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スポーツ界の騒動で、知りたいことは「真実」

2018-09-26 16:39:53 | スポーツ

昨日、貴乃花親方が日本相撲協会に「退職届」を提出した。
退職理由は、「日本相撲協会からの重圧」ということのようだ。
日刊スポーツ:貴乃花親方、退職届の理由「協会の有形無形の重圧」

相撲については、ここ数年親方や力士による暴行事件などが毎年のように報道され、場所の話題よりも暴行事件の話題のほうが世間の注目を浴びているのでは?と、感じるほどだった。
もちろん、本場所中は取り組みの結果などがスポーツニュースや全国紙のスポーツ面で大きく取り上げられるのだが、それよりも話題として取り上げられるのが、一連の不祥事?なのだ。

今回の貴乃花親方の引退には、相撲協会が今年7月に決めた「親方は必ず一門に所属しなくてはならない」という、約束事があったからだという。
一部からは「相撲協会による貴乃花親方締め出し」の為の約束事なのでは?という、指摘がある。
それにしても、何故これほどまでに相撲協会と貴乃花親方と対立をするのだろう?
何より、貴乃花親方は退職し、引退をすると会見まで開いているのに、相撲協会側は「書類不備」ということで、受理をしていない。
傍で見ていると「蛇の生殺し」のような、印象を受ける対応だ。

と同時に、今年に入ってから相次いでスポーツ界で起きている騒動と、根っこの部分では同じなのでは?という、気もしている。
日大ラグビー部のラフプレー、レスリング、体操、ウェイトリフティングなど、一連の騒動の指導者たちの多くは「昭和のスター選手」だった。特に体操とウェイトリフティングに関しては、かつての名選手でありお子さんたちも同じスポーツで実績を残されている、いわゆる「親子鷹」のような関係にある。
そのため、親子ともども注目を浴び、スポーツ指導などについても、話題になってきたはずだ。
にもかかわらず、何故今頃これほどまでに問題が発覚するのだろう?
そして、いつまでたっても解決した、というよりもグダグダとうやむやになっている(ような気がしている)。
その最たるものが、今回の「貴乃花親方VS日本相撲協会」かもしれない。

貴乃花親方と日本相撲協会との軋轢(?)は、今回の一連の事件が発端ではない(と思っている)。
随分前から、貴乃花親方と日本相撲協会との間には、相撲に対しての考えの食い違いがあり、今回の事件がその溝をより大きくさせた、という印象がある。
その結果、貴乃花親方が退職→引退ということに追い込まれたのだと思うのだが、相撲協会側の説明も貴乃花親方の説明も、何だか釈然としない。
ここまでくると、相撲ファンではない私などは、何が何だか訳が分からなくなってしまう。
おそらく多くの人たちは「それぞれの言いたいコト」を知りたいのではなく、「何があったのか?」ということが知りたいのではないだろうか?

今回の「貴乃花親方VS相撲協会」という問題だけではなく、今年起きた一連のスポーツ界を揺るがしている問題全てに共通することは、多くのスポーツファンが知りたがっている、「事実と真実」を明らかにすることだと思う。
それが、問題解決の糸口となり多くのスポーツファンを再び呼び戻すことになるのでは?




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