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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

雨宿り

2025-03-22 07:02:00 | 野鳥
先週の雨の日のこと。



玄関を出ると、ハナミズキの木に、雨の雫がキラキラと光っていました。写真を撮ろうとスマホを取り出すと、その先にあるコニファーの枝にバサバサっとヒヨドリが飛び込んできました。


雨に濡れた羽を膨らませ、冷えた体を温めようとしているのかな?

至近距離にも関わらず、ヒヨドリはそのままじっとしていました。


わたしも傘の下でじっと様子を見守りました。生き物たちがきてくれる庭、嬉しいですね。




再び始まる生き物たちの輝きの季節。
今年もたくさんの生き物に来てもらえるといいなぁ…。

ただし、ナメクジやダンゴムシには遠慮してもらえると有難いです(^^;;




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三ツ池公園鳥日和

2025-02-24 07:13:00 | 野鳥
金曜日の三ツ池公園。
暖かく、人も少ないせいか、期戦ずして野鳥との出会いに恵まれました。

この日、いちばん多く池に浮いていたのはキンクロハジロ。


お腹の白い羽とそれ以外の黒とのコントラストが鮮やか。「金黒羽白」の「金」は目の色ですが、そこまで鮮明に撮影できず残念無念。

次に多かったのはカルガモ



いつ見ても、マイペースな印象のカモです。

オオバンや東京都の鳥ユリカモメ何羽か見かけました。




水鳥はこの4種の他は、確認できなかったのですが、最後の最後、下の池のパークセンター近くで、ハシビロガモとコガモの違いを発見。





何にしてもこれだけ近くでじっくり観察できるのはなかなか珍しい。

人慣れしているとはいえ、たいていは近づくと距離を取られるので…



近くにいるなわた、近づくとすーっと逃げられる(^^;;

もっとも餌をくれる人をかければ、勢いいさんでやってくるカモも多いです。


仲良く餌を投げる母子の姿は、微笑ましいものではあるのですが、やはり野生動物を餌付けすることを教えてしまうのは残念にも思います。

水鳥ばかり見ていたら、「私のこともちゃんと見て」と言わんばかりに、目の前にアオジが姿を現しました。



何度も行ったり来たりしては、地面を啄んでいました。

これだけ鳥に会えると、まだまだ会えそうな気がしてきます。そこへ表れたのが、「ビー」高らかに声を上げたコガラです。



盛んに気を突いて、木屑がポロポロと落ちるのが見えました。

ときどきシジュウカラも飛んできていましたが、エナガやヤマガラの姿は見えませんでした。

林内に一番多かったのはキジバト。
ガサガサ音を立てながら顎が回るので、見つけやすいというのもあるのかな?



次に多かったのは、これまた安定のヒヨドリ。


顔の模様が分かるくらい、近くに来てくれました。

他にも、メジロ、ハクセキレイ、スズメ、ハシブトガラス、ムクドリ、ガビチョウ、全部で19種。

身近な野鳥ばかりではありますが、こんなに近くでじっくりみられる機会はなかなか珍しい。

普段はこのくらいの距離感ですから矢じるし


ウメにメジロ

え?どこ???

双眼鏡を持っていけばよかったな。





今日もいい日になりますように♪


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モズのはやにえ

2025-01-14 19:29:00 | 野鳥
相模川の河川敷、「馬入水辺の楽校」周辺で、モズのはやにえ(早贄・速贄)を見てきました。久しぶり〜。

モズはスズメよりも少し大きな鳥で、枝に止まったときの縦長のシルエットや。尾羽をぐるぐると回す姿が印象的です。求愛期には他の鳥の声を真似るように、いく通りもの囀りを聞かせてくれるので百舌鳥(モズ)と言うんだとか。



この写真ではわかりませんね。
遠すぎるし、ピントも合っていない(^^;;    

ちょうど「"描く"観察会」で描いたスケッチがありますので…。恥ずかしながら…


アプリで加工しても隠しきれない小学生感(T ^ T)

もう少し尾が長くスリムな印象かと思いますが、目の横に黒い線が入っている(メスは全体的にうすい茶色)ことや全体の雰囲気は分かっていただけるかと…。

ちなみに、この後枝に刺さったトカゲやカメムシなど、かなりリアルな写真が登場しますので、苦手な方はこの辺りでお引き返しください。

さてさて、それでは、「はやにえ」のお話。
モズには不思議な習性があるのですが、それは秋になると餌を貯食するということ。この貯食行動はモズに限ったことではなく、ヤマガラがエゴノキの実を蓄えたり、カラスやカケスがどんぐりを蓄えたりもします。

しかし、モズの唯一無二なところは、その貯食方法。ぐさっと枝に刺すのです。

ひ〜っ!!



