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身近になりつつあるAI

2016-05-21 22:18:29 | トレンド

今年の経済関係のキーワードの一つとなりそうなのが、「AI」ではないだろうか?
「人工知能」の事なのだが、これまで「AI」と聞くと遠い存在のように思われていたように感じる。
どうやら、案外「AI」そのものは、身近な存在となりつつあるかもしれない。

先日FMを聞いてたら、5月初旬に販売されたスマートフォンのランキングの発表をしていた。
リポビタンDトレントアイズ:人工知能、高速起動、VR夏の最新スマートフォンをチェック

今や「スマートフォン無しでは、生活ができない」という方は、多いかもしれない。
そしてスマートフォンは、年に3、4回「新商品発表」をしている。
10年ほど前は、PCがそのようなサイクルで「新商品」が発表されていたが、今ではすっかりスマートフォンばかりが注目されるようになってしまった。
そのくらい「短期間で新商品」が出てくるとなると、新商品の機能そのものもシーズンごとに何等かの機能的な進歩や付加価値が加わっている、と考えたほうが良いだろう。

そして今年の夏機種に関していえば、最注目される機能の一つが「AI」だという。
既にシャープが発売する「アクオスフォン」には、この人工知能を搭載しているという。
スマートフォンそのものを生産しているメーカーは、国内に限って言えばシャープとソニー位で、日本のメーカーは2011年ごろから次々と撤退をしている。
撤退という訳ではないかもしれないが、「新商品」を発表していないようだ。

ただ、今回シャープが「AI」を搭載したスマートフォンを発売したことで、様々なデジタルツールと結びついて「暮らしのサポート」を、スマートフォンがするようになるかもしれない。
紹介した番組にもあるように「学習するコトで、人の行動をサポートするスマートフォン」になっていくのがスマートフォンだとすると、ユーザーが広がる可能性も高い。
特に高齢者やお子さんのように、一見「行動予測ができない」と思われる人たちの行動データが蓄積されるコトで、事故予防を呼びかけるような機能が加わるかもしれない。
一方では、ペットの見守りだけではなく、餌のスケジュール管理などをスマートフォンと結びつけることで、外出時のケアなどができるようになるかもしれない。

そう考えると、「AI」そのものは、すでに身近になっているのかもしれない。