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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ソープナッツでサボン玉

2012-10-05 18:56:32 | お出かけ情報




台風一過の月曜日、神代植物公園には、まだ青いムクロジの実が、たくさん落ちていました。

ムクロジの実って、めっちゃ、ベタベタするんですが、それはサポニンという成分が含まれるからなんです。





ムクロジの実は、中に大きな種がはいっているんですが、サポニンが含まれるのは、皮と果肉の部分?





その皮と果肉の部分をお湯に入れて、潰してみると、こんな風に泡立ちます。サポニンていうのは、どうやら発泡成分らしいのです。

江戸時代には、この泡を洗濯に利用していたらしいです。

それに、この泡は、子どもの遊びにも大活躍。それがこちら↓



シャボン玉です。当時はサボン玉って呼ばれていたみたいです。夏になると、サボン売りが、サボン液と麦わらを売り歩いていたんだそうです。だから、シャボン玉は夏の季語。

ちなみに、ムクロジの実1個で、50~100ccのシャボン液ができます。チャンスがあれば、お試しください(*^_^*)



そして、種はといえば、羽根つきの羽根にかかせない材料でした。

ムクロジって、ずいぶん生活に密着してる植物なんですね。

調べてみたら、現代においてもエコ洗剤として注目されているようです。



東南アジアでは、ソープナッツと呼ばれ、今でも普通に、洗濯や食器洗いに使われてるんだとか…。ネット通販で、日本でも手軽に手にいれられるようです。台風の翌日に拾いに行けば、ただですけどね(^_^;)

袋に10個程度いれて、洗濯機に放り込めばいいだけだそうです。水を汚さず、何回か繰り返し使え、しかも柔軟効果もあるとのこと。

気になった方は「ソープナッツ」で検索してみてくださいね。たくさんのサイトがヒットするはずです。

植物文化史っていうんですか?植物と人間の文化のかかわりって、奥が深くて面白いです。

綿の実はじける

2012-10-05 06:24:16 | 身近な自然情報


綿の実がはじけて、中から真っ白な綿が出てきました。種が綿にくるまれてるなんてほんと不思議な植物。

しかも、原産地は、亜熱帯とも熱帯とも言われています。暑い国で、綿にくるまれてるなんて、想像を絶します。

栽培方法をみると、繊維の部分は水を弾いたり、長く水に浸かるとカビの原因になるから、取り除いてから、種まきした方がいいと書いてあるし…。

一体なんのために、綿の繊維は存在するのか?

ネット情報では、タンポポの綿毛と同じように風を利用して、種子を散布させるというのですが、風を受けて、地面を転がるってことでしょうか?

空中を飛べるようには思えないんですよねぇ…。

綿は人間の生活に密着していることもあり、調べてみても、栽培方法や栽培の歴史ばかりが目につき、もともと、なんであんな変わった種になったのかが、いまだにわかりません。

とぉ~っても気になります。
いつか、謎が解ける日がくるかな?

調べているうちに見つけた記事。

インドの綿花農場では、その働き手はほとんどか14歳以下。理由は、大人よりずっと安い賃金で働かせることができるから。30度を超える炎天下で12時間も作業して、手にできる賃金は100円以下らしい…。しかも、大人は雇われなくなって失業…。

Tシャツが安いのは嬉しいけれど、こんな世の中には、納得できないなぁ…。

綿の謎をしらべていて、ちょっと、深く考えさせられました。