日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

面白い取り組みだからこそ、プラスアルファのサポートが欲しい

2022-08-14 21:41:23 | ビジネス

お盆休みで、実家に帰省している。
そのため、エントリができたり・できなかったりになるので、ご容赦いただきたい。

朝日新聞のWebサイトを見ていたら、「面白い取り組みだな~」という記事があった。
朝日新聞:住宅建材で余った木材、DIYにどうぞ「残材BANK」広がる 

「コロナ禍」になってから、住宅建材が不足しており「国産木材バブル」と呼ばれる状況が続いている、という。
その理由は、海外からの安い住宅建材用の木材輸入が滞っており、国内木材の需要が高まっている、という状況があるからだ。
だからと言って、住宅建材用の木材は工業製品ではないので、需要に応じた生産体制が組めるわけではない。
まして、長い間日本の木材需要は年々低下していたこともあり、日本の林業そのものが衰退の傾向にある。
そのような中で起きた「国産木材バブル」ということなのだ。

もちろん、今回のような「国産木材バブル」が起きる前から、自治体によっては「県内産木材を使って住宅を建てる場合、補助金を出す」等の林業の支援策を取っている自治体も少なくなかったはずだ。
そして上述したような「コロナ禍」で起きた、輸入木材の減少により国内産住宅用建材としての木材需要が高まったことで、今回のような「住宅建材用の木材の余剰」という現象が出てきたのだろう。

住宅用の木材ということもあり、既に製材・加工がされているということを考えると、DIY向きということはわかる。
サイズもバラバラであっても、DIYをする方にとっては「アイディア次第」という楽しさもあるだろう。
ただそのようなDIYが楽しめる人は、もともとDIYが趣味という場合が多いのでは?
確かにYouTube等を見てみると、「DIY初心者が、家をまるっとリノベ」というような動画をいくつも見る事ができる。
そのような動画を見ると、DIY経験が無くてもちょっとした大工仕事位できるのでは?という、気持ちになる動画視聴者もいるかもしれない。
しかし、その気持ちとは裏腹にDIYをするための道具扱いに、まず慣れる必要があるのでは?ということなのだ。

今はホームセンター等に行くと、様々な大工道具が並んでいる。
そして優しい店員さんが、いろいろアドバイスをしてくれたりもする。
問題なのは、その先だ。
道具を買い、いざ!やってみようと思っても、なかなか思うようにいかない、という場合が多々あるのでは?という、ことなのだ。
建築資材を安価に提供するのであれば、大工さんやホームセンターと共同でで「犬小屋のつくりかた」のような小さな物を作る、という講座のようなものを開く、ということがあればもっと、需要が起きるのでは?という、ことなのだ。

「犬小屋」というのはあくまでもわかりやすい一例として書いたのだが、DIYをするのであれば、建材となる木材選びから、道具の使い方等を知る事で、よりDIYが楽しくなるのではないだろうか?
その楽しさを伝える、ということも含め残った建材を廉価で販売をする、ということになれば、DIYそのものへの興味関心を持つ生活者層も広がり、国産建材の下支えとなる新たな客層をつくることができるのでは?と、考えるのだ。




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