YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

南天の枝でスカーフを染めてみました

2024-04-20 07:53:00 | クラフト
先週行った春の剪定まつり。
せっかく育った枝を落とすのはいつも気が引けます。



しかも裏の劣悪な環境で20年以上耐え忍んでいたこちらの南天はどっしりと幹も太く、またわき芽もたくさん育ち大きな株になりました。

南天は「難を転ずる」との験担ぎで家を建てるときによく植えられる木だそうです。我が家のこの木もそれで、家を建てた時に植えられました。

そんな木を切るのも申し訳ないのですが、実際には剪定バサミでは太刀打ち出来ず、半ば折ってるという…(^^;;




なんという雑な仕事Σ( ̄。 ̄ノ)ノ
でも、見てください!!!!!

樹皮のすぐ下、おそらく成長する部分(?)随分と黄色いではないですが?
ひょっとするとこの枝からは黄色い染液が抽出できる???



ネットで下調べしてまたところ、あまりヒットする記事はなく、南天の草木染めというと「赤い実」を使ったものがほとんど…



秋に実るこの実で染めるとほんのりと可愛らしいピンクに染まるようですが、我が家のナンテンはそこまでたくさんは実らないので残念。


ものは試しに木の枝をぐつぐつ。15分くらい煮ると少し濁った黄色がかった茶色い一番染液ができました。これをバケツに移し、もう一度煮てみたところ、二番染液もほぼ同じ色だったので二つを混ぜて染めの工程へ。

染めるものは下洗いして「のり」を落とし、一度お湯につけることで、染めむらを防ぎます。今回は下処理はしませんでした。面倒だったから〜


染液につけてしばらくすると、布が色を吸ってきました。

数少ない記事に、ナンテンは媒染しなくてもいいようなことが書いてあったのですが、念のため重曹でアルカリ媒染。いくつかの記事ではミョウバンでアルミニウム媒染とありましたが、ミョウバンを切らしていたので、重曹を使いました。


媒染液に浸しても特に色が変わることはなく、効果のほどは定かではありません。



でもなかなか感じがいい色に染まりました♪一度乾かし、もう一度染めたところ少し茶色が強くなった気がしたので、3回目はやめました。


枝の量がもう少し多いとよかったのかもしれないですが、なかなかの仕上がりに満足!

ありがとう、南天!!!
この夏も大きく育ってください。


【今日の朝ごはん】



今日もいい日になりますように!
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ベットカバーからスカート

2024-04-18 11:20:00 | クラフト
久々にミシンでソーイングタイム!
と言っても我が家にはないので、いつもお世話になっている叔母の家へ。



叔母に手伝ってもらいながらスカートを作りました。

この布、チェンマイの市場で安く買ってきたもので、もとはこんな感じでベッドカバーに使ってました↓



南米チックな柄が可愛く、かなり気に入っていたのですが、最近はクローゼットの奥にしまったまま…。

捨てるのももったいなく、時間に余裕がある今ならと叔母に頼んでミシンを借りることに。

やってみたら案外簡単で、こんな感じに出来上がりましたよーーーーー!



…というか、本当はくるぶしが隠れるくらいのロング丈にするつもりだったんですが、適当に裁断したら、ウエストが入らなくなってしまいこの形に(笑)

制作過程はまったく撮影していませんが、布を輪にして、上下を縫って、ゴムを通しただけのデザインです。
こんなに簡単にできるのか…。

ついでにこちらの目に鮮やかすぎるタンザニアで買っ布でもトートバッグを作ることに↓



この布はマサイブランケットと言って、マサイ族の方が羽織っているものです。







今思えば、女性の方が身につけていたカラフルな布(カンガ)も買ってくればよかったなぁ。当時はあまり目が布に向いていなくて、もったいないことをしました。


すごく可愛いですよね♪

で、トートバッグがどうなったかというと、残念ながらまだ未完成。


持ち手のベルトを忘れていったので、今回はここまで。まだ余っている布もたくさんあるので、また叔母の家にお邪魔して作ろうと思っています。

どれも型紙なしの適当制作。あれこれ考えながら作るのは楽しいですね。


【今日の朝ごはん】

・ローズマリートースト
・グリーンサラダ
・叔母特製オレンジピール
・夏みかんヨーグルト
・ローズティー



今日もいい日になりますように!

