Photo and Occasional Thoughts

アウトドアが好きで写真が好きで 時々想ったことをお伝えできればと思います。

ならまち散策 其の1

2012-02-13 | 風景

 先日の土曜日はひさしぶりの好天に恵まれ、気温は少し寒かったんですが気持ちの良い朝でしたので、用事を片づけてから「ならまち」に出掛けました。 昨年の2月6日に冬の「ならまち」に出掛けていますので、ちょうど1年ぶりになりました。 これまでですと、2月は人の出が少なく少し閑散とする時期ですが、一昨年の平城遷都祭の影響でしょうか結構な人出です。 特に若い女の子のグループが多いようですが、さまざまな方々が来られています。 そう言えば今年は記紀万葉プロジェクトが始まり、先日からは冬の新たな行事「なら瑠璃絵」が始まっています。 奈良も色々と努力をしているようですね、こうして沢山の方が来られているのは本当に嬉しい限りです。 「ならまち」の何処へと言う目的は無かったんですが、猿沢池横のならまち駐車場に車を止め、とりとめもなくぶらぶらと歩いてきました。 今回と次回の二度に分けて「ならまち」の一部ですがご紹介します。
(12.02.11撮影)




ならまちの「遊中川」。 中川政七商店は奈良の地で享保元年(1716)に創業、以来手紡ぎ手織りの麻織物を扱い続けています。




車一台がやっとのような細い道が縦横に続きます。




酒まんじゅうを二つ買いたかったんですが、どうもバラ売りはしていなかったようであきらめました。




良く知られるようになりました、お漬物のあしびの郷。 杉岡華邨書道美術館の向かいです。




高御門町辺りだったと思うんですが手作り靴のお店、風の栖(かぜのすみか)。




魔除けのお祈り、庚申堂。 身代わりのお猿さんが。




元興寺小塔院跡と豆腐庵こんどうさん、ならどっどFM。




元興寺町、路地裏のような細い道ですね。




南都御霊神社の吽形の狛犬さん。 なかなか親しみのもてるお顔付きですね。





又とりとめもなく 駅へ

2012-02-11 | 風景
         いつ頃からでしょうか、阪神大震災の後からだと思うんですが、阪奈道路の橋脚部分に落下防止で大きな鎖が付けられました。
 

 ここ最近の寒さのせいでしょうか、あまり積極的に出かけていく事が少なくなりました。 登山やスキーをしていたんですが、この頃はめっきりと炬燵の番が多くなっています。 いけないですね、雨ニモマケズ・冬ノ寒サニモマケズと思っていましたが、ほとんど負けどうしです。 この日は、いつものスーパーへの買い物を車で行かず、思い切って駅前経由で歩いて行くことにしました。 大阪に勤務していたころは、バスに乗ったり時々歩いたりで良く通った道ですが、職場が奈良市内に代わってからは全く歩くことが無くなって、毎日が車通勤になっています。 本当に久しぶりに、駅前を経由してスーパーまで歩いたんですが、それなりに発見がありました。 帰路は別の道を歩く予定でしたが、北西の空が俄かに曇りだし、激し風と雪になってきましたので、往路を同じく歩きました。 日頃の運動不足を少し解消して、この日は約9千歩のウオーキングです。



富雄川沿いのこんもりとした茂み、古墳ではないんですが…?




今は立派に(?)護岸がコンクリートで固められましたが、昔は土手沿いに桜並木が続いていたようです。
そうそう、このあたりで結構オイカワ(関西ではハスですか)が連れたんですよ、時折カワセミも見られますね。




富雄川を渡る陸橋の上から。 この先をもっともっと上流へ進むと、くろんど池を通り枚方方面に至ります。




駅前の裏道にて、お地蔵さまが大切に祀られています。




駅前へは裏道を通って…、




…駅前の丁字路に出て来ます。 少し駅前らしくお店が出て来ましたが、相変わらず静かですね。




こちらが最寄駅の近鉄富雄駅です。準急と普通しか止まりません。 目的のスーパーは線路沿いにもう少し右に歩きます。






蜜柑とツララの とりとめの無い話し

2012-02-07 | 雑感
 今年もまた熊本の方からビックリするほど大きな蜜柑、晩白柚(ばんぺいゆ)をいただきました。 一所に並べた伊予柑や八朔、食べなれた温州蜜柑と比べて本当に大きな蜜柑です。 お味のほうも決して大味ではなく、私的には水分が少し少なめで、酸味の少ないグレープフルーツのように思われます。 いずれにしてもこの時期にいろいろな蜜柑をいただくのはうれしい限りです。 コタツに入ってテレビ見をながらではないですが、冬場の定番、水分補給と風邪の予防でせっせ、せっせといただいています。 普段は私の好みですが、温州蜜柑や八朔が食卓を賑わせていますね。

