イタリア中部沖で豪華客船コスタ・コンコルディア(乗客乗員約4200人)が座礁し11人が死亡した事故で、船から乗客を残して避難したスケッティーノ船 長(52)=過失致死容疑などで自宅軟禁=を電話で激しい調子で叱責した沿岸警備隊長が同国内で英雄視され、人気が高まっている。
コリエレ・デラ・セラ紙によると、リボルノ港湾監督事務所の沿岸警備隊のグレゴリオ・デファルコ隊長(46)。18日付同紙は一面で「ありがとう隊長」の見出しで「一人(船長)はわれわれに恥をかかせ、もう一人(隊長)は名誉を取り戻してくれた」とたたえた。
隊長は事故直後に、電話で船長に繰り返し船に戻るよう促した。言い逃れをする船長に「まんまと逃げ出したが、このツケは払わせる」などと叱責。「船に戻れ、畜生」というせりふがプリントされたTシャツも早速登場した。
隊長自身はメディアの取材に対し「私だけでなく、救出に参加した同僚や海軍、警察など全員が他人のために自分を忘れて行動した」と述べ、英雄扱いしないよう求めた。(共同) ZAKZAK 2012.01.19
責任ある立場にいるものが、問題から目を背け、一早く逃げるとは何ごとぞ!・・・
イタリアの客船座礁事故に於いて、乗客を置き去りに、一早く逃げてしまった船長に対し、世界中から非難轟々となってますが、・・・
思い起こすと・・・日本でもその昔、1982年のこと、福岡から羽田に向かっていた日航機が、機長の信じがたい行動(逆噴射)により、機体を失速させ、墜落させ、大惨事に至らしめた事故がありました。。
あの時の機長も、今回のイタリアの船長と同じく、殆どの乗客を機体に残したまま、自らは一早く救命ボートに乗り込むなどして逃げていました。。
その模様を見た視聴者から・・・「あいつはキ○ガイか?・・・」と、激しい非難が湧きあがったのを、今も鮮烈に覚えています。。
大惨事でありましたから、ご記憶の方も多いと思います。。
今回、イタリア客船の座礁事故を見ていたら、・・・「どこの国にも、こういうヤツは居るんだなぁ」・・・などと、しみじみ思った次第であります。。