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ふわふわの綿毛を飾る

2022-04-08 07:52:00 | クラフト



ふわふわなたんぽぽの綿毛。
とっても簡単に飾ることができます。





まんまるな綿毛、サイコーです(≧∀≦)

まんまるな綿毛ってなかなかお目にかかれませんが、家で開かせれば簡単なのです。

眼から鱗!!!!!




ようするに、この状態↑で持ち帰り、お家に置いておけば勝手にまんまるくなってくれるのです。

茎つきで長く飾りたい場合は、上の写真のように茎に針金を通しておけば、くたっとすることなく保存できます。

あとは瓶に入れたり、グラスやお皿に乗せたり…
なお、瓶の選び方や、タンポぽの丈などはセンスが問われるところかもしれません(^^;;

考えたつもりでも
綿毛と綿毛が高すぎたり…_| ̄|○



まあ、そういうことを考えながら試行錯誤してチャレンジするから楽しいのかも。←自分を慰める。

瓶の底に敷いてあるのは「グリーンモス」などの名称で出回っている花材。わたしはダイソーで買いました。

いろいろ使えて便利です。
例えばこんなのとか↓



木の実の変わりにドライフラワー使えば春夏っぽい作品ななります。

かなりの量が入っていてまだまだ使えそうです。

綿毛に関しては金沢のギャラリー「光水土(ヒミト)」さんですてきな作品を見ていたのですが…


まさか、こんな風にして自分でも作れるなんて、思ってませんでした。
ちょっと調べればわかることだったのに…
(>_<)

綿毛つながりでは別のアーティストさんが、綿毛を使った素敵な作品を作ってらっしゃいます。


よかったら、皆さんもお部屋に綿毛を飾ってみてください。

もちろん風が吹いたり、触ったりすれば飛んでいってしまいます。その儚さもまたいいんですよね。

部屋を汚したくない方は瓶の中で飾ることをお勧めします。

作ってみると、綿毛が開いていく様子も見られて、新たな発見があるかもしれません







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梅染め〜梅の小枝で草木染め〜

2022-03-02 06:00:00 | クラフト



梅の季節もそろそろ終盤。飾っていた花が散り始めたので、片付けようと枝を折ると、なんと樹皮の下は花と同じ赤!ひょっとすると草木染めに使えるのかと実験したところ、ピンクがかった茶色に染まりました。



こちらがこちらが梅の枝。ゴミ箱に入れるために切ったり、折ったりしていたら、この色にびっくり。

早速細かく切って、クラフト用の鍋に投入。



やりたい気持ちが先走り、洗いもせずに煮始めてしまったのですが、ちゃんと洗って汚れを落とす方が良かったのかな?

緑の枝も入れ、1時間ほど煮詰めてみました。出てきた色は赤みがかった茶色?



桜染めを調べた時に、最初の液には黄色や茶色などが出やすいとあったので、残った枝でもう一度。



けっこう赤みがあって期待が膨らみます。

が、こちらも同じような色合い。



あくのようなものも出てきましたが、特に処理せず(^^;;

2日かけてこれを4回繰り返し、こうなりました。



色が変わったというより、明らかに色素が減ってきている感じ。

桜染めについて調べた時に、空気と混ぜると赤みが増すとあったので、ふってみたらものすごく泡立ち、泡が消えなくなりました(^^;;

サポニンが含まれているのかと調べてみましたが、特にそういう情報は見つからず、泡の正体は不明。

半年くらい煮炊きを繰り返し、熟成する赤みが増すとの情報もありますが、目の前にあるものを早く試したい!!

後ろからライトを当ててみたところ2番液が一番赤みが強かったので、これを使ってストールを染めることに。



ストールはこちらの格安品を使用



染液が少なかったので水で薄めて火にかけました。15分くらい煮たものがこちら。



おお〜。美しいピンク???

