は来ず、私一人で、素晴らしい桜を楽しませてもらっていた。
   地蔵さんの前に、ピンクの枝垂れ桜が咲いていて、風情があった。
   
   
   
   
   
   
   
   (追記)インターネットを叩いていたら、毎日新聞の”「段葛」完工式 通り初めに中村吉右衛門さん 来月30日 /神奈川”の記事が目に付いた。
   新たな段葛は、桜の若木177本を5メートル間隔で左右互い違いに配し、つつじをアクセントに置いたすっきりした外観。史跡保護のため、新たに盛り土をしたため、従前より最大70センチ高くなった。また、多くの人が通ることで桜の根が傷まないよう、内部に樹脂製の基盤を設置し保護している。 と言うことのようである。
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