は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

臭いニオイは元から断たなきゃダメだ。。。。

2006-08-10 14:52:43 | ニュースから考える

一歩間違えば医療事故になりかねない「ヒヤリハット」事例が、調査対象となった全国の国立病院や大学病院など約250医療施設で、昨年1年間に約18万2000件あったことが9日、財団法人「日本医療機能評価機構」のまとめで分かった。看護師による薬の取り違えが目立ち、確認不足が原因となっているケースが多かった。
 国内には17万余りの医療施設があり、実際に医療現場で起きているヒヤリハット事例は相当数に上るとみられる。同機構はヒヤリハットの代表的な事例を集めたデータベースをホームページで公開、「各施設はデータベースを参考に事故の防止策を徹底してほしい」としている。
 同機構は3カ月ごとに約250の医療施設からヒヤリハット事例の報告を任意で受けており、今回は2005年1年間の18万2898件を分析した。
 最も多かったのは薬の取り違えや量の間違いなど「薬の処方」26%。次いで人工呼吸器のチューブ接続など「チューブ類の使用」16.2%、入浴・食事・移動の介助など「療養上の世話」10.4%。 (日本経済新聞社 NIKKEI NET 08/09 23:55)

「ヒヤリハット」事例ねえ。。。ウ~ム。。。

記事に依れば 「看護師による薬の取り違えが目立ち、確認不足が原因となっているケースが多かった。 」 と「日本医療機能評価機構」のまとめを伝えているが、私的には「取り違えや?」「確認不足」を、誘発する環境が、根本問題にないのか?尋ねたい?。。。。

看護士や介護士が、本当に「のんびり」こいての「ヒヤリハット」なら?私とて、勿論、異論など無い。だが、医師も看護士も、それぞれが過酷な現場になってないのか?尋ねたい。。。

やはり、何故「ヒヤリハット」が多いのか?どうすれば防げるのか?減らせるのか?実体を良く見る事からなされたら?或いは?別なる「答え」が出て来る?様な気もする。。実体も知らず、机上の空論だけで、問題をかき回しても、何の解決にもならないと思う。。如何だろう?。。。

昔と違って、医師も看護士も「訴訟」の対象にもなり易い。このところ、大学病院の医師不足も指摘されている。無医村も増えていると聞く。このままで良いのか?根本問題が抜け落ちていないか?臭いものにフタでは困る。。。。



社員を使い捨てにすれば?何れ会社も使い捨てにされる。。。。

2006-08-10 13:07:01 | ニュースから考える

精密機器メーカー「ニコン」の研究員(47)が開発中の最先端部品を持ち出し、在日ロシア通商代表部職員のロシア人の男(35)に渡したとして、警視庁公安部は10日、2人を窃盗容疑で書類送検する。公安部は通商代表部職員がロシア軍参謀本部情報総局(GRU)に所属し、軍備の高度化に使える技術や機密情報を集めていた可能性があるとみている。
 ニコンの研究員=今春退職=は管理職クラス。公安部の調べに容疑を認め「飲み食いさせてもらっているうちに色々と要求され、断れなくなった」と供述しているという。 (日本経済新聞社 NIKKEI NET 08/10 07:01)

これまで新興国家の躍進の影響から、日本企業が持っていた活力が、かって無いほど「脆弱」になってしまった。そんななか、政治の面から、これを立て直そうと、五年に渡る小泉さんと竹中さんの二人の息の合った活躍が実り、ようやくにして、日本経済が少しずつ明るさを取り戻すに至っている。。。

しかしながら、この間に企業が取った非情な「リストラ」に社員の心が醒めた。如何に「生き残る為」とは言え?事も無げに社員を「リストラ」をして来た「罪深き」歴史を、この際、経営陣も「猛省」する必要に迫られるだろう。。。

したがって「愛社精神」「忠誠心」を失った社員達を、今さら?会社が責める資格などは?まったく持ってない無い。。今更?言い尽くされた言葉だが 『企業は人なり』 である。言葉の通り、正に企業とは、建物や、そこから生み出される製品などではない。そこに集う「人」そのものが「企業」なのである。。。

経済が回復してきた今、企業も、これから長い時間をかけて、これまで取って来た社員達への「懺悔の念」を、行動で示す段階に来ていると言えまいか?その意味でも、この際。これまで「リストラ」しか?考えられなかった多くの企業の、無能な経営陣達は、直ちに「罷免」されるべきであり、刷新された有能な経営陣により運営が委ねられるべきである。。。

かって、甲斐の領主であった武田信玄が、『人は石垣。人は城。情けは見方。仇は敵。』 という言葉を残している。。社員に「情け」を掛けるどころか?リストラして「粗末」に扱っていれば?何れ「恨み」を買うのも必定である。やがて、それが巡り巡って「我が身」に降りかかって来る事は?信玄ならずとも?もはや「自明の理」といえそうだ。。。

『競走と効率』。。厳しい現代社会を生き抜く中では、残念ながら避けて通れない現実でもある。。それはそれで仕方が無いとしながらも?経営は、社員に対し常に 「一サジの優しさ」 を忘れるべきでない。。。

信長は、それを「見誤って」命を落とした。今も昔も歴史はそれを如実に物語っている。。。。