みょうばんでアルカリ媒染したところ、オレンジがかった茶色に落ち着きました。



こうなるともっと濃く染めたくなり、結局1番液から4番液まで全て使い(分けた意味なしw)、染めと媒染を繰り返しました。



完全な茶色ではなく、オレンジといえばオレンジ。ピンクといえばピンクがかっているような…。

この微妙な色合いが草木染めらしくていいのかな?



ストール自体がシルクと綿の混紡のため、染まり具合が違うのもいい感じなのかなと思います。面倒だったので精錬作業を省いたため、綿の部分は染まりが悪い(^^;;

光の加減で、写真ではリアルな色が伝わりにくいのが残念。

それにしても切り花を楽しんだ後に、さらに染め物を楽しめるなんて、お得な体験でした!!




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美しきピールアートの世界

2022-02-16 06:00:00 | クラフト



ピールアートという言葉に出会ったのは、金沢に遊びに行ったときのこと。普通は捨ててしまう果物や野菜の皮を生かしてオブジェを作り出す。内側にランプを入れると、果皮を通して漏れ出す光の色や形。それらの美しさに改めて気付かされました。



きっかけはインスタで見かけたギャラリーカフェHIMITO(光水土)さんの投稿。

HIIMITOさんはタンポポの綿毛を使ったアートが話題のギャラリーです。

たくさんな綿毛。それは幻想的で美し異空間でした。



ここのもう一つの目玉がピールアート!
この店の店主さんの命名のようです。

ピールって、つまりは果物の皮のこと。特に柑橘類の皮のことを指します。その砂糖漬けを指すこともありますが、この場合はそれとの関係なし(笑)

ピールアートというのは、つまり果物の皮を使ったアート。HIMITOさんでは野菜の皮も対象。



小さなスイカの器?
いったいどうやって乾燥させたんだろう…

メロンのあみあみもご覧の通り



すごいでしょ?
あみあみがバッチリ浮き出しています。

オレンジの皮は可愛らしく変身↓



玉ねぎなんて、そのまんまランプになっちゃってます。そして、その自然のままの姿がなんて美しいことか!!!



まだまだあります。野菜のランプ↓









果物や野菜の皮がこんなに美しかったなんて、新発見!!

こちらのギャラリーではオレンジのランプ作りが体験できます。

所要時間は60〜90分ほど



一番のポイントは果皮を傷つけずに果肉を取り出すこと。果皮が傷つくと、そこから傷んだりかびたりする原因になってしまうそうです。

果肉がうまく取り出せれば、後は「ハトメ」で好きなデザインに型抜きしていけばOK。



ギャラリーにはさまざまな形のハトメ型(ほぼ手作り)がありました。

完成〜!!!



抜き取った部分も針金に通せば、ミニリースとして使えます。

無駄にしないというのがこちらギャラリーのモットー。ピールアートは、普段は捨ててしまうものに命を吹き込むというアートでもあるのです。作品の美しさはもとより、このコンセプトもまた素晴らしい!!!



見せ方ひとつでご覧の通り!!!

撮影用にこんなお皿が用意されていました。この撮影装置が作品を輝かせてくます。



オレンジの皮が美しいランプに大変身(≧∀≦)

皮を型抜きしただけでもとっても素敵。しかもいい香りがします♪


これは自分でもできそうだなと、家に帰って挑戦しました



作り方は簡単!

オレンジ(ほかの柑橘類でも可)の皮を、型抜きし、しばらく乾燥させた後、押し葉の要領で、新聞やら雑誌に挟んで重石をかけます。そのまま乾かすと皮が反り返りますが。それもまたよし。

落ち葉より扱いやすいですが、水分は多いのでこまめに挟み直す方が綺麗に仕上がるようです。

出来上がった「押しピール(?)」に毛糸をつけてピールストラップ



これは子どもに大人気♪

リースのアクセントにもなりますよ↓




アジサイとオレンジピールのリース。

1年たっても柑橘系の良い香りがします。


果物や野菜の皮でできるピールアート。工夫次第でいろいろと楽しめそうです。




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