春分は二十四節気の第四の節。太陽黄経が0度のときで、3月21日頃。
柔らかな春の日差しに包まれる、そんな季節が春分。「春」を「分ける」と書くのは、「冬至」と「夏至」の真ん中という意味。いよいよ春も本番。生き物の活動はここから一気に加速します。自然観察が忙しくなるシーズンです。
〜二十四節気・七十二候とは〜
旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。