比較的新しいモズの「はやにえ」の生々しさ↑

まさに生贄がはりつけにされたかのような強烈なインパクト!!!

そうかと思うと、こんなに大きなカナヘビも見事に串刺しに!!!


ミミズもありました!!



他にもカエルやバッタ類なんかが定番。

なぜこんなことをするのかというと、「餌の少ない冬の栄養源にする」、繁殖期の囀りに膨大なエネルギーを使う「オスの栄養源にする」などの調査結果が報告されているようです。

もともと、脚のつくりの関係で、獲物を押さえながら食べることが苦手なモズ。餌の小動物を捕まえては枝に刺して食べる姿が、日常的に見られるようです(わたしは見たことないですが…)。



いずれにしても、野山でこんな光景を目にしたら、誰もが不吉な何かを想像してしまうんじゃないかと…。

と言いながら、興味津々で撮影している私…。

モズが「はやにえ」を作るのは秋から11月にかけてが多いそうですが、餌を見つければ、こうやって冬でも枝に刺すのですね。

探せば結構ありそうなものですが、結局自分では見つけられず…。観察会に参加されていた皆様に教えていただいた次第です。



この広大な河川敷で見つけ出すのは、やはり簡単ではないですね。残念_| ̄|○




今日も1日お疲れ様でした!!


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ハシビロガモのぐるぐる戦法

2022-04-10 06:00:00 | 野鳥



七十二候は「鴻雁北(がんきたへかえる)」。桜の花の下、気持ちよさそうに泳ぐ三ツ池公園のカモたちもそろそろ帰り支度を始める頃。子育てをするため、シベリアの広大な平原で目指して、3000km以上の距離を旅するのです。

そんな冬鳥たちの中で本日はハシビロガモのユニークな生態を紹介します。


ハシビロガモ(カモ科マガモ属)
冬鳥

嘴の先が広いから端広(はしびろ)。
わかりやすい命名。頭の色はマガモと同じ緑色。




この広い嘴の内側には櫛形の歯があり、泳ぎながらプランクトンを濾し取って食べています。

こちらの写真をよくご覧ください。



画面中央にハシビロガモのペアがいます。水面に広がる波紋がお分かりになるでしょうか?



ピンボケな写真でわかりにくいかもしれませんが、実はこの2羽、水面をぐるぐると回っているのです。

ぐるぐる回って泳ぐことで、プランクトンを中心に集めるという…
ハシビロガモのぐるぐる戦法!?
なんて頭がいいんだ!!!




いつもぐるぐるしているわけではないのですが、嘴を水に突っ込んで泳いでいる姿もなかなか微笑ましいので、機会があれば観察してみてください。

どちらかというと、富栄養化したあまり綺麗とは言えない水辺が好きなようです。






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スズメの巣作り

2022-03-24 06:00:00 | 野鳥



春分初候は「雀始巣」。スズメが巣作りを始める頃です。上手に巣作りするものです。毎日すぐ横を通っていても、なかなか気が付きません。雨樋のように細い筒状の場所が好きなようです。




人に対する警戒心はちゃんとあるくせに、天敵などから身を守るためにあえて人のそばに巣をつくるのではないかと考えられています。たいがいは、人の身長より高いところで、近くでありながら、人にきづかれていない場合が多いらしいです。

しかも、雨樋や瓦の下、換気扇カバーの中、煙突やプレハブの鉄骨の隙とか穴など、建造物の一部をちゃっかり利用することも多いのだとか。

直径3cmほどの隙間さえあれば入り込んで営巣することができるそうです。

もちろん自然の中では、木のうろなども利用しますが、ツバメの巣やスズメバチの巣を拝借することもあるようで、たいしたちゃっかり者なのです。



写真は6月初旬。

親鳥が飛んできて、雛に餌を与えているところです。大きな口を開けて、餌をもらっていました。餌をもらったひなは後ろにさがり、次の雛が顔をのぞかせます。

餌がなくなると、親鳥はすぐにまた餌探しへと飛び立っていきます。そして、間髪入れずにもう1羽。どうやら夫婦で餌探しをしているようです。

ひなの数は確認できませんでしたが、図鑑で調べたところ通常は4~8個の卵を産むんだそうです。孵化までに2週間。巣立ちまでに2週間程度かかります。



翌日、もっとよく観察してみようと、フィールドスコープと三脚をかついででかけたのですが、すでに巣立った後で巣はものけの殻でした(泣)

日頃これだけ目にする鳥たちなので、身近に巣があっても何の不思議もありませんが、探してもなかなか見つけられない自分の観察力が残念過ぎます。



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