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PC、タブレット、スマートフォン・・・通信機器が溢れるのか?

2011-09-24 20:36:14 | ビジネス
Yahooのトピックスに、アマゾンが来週なにやら発表をする、とあった。
トピックスの記事にもある様に、おそらく発表されるのは「Android搭載のタブレット端末」だろう。

タブレット端末と言えば、つい先日ソニーも発売をした。
実際、商品を見ていないし、たとえ見たところでその性能や使い勝手と言ったことが、分かるとは思えないほどの「IT音痴」なので、「そうか・・・」と言う程度。
シャープが昨年発売した「ガラパゴス」の販売中止を発表したコトも話題になったが、中止のプレスリリースをよく読むと「電子書籍市場からの撤退」では無く、「直販の撤退」というコトであって、むしろタブレット端末に対しては積極的に投資をしていきたい、とも受け取れる内容だった。

この連休中、用事があり家電量販店に出かけるコトがあった。
たまたま通りすがったPC売り場で、女性が「私が買ったパソコンなんて、20万以上したのに、今のパソコンは半値以下で私のモノよりも高性能。何だかな~って感じ」と話していた。
確かに、私が初めて買ったPCと今のPCとでは、価格も随分と安くなり(たぶん1/3程度)、遙かに高性能で軽量化された。
使い勝手という点では、雲泥の差がある。

ただ、ここ数年のというかi-phone 登場以来、ものすごい勢いで進んだ感のある通信機器の進化に、驚きだけでは無いある種の懸念を持っている。
それは「通信機器が家中に溢れる」と言うコトだ。
「別に問題無いんじゃ無い」と言われると思うのだが、溢れる通信機器を操作する人間が、どれほどその通信機器と上手に付き合うことができるのか?と言う点と、似たような通信機器を複数持つ意味はどこにあるのか?と言うコトなのだ。

と言うのも「通信」で得られる情報は、スマートフォンであってもPCやタブレット端末であっても、その内容は限らたほぼ同じ内容のモノだ。
もちろん、使うツールに応じてカスタマイズをし、上手に使いこなしている方も多いとは思う。
でも、「どのツールで情報を得るのか?」という違いだけで、その内容は同じ、と言う点を忘れてしまっては意味が無いのでは?
大切なコトは、情報を得るコトではなく、その情報を読み取り、考えると言うコトだと思うのだ。

紙に始まった情報の伝達は、ラジオや無線を経て、テレビへと移っていった。
テレビの登場は「映像伝達」という意味で、社会的影響が大きかった。
それが、PCやタブレット端末、スマートフォンの登場で、メディアの主役が個人へと移っていった。
だからこそ、ツールではなく情報の中身や情報を読み取るコトが大切なのでは?
と同時に、コミュニケーションのあり方も、溢れる通信機器を前に考える必要があると感じている。


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