YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

初挑戦!!白味噌作り!

2020-03-31 08:38:00 | 食べもの



ここ3年、教えていただいている味噌作り。

ご存知の通り、味噌は茹でた大豆と麹、そして塩からできている日本を代表する調味料の一つ。



菌の力を借りて発酵させることで、シンプルな素材が大変身。しかも長期保存が可能になります。先人の知恵はほんと、素晴らしい!!

味噌作りの工程はざっとこんな感じ↓



1 材料を用意
2 使う道具をアルコール消毒(焼酎使用)
34 麹と塩を投入
5 よく混ぜる(塩きり)
678 茹でた大豆を潰す(常在菌注入?)
9 機械で潰すこともできるけど手がベスト
10 丸めて空気を抜きながら詰める
11 ぎゅうぎゅう押して空気を抜く
12 密閉

これを半年以上置いておくと、夏を過ぎた頃には色が変わってきます。



↓↓↓↓↓



まったく別物!?
メイラード反応っていうらしいです。

これが赤味噌。田舎味噌です。
長期間保存が可能なため、材料が手に入る時期に大量に作っておくことができます。

「寒仕込み」という言葉がありますが、寒さが厳しい1月〜2月頃にかけて仕込むのが、発酵が緩やかに進行し、深みのある味になるそうです。また、空気中の雑菌の働きが鈍くなっているので、失敗も少ないとのこと。

10年くらい保存できるそうですよ。

一方、今回挑戦した白味噌は1〜2週間発酵させて完成になります。そのために麹の量を増やして作ります。半年くらいしか保存ができませんから、塩もたくさん必要でなく、甘めの味噌が作れます。

風味よく、味もまろやかな白味噌の欠点は、作り置きができないこと。「一度に大量作戦」はできませんから昔は1年中材料が手に入りやすい京の都で作られていたため、「西京味噌」と言われまいました。



と、前置きがかなり長くなりましたが、ここからが白味噌作り本番。

おもむろに登場したのは「まな板」。

白味噌は短い期間で発酵させるため、米麹の量が2倍ほど必要な贅沢品。この米麹が短期間でちゃんと分解するよう、まずは細かく刻むのです。 


うひゃ〜
面倒くさい!!!!!

米をちまちまちまちま刻むのですよ…

この単純作業を繰り返すうち、いつのまにか味噌への愛情が育っていきます。

「美味しくなーれ、美味しくなーれ」

心でつぶやきながら刻むこと2時間以上(初心者のため時間かかり過ぎ)。


あとは赤味噌作りと同じ手順。
赤味噌よりも少なめのお塩と混ぜます。



大豆は皮を取り除きながらよりクリーミーに潰します(これもひと手間)。

そして、塩きりした(塩と混ぜた)米麹と混ぜ合わせ、空気を抜いて袋詰め。


10日ほどするといい香りがしてきましたので、試食してみることにしました。

お野菜を煮て、白味噌と豆乳を入れた。
シチュー仕立てのスープ♪


ややや

…(๑>◡<๑)

これは美味しい!!!

もともと塩分控えめな味が好きなわたしは白味噌派なのです。飲み終わった後に麹の粒が少し残り甘酒のようでもあります。

面倒でしたが、こんなに美味しくできるなら悪くない!!

西京焼きにも挑戦です




白味噌に酒とみりんを入れてタラを1晩漬け込みます。

あとはそれを焼くだけ





手作りの赤味噌が入った野菜たっぷり味噌汁と、手作りの白味噌で漬けた西京焼きという、実に自己満足度の高いお膳です。

毎年味噌作りを教えてくれる友人の話によると、自分で仕込んだ味噌には、自分の常在菌が混じっていて、体に優しいんだそうです。

免疫力アップ間違いなしです!!










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雷乃発声(春分末候)

2020-03-30 17:21:00 | 七十二候

春分

☀️日の出/日の入り(横浜市)🌙月齢

(2020年)

3月31日 ☀5:31/18:01🌙5.7

4 月 1日 ☀️5:29/17:02🌙6.7

4月 2日 ☀️5:28/17:03🌙7.7

4月 3日 ☀️5:27/18:04🌙8.7

4月 4日 ☀️5:25/18:05🌙9.7

春分末候は雷乃発生。「春雷」という言葉もこの時期によく使われます。

冷たい空気と暖かい空気が入り混じり、大気が不安定なこの季節には雷も発生しやすくなります。


それと同時に「花冷え」なんて言って、暖かになってきた気候が一変、冬に逆戻りしたような気温になることも。

 雪が降ったり、雨でサクラが散ってしまたりした年もありました。

桜隠しの雪



まあ、それはそれで美しかったり…

さてさて、この季節。森の中ではこんな光景も。


どんぐりの芽生えです。どんぐりって、そのほとんどが子葉なんですね。外側の殻が割れ根が伸びて、本葉の赤ちゃんが顔をのぞかせています。

樹上ではクヌギの花も咲き始める頃。


房状の花は、あまり目立たないため、うっかりすると素通りしてしまいます。

この後、コナラやマテバシイなど、ほかのどんぐりたちも順次開花。秋へ向けて実を成熟させていきます。

種類によっては2年がかりで実を育てるものも。今年の秋もよろしくお願いしますよ♪

目立たないといえば、林床でひっそりと咲いているこんな花も。


ウラシマソウです。
釣り糸のように、ひょろりと出ている紐のような部分は「付属体」と言って、体の構造上、特に役割のない部位とされている不思議な器官。

このタイプのサトイモ科の仲間の花の作りは複雑でおもしろいです。

マムシグサの仲間に出会いました

目立つ花も、目立たない花も次々に花開くこの季節。

立ち止まって一つの花をじっくり観察するのも楽しいです。なんの植物がわかりますか?






