東京電力は12日、福島第1原発1号機の原子炉圧力容器内の水位計を点検、調整した結果、水位は燃料棒(長さ4メートル)の上部より約5メートル低いこと が分かったと発表した。燃料棒がほぼ露出した形だが、東電は、圧力容器の温度は120度以下に保たれており、炉心は引き続き冷却されているとみている。
東電によると、調整前は燃料棒上部から1.65メートル前後低い水位を示していた。格納容器内は高温・高湿度が原因で数値にずれが生じているため、10日から原子炉建屋に作業員が入り計器の調整作業を行っていた。
1号機では、原子炉格納容器を水で満たして原子炉を冷やす「水棺」作業のため、6日から原子炉への注水量を1時間当たり約6トンから約8トンに増やしてい る。一方、格納容器の圧力計も復旧し、従来と大きな変動のない約1.2気圧を示した。圧力容器表面の温度は、給水ノズル付近で114.7度、下部で 92.7度だった。
東電は「思っていたより水位が低かったが、炉心の冷却はできている」と説明している。
毎日新聞 2011年5月12日 11時44分(最終更新 5月12日 11時59分)
なるほどぅ・・・やっぱし「ジャジャ漏れ」だったかぁ。・・・(v_v)
震災から2ケ月が経過し、ようやくにして判明した事実・・・
というよりも、あまりに刺激が強過ぎる内容だから、暗に公表を控えて来た可能性が高い。。
マグニチュード9.0という1000年に一度の巨大地震。・・・それがもたらす津波の破壊力とは、我々の想像を遥かに超え、言葉を失わせるほどに凄まじいものだった。。
しかも、それに続く余震のどれもが、みな巨大なものであり、・・・そこに追い打ちを掛けた・・・「水素爆発」と相まって、最悪な流れを生んでしまった。。
今思えば、これが「止め」だった可能性が高い。。
政府は、こうした「ジャジャ漏れ」の事実を、始めから知らされていたのかもしれない・・・という、そんな憶測も出来るが・・・おそらく真実は最後まで公表されないだろう。。
それにしても今回、東電に事実を公表させた背景には、最悪を乗り切って、少し心に余裕が出て来たから、クリアランスが出来たから・・・と考えると非常に分かり易く、自然である。。
とはいえ、・・・今改めてその事実を知らされると・・・やはり背筋が寒くなる思いに駆られる。。
公表する位だから、東電なりの自信を徐々に取り戻しつつあるのだろうが・・・このまま無事に対処出来ることを、今はただ神に祈るのみである。。。(v_v)