片山参議院幹事長は「今回の問題に対する国民の不安を解消することが一番大事であり、国土交通省が中心となって、全国にある、すべてのマンションを総点検する必要がある」と述べました。さらに片山氏は、マンションなどの建物の建築確認を行った民間の検査機関が不正を見抜けなかったことについて、「民間の検査機関や建築確認のあり方などについても、もう一度洗い直してみる必要がある」と述べ、民間の検査機関が建築確認を行う制度のあり方も検証すべきだという考えを示しました。(NHK NEWS 12/06 16:50)
片山さんは、中川さんほど改革への情熱は無いが、いたって「常識的」な考え方をされている、ちょっと「味のある」政治家ですね。先々週だったか?「報道2001」に出演なさっていたが、番組中の僅かな間に水を3~4回も飲んでおられました。他のゲストなどの例と比較すると、ちょっと「違和感」を感じましたね。もしかして?糖尿かな?何となく「スバリ」のような気がするが。。。。。
さて、それは兎も角。「全国のすべてのマンションに総点検の必要」との事。確かに、この点は「ごもっとも」です。震災で大被害になる前に、一度。総点検をしておく必要がある。ウミを出し切っておく事が望ましい。おそらく姉歯に留まらず同じ穴のムジナは何匹も出て来るでしょう。もしかすると、それらが設計した建築物の合計たるや凄まじき量になるかも知れません。取り沙汰される「公的資金」の投入は、特定「個人資産」の保護を図る事に繋がる為、法律上に於いても、また道義的にも深い支援は難しいと考えます。限定的な支援に留まるのも、やむを得ないものと思います。しかしスピーディーな対応で有るべき事も大切です。。。。。
私的には、このところ体力の回復軌道にある銀行も、これまで、さんざっぱら国の「公的支援」と「0金利政策」のお蔭で生き長らえて来た経緯を、よ~く、よ~く思い起こして頂き、大恩ある国に対し「恩返し」をするくらいの姿勢は是非とも見せて欲しいと思います。それでなくても、今回の事では「担保価値」の無い物件と「見抜けず」融資した「間接的責任」も免れない訳だから、こういう時にこそ、政府に協力して、政府が取ったあの時の「公的資金」投入の判断が間違っていなかったという事を、国民に知らしめる絶好の「好機到来」と捉えるべきでは有りませんか? 投入された「公的資金」の返却も順調の様ですし、是非そうして頂きたいものですね。。。。。
合わせて、建物共済でマンションの保険業務を担う各「保険会社」についても、マンション住民の救済に「男気」を示せれば、国民に対する保険会社の「企業のイメージアップ」は計り知れないものになりますよ。是非、前向きな検討をして頂きたいですね。。。。。 その上で、住民。販売主。施工業者。設計事務所。検査機関。国や地方自治体。金融機関。保険業界と総動員で問題解決に当たって欲しいですね。。。。。
勿論。主体は、住民と販売業者を始めとした関連各社である事は言うまでも有りませんし、事件の徹底追及と責任の所在を明確にし、再発防止の道筋を付ける事が、当然の帰結で有ります。。。。。