YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

草木萌動(雨水末候)

2019-02-28 18:00:00 | 七十二候

雨水

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2022年)

3月1日 ☀6:12/17:36🌙27.9

3月2日 ☀️6:10/17:37🌙28.9

3月3日 ☀️6:09/17:38🌙0.4新月

3月4日 ☀️6:08/17:39🌙1.4

 

暖かな日が増え、地面や木々の枝から、萌黄色の小さな芽が一斉に芽吹き始める頃です。
 

萌黄色ときいてまず頭に浮かぶのが、自分にとっては、三ツ池公園のヤナギの木。

 
新緑が展開されるのは4月前後ですが、ちょうどこのくらいの季節から、少しずつ色が付いてくるんです。
 
 
こんな感じで芽が膨らんでくるんですね。
※上の2枚の写真は2017.3.10に撮影したもの

 

 

ハンノキの花もひっそりと咲き始めてますよ
 
外国での呼び名がちょっと気になる木
他にもいろんな草木が葉や花の芽を膨らませているのがこの季節。
 

ハクモクレンの白い花も順繰りに咲き始めるのかな?

 

 
ぼーっとしてたら、あっという間に美しい花々を見逃しちゃうかもしれません。

 

さて、3/3は桃の節句ですね。
 

桃の節句〜ひな祭り〜

最近では、我が家はすっかり手抜きなのですが、ご近所に素敵な段飾りが展示されます。わが町随一ののどかなエリア↓

菜の花揺れる里山

 

 

 

 

 

 

 


大人気のアマビエ様
出典は、京都大学附属図書館所蔵「肥後国海中の怪」
原画はこちら→京大貴重資料デジタルアーカイブたつとう

 

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霞始靆(雨水次候)

2019-02-23 18:00:00 | 七十二候

雨水

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2022年)

2月24日 ☀️6:18/17:32🌙22.9下弦

2月25日 ☀️6:17/17:33🌙23.9

2月26日 ☀️6:16/17:34🌙24.9

2月27日 ☀️6:14/17:35🌙25.9

2月28日 ☀️6:13/17:35🌙26.9

 

冷たく張り詰めた冬の空気から、暖かな湿り気を含んだ空気に満たされるこの季節。寒暖の差が激しい日には霧が発生しやすくなるとか。

霧(きり)というのは、気象用語で、空気の中の水蒸気が細かな粒となって漂い、視界を妨げる状態だそうです。視界が1km以上悪ければ霧、それ未満ら靄(もや)ど使い分けるとか。さらに視界が100m以下になると濃霧というそうです。

それでは霞(かすみ)はというと、水蒸気だけでなく、砂やら塵やら花粉やらの微粒子も含めて視界がぼんやりと妨げられている状態。

 

 
俳句では霞(かすみ)は春の季語、霧(きり)は秋の季語。大気が湿り気けを含み、急に気温が上がるこの頃は霧が発生しやすいそうです。

朧月夜っていうのもこの季節の言葉。

なるほど、七十二候はよくできてます。

 

さて、この季節目を引くのはこちらの花。まちのあちらこちらで見かけるようになります。花屋さんにもたくさん並んでいますよね。

 

そして早ければヒキガエルが卵を産みに一度起き出す季節

 

 【季節の空】幻日

 
 
この季節限定というわけではないのですが、2月には幻日を見ることが多い気がします。虹色現象は薄雲がかかった時に現れるので、ラッキーまな気分にはなれますがお天気下り坂の合図です(^^;;
 


 

 

 


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土脉潤起(雨水初侯)

2019-02-19 07:00:00 | 七十二候

→雨水

 

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2022年)

2月19 ☀️6:24/17:27🌙17.9

2月20 ☀️6:23/17:28🌙18.9

221 ☀️6:22/17:29🌙19.9

222 ☀️6:20/17:30🌙20.9

223 ☀️6:19/17:31🌙21.9

 

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)。脉は脈のこと。冷たい雪が雨に変わり、大地に潤いを与える頃。あたたかな雨が、凍てつく大地を起こしてくれます。

 

 

ひと雨ごとに春の足音が近づいてくる季節です。



とはいえ、まだ気温が上がりきらないこの季節。こんな季節は味噌の仕込みに最適。いわゆる「寒仕込み」ってやつ。

 

 
我が家では、友人主催のワークショップのお世話になり、毎年味噌を手作りしています。
 

考えてみれば、材料の大豆もさることながら麹菌という微生物にに助けられて、我々の食は満たされるわけです。他にも、ぬか漬けやキムチ、醤油に納豆、お酒やお酢、チーズやヨーグルト…

微生物たちが繁殖を繰り返し、食材の成分を変えてしまうのが発酵。食品を発酵させる微生物が「善玉菌」。腐敗させてしまう微生物が「悪玉菌」こんな解釈でいいんですかね?

