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YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

イガイガでまんまる〜2

2025-01-24 17:21:00 | 樹木
今年も木の枝先に、イガイガでまんまるなアレが目立つ季節になりました。

当ブログでなぜか人気なのがこちらの記事



なぜ、この記事が人気なのかは、分からないのですか、自分のブログを読むと最後の方に出てくる「人気記事」というところに、通年通してよく登場するのです

みなさん「イガイガ」で「まるい」物に興味があるのか、それとも何か別の意味があるのか?

それとも本当にこの実のことがきになっていらっしゃるのか???



確かにおもしろい形をしているなとは思うけれど…

特に今の季節は、葉か全て落ちた梢にぶら下がっているから気になりますよね。
…ってそれはわたしくらい???



まるで、ウニがぶら下がっているようではないですか!!!

こちらの木、モミジバフウといいます。



モミジのような形の葉をした「フウ」という意味。

いやいや、フウという木自体が漢字で書くと楓(フウ)。訓読みなら「カエデ」。つまりモミジのことなのに!?

まあ、そのあたりのことは掘り下げないようにしましょう。

ちなみにフウの葉はこんな感じ



3裂です。

原産地からフウを「タイワンフウ」、モミジバフウを「アメリカフウ」と呼ぶこともあるようです。

こちらがフウの実



モミジバフウと比べると毛(ではないけど)が長い感じです。




もう一つよく似ている丸いやつがこちら



イガイガはなくて、まんまるです。
フウの仲間は実の中に種が入っているのですが、プラタナスは種子と綿毛の集合体。

暖かくなる頃には、丸い形が崩れて、綿毛になって飛んでいきます。







葉がすっかり落ちた季節だからこそ、実や種が目立つんでしょうか?
そして、「イガイガでまんまる」記事が人気の秘密はなんなのか???

まあ、そんなことはどうでもいいんですけどね(^^;;





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ソテツについて調べてみました

2024-12-27 20:05:00 | 樹木
街角でソテツの種を発見。



うわ〜。南国感出てますね〜。

葉っぱの下のもしゃもしゃとした塊の中のオレンジ色っぽいものがソテツの種です。実じゃなくて種。ソテツは子房を持たない裸子植物。そのため果実は作れません。胚珠がむき出しになっています。



だいぶ乾燥して干からびているようですが、奥にはまだ艶やかな種子もありました。


オレンジ色が鮮やか!!
ヤシの木のような葉ですが、ヤシとは全く無縁のようです。シダ植物とも関係ありません。

ソテツは漢字で書くと蘇鉄。ヤシやシダよりもっと原始的な「裸子植物」です。

ソテツの名の由来や種子についてはすでにこちらの記事で紹介しています。
こんなところにソテツの種!! - YNWC的な日常

こんなところにソテツの種!! - YNWC的な日常

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そして、今回調べていると新たな発見。


ソテツの雌花

ソテツは雄株と雌株、雌雄異株なのですが、花が咲く時には、雄花も雌花も発熱するそうです。その際、雄花の方が温度が高くなっていて、それを嫌がる虫が雌花へ行くよう誘発しているとの説があるとのこと。

ソテツの雄花

温度は外気温より8〜11℃も高く、それにより臭気が強化されらという利点もあるようです。

これは調べてみたいなぁ。
来年への宿題!



ちなみに最近、ソテツを食草とするクロマダラソテツシジミが南下し、食害が広がっているようです。

これも温暖化の影響なのでしょうか?




今日は仕事納めだった方も多かったと思います。1年間、お疲れ様でした。
明日もいい日になりますように!


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アオギリの冬芽

2024-12-18 07:55:00 | 樹木
街角で見かけた、もこもこの冬芽。



たくさんの手を持つ「千手観音」のようです。もこもこのコートで覆われた冬芽は、寒い冬も安心して過ごせそう!

葉の落ち跡、葉痕に可愛らしい顔。
これが見やすいかな↓



にっこり笑顔に見えますか?
目や口に見えるのは、水や水に溶けた養分流すホース(道管)の跡です。

葉っぱを見ると、どうやらアオギリのようです。



ちょっと自信がないですが…。
アオギリなら特徴的な実がなるので、秋に確認してみたいと思います。


冬芽と葉痕の観察が楽しい季節になりました。
※葉痕は写真のイメージより、ずつと小さいものが多いです。



今日もいい日になりますように♪


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イチョウの黄葉

2024-12-16 07:00:00 | 樹木
イチョウが神奈川県の木に制定されたのは昭和41年だそうです。

その時候補に上がっていたのはにイチョウ・ヤマザクラ・ケヤキ・シラカシの4つで、県民の投票で決まったとのこと。お隣、東京もイチョウが都の木に制定されていることもあり、イチョウの黄葉はとても身近なものに感じます。この季節はいたるところが黄色に染まっています。


2017.12.11@日本大通り


2020.11.27@山下公園前


2024.12.13@神奈川県庁前

色づくのは例年立冬を過ぎて、本格的な冬が来る頃。11月下旬〜12上旬が目安ですが、年によってずいぶん差があるのが難しいところ。

イチョウは葉を落とす頃が最高潮ともいえます


2024.12.13@ブラフ18番館前

綺麗〜!!!

この季節の深みのある黄葉は、冬黄葉とも呼ばれるらしいです。日本語、素敵ですね。

3年間移り住んだ北多摩の黄葉も美しかったです



今日もいい日になりますように♪


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これなぁんだ?

2024-12-10 07:00:00 | 樹木
正解はヒイラギの花です。

ヒイラギは葉が特徴的なので、葉の縁のギザギザ(鋸歯)を見ればピンとくる方も多いかと思います。



ヒイラギという名は、葉のふちに触れると痛いことから、ヒリヒリ痛むという意味の「疼く(ひひらく)」が語源と言われています。節分の時に飾りますよね。

ところが、老木になるとこの鋸歯(きょし)が丸くなってくるんです。ややこしや〜。


4〜5月から出てくる新芽も、とても柔らかで痛くありません。



柔らかな赤子が刺々しく武装し、やがては丸くなっていく…。どこか人にも共通する???

ヒイラギは雌雄異株なので、木によって花の感じも違います。



画像が鮮明でなく申し訳ありません。タイトルの写真との違い、分かりますでしょうか?



右側の花は雌蕊が前に突き出ているのでめばな、左側は2つの葯がとても目立っているので雄花かと思われます。

いずれににしても葉のインパクトに比べると、花の印象がだいぶ薄い植物です。

ちなみに花の時期は今頃(11〜12月頃)ですが、暗紫色の実が熟すのは6〜7月頃になります。


クリスマスに飾る赤い実のついたヒイラギはモチノキキ科のセイヨウヒイラギ。

まったく違う種類なのだそうです。




英名ではずばり「クリスマスホーリー」。そもそもクリスマスはキリスト教の行事。その時に飾るセイヨウヒイラギは、キリストが処刑された時に身につけていたイバラの冠を表しているとのこと。緑の葉は永遠の命、赤い実はキリストが流した血なんだとか。


本日はヒイラギ豆知識でした!
ヒイラギの白い花、ぜひ探してみてください。



今日もいい日になりますように♪



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