 ところでこの晩白柚ですが、晩白柚(ばんぺいゆ)は、ミカン科の果物の一種で、ザボンの一品種。 名前は、晩(晩生)・白(果肉が白っぽい)・柚(中国語で丸い柑橘という意味)に由来。 香りがよく、鼻を近づけると、やんわりとした甘酸っぱい香りがする。 果汁は少ないが果肉はサクサクとした歯ざわりで、よく熟したものは甘みと酸味のバランスに優れる。晩白柚は保存性が高く、皮が柔らかくなり、食べごろになるまで1ヶ月間ほど置いておける。(Wikipedia・フリー百科事典より)



 先週は本当に寒かったですね。 3日だったと思うんですが、朝の出勤時、確か朝の気温が-4度だったと思うんですが、我家で初めて(たぶん)ツララを発見しました。 ガレージに面した出窓の所、一人前のツララが出来ています。 思わず出勤時間を忘れてパチリ。 あとで気がついたんですが、何であんな所にツララが出来ていたんでしょうね。 普段水なんかが流れ落ちるような所ではないのですが…。  雨漏りとちゃうやろか(急に大阪弁です)…!





吉野町に行ってきました 其の2

2012-02-03 | 風景
          昔ながらの堀邊新聞舗さん、スチール製琺瑯びきの看板が懐かしいですね。


 吉野町は吉野川の中流域で町の中心地は上市とよばれ、室町時代から商業地として栄えた所です。 上市の始まりは、吉野川の中州(中島)で材木を取引する為に集落を形成したのが始まりといわれています。 下流の秋野川の市と並んで繁栄し、上市・下市と呼ばれるようになったとのことです。
 中州(中島)の市として発展してきました上市も、その後の度重なる洪水により人家は北岸の尾仁山方面に移り、吉野川と尾仁山に囲まれた川沿いの狭い平坦地に密集するようになったようです。 
 町並みを歩くと、旧街道は吉野川の堤を走る国道169号線と平行に、山裾の急傾斜地にへばりつくように建つ民家の間を進んで行きます。 このように吉野町上市は川沿いの限られた空間を東西に細長く伸びる集落で、今でも古い趣のある町家がたくさん残っています。 其の1でご紹介しました林業家のご自宅は、日本一の山林地主と称される北村家の本宅です。 他にも昔ながらの造り酒屋さんや懐かしいお店が残っており、なかなか興味深い地区ですね。



シネマギャラリー、時間がありませんでしたので覗けませんでした。




こちらも立派な町家ですね。




細い路地が奥へと続いています。




すぐ後ろが山ですので、民家は上に上にと建って行ったようですね。




旧街道から南へはすぐに吉野川で、川面が輝いていました。




下まで降りるとすぐに国道169号線、この先は大台ケ原から伯母峰トンネルや東吉野村から高見山の方へ続きます。




なかなか立派な町家ですね。




少し開けたあたりです。




今一度、吉野大橋対岸の製材工場群。






吉野町に行ってきました 其の1

2012-02-01 | 風景
          吉野川を隔てた対岸には沢山の製材所が川沿いに並んでいます。
 

 昨日、久しぶりに吉野町に行ってきました。 約束の時間より結構早く着きましたので河川敷の駐車場に車を止め、時間が許すまで町内を歩いてきました。
 吉野町は奈良県のほぼ真ん中に位置し、吉野山の桜や蔵王権現を祀る金峯山寺蔵王堂は全国的に有名ですが、観光シーズンが過ぎた冬場はひっそりとしています。 地元の産業も林業や製材業、製箸業、紙すき和紙などで、残念ながら今はあまりふるわず、苦しい状況の中で頑張っておられるようです。 吉野川両岸の少し開けた地に町は広がっており、吉野川の左岸(南側)は製材関係の工場が、右岸(北側)は昔からの町並みが続いています。 戦後、新しく建て替えられた家が多くなっていますが、それでも昔ながらの吉野の町並みが残っています。 川沿いの急な斜面にへばりつくように開けた集落や、川沿いに並んだ集落には吉野町が林業や製材業で栄えた当時の面影が残っています。 時間つぶしのような散策でしたが、吉野の歴史を少し垣間見るような楽しいひと時でした。 今回と次回の二回に分けて、吉野町の一部だけですがご紹介をします。
(Nikon COOLPIX P300使用)


開けた土地がもうほとんどありませんので、吉野川の河川敷が駐車場になっています。




以前にもご紹介しましたが、吉野川に向かって物見台のような部屋がある古い民家。




土地をより有効に使うためでしょうか、道幅は狭く一軒でも多く家を建てたようです。
ちょうど二つの道が合流するところに神様が祀られています。




左の民家は地元林業の名士のご自宅でしょうか、かなり間口の広い豪邸です。




北村さんと言うお名前が多いようですね、こちらは地酒の北村酒造さんです。




細い道の突き当たり、民家の軒下を通り抜けて更に奥へと続くようです。




北村酒造さん、道の西側から。 奥の白と茶色の建物は吉野町中央公民館です。




道は狭いですが、なかなか風情のある通りでしょ。




北村酒造さんの酒蔵でしょうか、大きな煙突が目を引きます。 煉瓦作りの煙突もあったんですが、うまくカメラに収まりませんでした。