 

味噌造りのお話はこちら味噌を仕込みました
 
友人の話によると、手作り味噌は、麹菌と一緒に自分の手についている常在菌も味噌に棲み着くことになるため、体のためにとてもいいんだとか?
 
我々の暮らしは、ほんと、いろんな生き物たちと結びついているものです。
除菌、除菌と騒がれて、「菌」が全て悪いみたいな風潮が無きにしも非ずですが、「菌」はわれわれの生活に生きているのです!!
 

生き物の動きが始まるこの季節、命のつながりについて考えてみたりします。みんな大切

 

なお、今年はこれまでの味噌がまだ残っているので、味噌作りは一回休憩かなって思っています。

 

 

【季節のマイガーデン】
 
この季節、球根たちの動きが活発に。 
 
芽を伸ばし始めたクロッカス
 
小さな黄色い花が楽しみなミニスイセン
 
葉っぱが伸びてきたムスカリ

 

蕾をつけたクリスマスローズ

 
クリスマスローズはそろそろ開花♪
 


 
 
 
【季節の野草】
 
草むらの雑草たちも勢いが増してくる頃。
 
 

 

うかうかしているうちに季節はどんどん進んでしまいます。まだかわいらしいうちに雑草なアレンジメントはいかがですか?

雑草のあるリビング

 

 

 

 
 

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魚上氷(立春末候)

2019-02-13 18:00:00 | 七十二候

 

立春

 

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2022年)

 

213 ☀️6:30/17:21🌙11.9

214 ☀️6:29/17:22🌙12.9

215 ☀️6:28/17:23🌙13.9

216 ☀️6:27/17:24🌙14.9

217 ☀️6:26/17:25🌙15.9満月

 

立春末候は魚上氷(うおこおりをいづる)。割れた氷の間から魚が飛び出るという意味らしいです。

 

イメージ的にはワカサギ釣りでしょうか???

一度挑戦したいと思いつつ、未だトライできず。寒そうだけれど、氷上で天ぷらするのは楽しそうです♪

「釣り」というより「食べる」が目的(笑)

 

 

 

 

さて、暖かな陽だまり、草むらで去年の名残の草の実たち。カラカラに乾き、今にも朽ち落ちてしまいそうな様子。

探してみると、があちらこちらに。

 

ヘクソカズラ

 

 

 

ノイバラ

 

 

 ヨウシュヤマゴボウ

 

カリガネソウ

 

 

すっかり色をなくし、全盛期の頃の様子は微塵もありません。折り重なった枯れ草の

間からは、新しい新芽が顔を出しています。

 

 

 

春の兆しを探して、寒い季節を乗り切りましょう。

 

 

【季節のジャム】だいだいマーマレード



ほろ苦さと酸味が絶妙です♪

 

 

 


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横浜歳時記七十二候について

2019-02-03 12:00:07 | ご挨拶
お久しぶりです & はじめまして。
管理人のうにまるです。



横浜の片隅、人工物が多い雑多な町に生まれてから50年。こんな町にも小さな自然がたくさんあり、季節の移り変わりを教えてくれます。ブログを書くようになってから、自分の町が前よりもずっと好きになりました。



そんなブログも2019年夏には11年目を迎えます。
三日坊主の私がここまで続けてこられたのも、読んでくださる皆さまがいればこそ。本当にありがとうございます。

この10年間で、自分の町の自然についてたくさんの発見がありました。今年は、これまでの記事を振り返り、整理していくことで、わが町の1年間の季節の移り変わりをまとめてみたいと思います。


Wikipediaより

日本には古来から、暦の他に中国由来の「二十四節気」や、そこから日本独自に作られた「七十二候」といういわゆる農事暦があります。



現在使われている暦(カレンダー)は、太陽暦(新暦)
1年を365日として計算されています。



そして江戸時代くらいまで使われていたのが、太陰太陽暦(旧暦)
1月を月の周期である29.5日として計算された太陰暦。しかし、この暦では1年が354日となり、季節がどんどんずれてしまいます。

そのため、3年に1度、1ヶ月増やす年を設けたのが太陰太陽暦だそうです。
この暦を使っていた頃は、季節がずれていくために、暦は農業の目安にならず、そこで重宝されたのが、二十四節気や七十二候というわけです。



二十四節気は、地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てたものです。
しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。

七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっているとのことです。



当ブログ「YNWC的な日常」では、この七十二候に習い、今年1年は「横浜歳時記七十二候」と題して、横浜の季節の移り変わりをまとめていこうと思います。

より充実した歳時記になるよう、耳寄り情報や他地域の様子、誤認識の指摘など、気軽にコメント欄にお寄せいただけるとありがたいです。




どうぞよろしくお願いします(*^_^*)

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