見慣れた植物もも少し時期をずらすと、知らない姿をしていたり…

上の3枚の写真
上から順にオニノゲシの蕾、パンジーの蕾、ギボウシの芽出し。

写真はすべて2019年以前のもの。植物たちが一斉に芽吹く美しい季節ですが、今年はコロナ騒動でなかなか出かけにくい状況です。

もっとも、これまでの写真を整理するにはうってつけですかね。各地で咲いているであろう花々のことを思って、免疫力アップです(*^_^*)





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桜満開!悩める週末

2020-03-30 07:00:00 | 雑感・お知らせ



某有名カフェ店も休業となった、外出自粛の2日間。

徒歩圏をてくてくお散歩。



秋にまんまるのどんぐりを落としてくれるご近所のクヌギの木。

いつの間にか花盛り。



クヌギの実(どんぐり)は有名ですが、この季節(今年はかなり早いですが)に花が咲いていることはあまり知られていないようです。

駐車場にはカロライナジャスミン



黄色い花は元気が出ますね。

外出自粛要請になって、花見も自粛。たしかに宴会や遠出、人混みは避けるべきだと思うけれど、自宅からの徒歩でのお散歩も問題?

必要とはいえスーパーマーケットへ行く方がよほどリスクがあるような…

でも、ネット上では「外出そのもの」への批判も高まっていて、何が良くてダメなのか、ちょっと判断に悩んだり…。

近所の公園ではソメイヨシノがすでに満開










驚くべきは、昨年の台風で折れた枝や、倒れた木にも花がつき、それらが開花していたこと。

命の底力





切り株からも咲いていました。


すっかり枯れたように見えた株からも
それにしても昨年の被害はかなりのもの。

倒れて撤去され見通しが良くなってしまった斜面も(T . T)


でも気づけば、まだ幼木だった枝垂れ桜が徐々に成長していたり…



同じように見えても、こうして少しずつ世代交代を繰り返しているのが自然なんですね。

季節の歩みは止まることがないですが、その中で命の輪が巡っているんだなぁ…。



正直なところ、1週間先がどうなっているのか見当もつかないご時世です。どう行動すべきか、自分と他人の判断が違って戸惑ったりもします。

知識不足、情報不足、常識不足?

でも今回のことで、常識っていうのはつくづく狭い範囲の約束事なんだなって改めて感じています。

そして常識と言われるものは、常に流動していること。

ありきたりですが、自分で判断し、その行動に責任を持つことって、本当に大切なんだなって思います。そのためには見聞を広げ、勉強しないと…

さて、今週も今できることをできる範囲で!




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桜隠しの雪〜おまけ〜

2020-03-29 18:52:00 | 



暑さ寒さも彼岸まで…
なんて言葉もあるのに…

まさかのお彼岸すぎの積雪 
しかも4月前にソメイヨシノは一部でら満開になり、ヤマブキが咲いたり、モミジやミズキの若葉が展開したり…




もう季節がめちゃくちゃ。

桜に降る美しい雪の様子はすでに紹介しましたので、この記事はおまけ編。
前回の記事はこちら



雪をかぶったヒメオドリコソウ。
お面をかぶったもののけ姫に似てなくもない…

分かるかなぁ…(笑)




こちらはドウダンツツジの分枝する元のところに溜まる雪。

うまく表現できてないんですが、すべての枝分かれの部分がみんな同じようになっていて面白かったのです。



舞い落ちるのは、雪なのか…、桜の花びらなのか…。

最後は、「豚を抱く少女」
もう題材そのものが謎なんですが…


寒そうでした…。
とっても…。

花壇のチューリップも…。


しかしながら、火曜日からはまた初夏のような気温に戻るとのこと。

目まぐるしいな〜








というわけで。当ブログも目まぐるしく今日は3回更新です(笑)

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桜隠しの雪

2020-03-29 14:13:00 | 歳時記



天気予報通り、午前中はだいぶ降りました。

三ツ池公園の一部のソメイヨシノはすでに満開。そこに雪が降るだなんて、もうびっくりすぎです。



雪のピークを狙って出かけてみると、新型コロナ以前の問題で、人影はほとんどありませんでした。

ちなみに昨日もお花見散歩に行ったのですが、ブルーシートで宴会という姿はなかったものの、家族連れやカップルでかなり賑わっていました。まあ、換気は抜群だし、そこまで人と接触もしないし、散歩は健全でいいなって思います。

でも、どうせなら…
今日こそレアなお花見のチャンスなのになぁ〜











何とも幻想的な光景

こんな光景はそうそう見られるものじゃありません。

せっかく咲いた花たちには災難でしたけど。








里山の風景にも雪は似合います。






今シーズンは雪景色はないのかと思っていたら、まさかのまさか、シーズン外れにやってきましたね∑(゚Д゚)

横浜はすでに雨に変わり、あっという間に雪をとかしているところですが、他の地域、雪による被害は大丈夫だったのでしょうか?

「桜隠し」というのは、上信越から東北で使われる地方独特の季語だそうです。日本語の美しさがこれでもかというくらい発揮されている言葉だなって思います。

雪には浄化作用があると言いますから、いま世界に蔓延しているウイルスや人々の不安も隠してくれたらいいのに…









雪景色見たよーっていう方はこちらもよろしくお願いします↓

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