これぞ名古屋人気質？-ミッドランド・スクエアに見る購入志向-

今日の産経新聞のＷＥＢサイトに、名古屋人、やはりゴージャス志向？ミッドランド好調１カ月という記事が掲載されている。
東京では、防衛庁跡地にできた「ミッドタウン」がオープンし話題となっているが、一足先にオープンした名古屋の「ミッドランド・スクエア」がとても好調のようだ(名前は似ているが、ミッドタウンのウリは「職・住が近い」のに対し、「ミッドランド・スクエア」は、駅前のオフィスと商業施設)。
オープン１ヶ月経っても、有名な飲食店は平日でも行列ができ、名古屋初出店の海外ブランド店は、連日多くの人が来ているといわれている(実はまだ行っていない)。
この好調さを「トヨタの好調」と結びつける傾向があるが、それだけではないような気がする。

この産経新聞の記事内にある
「名古屋の人は見た目が派手で値が張るものが好きなようだ」
と言う「ディーン＆デルーカ」店長のコメントが、名古屋人気質をよく現しているように感じるのだ。
「名古屋の結婚式が派手だ」と、言うのは有名(？)だと思うのだが、結婚式が派手と言うわけではない。
むしろ、引き出物のコトなのだ。
引き出物は、「重い、大きい、見栄えがいい」が基本と言われている。
最近では、遠方から来る参列者のことを考え百貨店などの「ギフトカタログ」という場合もあるのだが、それでも引き出物の数が多いと言うこともあり、参列者は、それなりの大きく重たい荷物を持って式場を後にすることになる。

その基本的志向は、様々な生活場面などにもあらわれる。
来客用の珈琲セットやティーセットなども、デコラティブなモノのほうが人気が高い傾向がある。
それを具体的に現しているのが、先の「ディーン＆デルーカ」の店長さんの言葉へと結びついていくのだ。
総ての名古屋人が「見栄え重視」という訳ではない、だが名古屋の好調さを支えているある意味この「名古屋人気質」だとも言えると考えているのだ。