今日、新聞の夕刊にトヨタ自動車が8年間にも渡り、リコールを怠っていたというニュースが、掲載されている。
このニュースを聞いて、三菱自動車のリコール隠しを思い出した人も、多いのではないだろうか?
三菱自動車のリコール隠しは、企業業績を悪化させただけではなく、社会そのものから三菱自動車というブランドそのものを大きく傷つけた。
その後遺症は、今でも続いているように感じている。
テレビCMなどでも、「新しい三菱自動車」をアピールしているが、生活者が求めているのは「新しい三菱自動車」ではなく、「(生活者に)誠実な企業」という姿勢である。
生活者が「安全なクルマ作り」を求めていると、考えているようであれば、また同じコトを繰り返す危険性があるように思っていた。
そんな時に、今度はトヨタ自動車である。
「トヨタ自動車」といえば、1兆円以上の収益を上げる「日本1の企業」といっても、過言ではないだろう。
「そのトヨタが・・・」という、気がしないわけでもない。
トヨタ自動車が国内での市場を拡大させることが出来たのは、買い手を意識していたからだ。
その昔、トヨタ自動車のキャッチフレーズは「ファミリーカーのトヨタ」だった。
「技術の日産」が売上不振となる中、トヨタは「ファミリー」という「使い手側を意識した戦略」をとってきたはずだ。
それが「Fun to Drive」だったり「Drive Your Dreams」という、フレーズに込められた企業メッージだったはずなのだ。
ただ、トヨタの場合「自動車」の魅力よりも「販売店の力」による売上拡大、ということも言われてきた。
自動車を運転しない私でも、時折友人達から聞く販売店のディズカウント=下取りなどは他社よりも大きかったと記憶している。
もちろん、人気車種などの条件があるとは思うのだが、「トヨタ」というクルマに魅力があるのではなく、「販売店のきめ細やかなサービス」で購入していた人も少なくないということは、しばしば耳にしてきたことだ。
とすれば、今回トヨタ自動車がしたことは販売店に対する裏切りでもある。
三菱自動車のリコール問題でも、一番苦しい立場となりお客様から批難を浴びたのは、販売店=ディーラーだった。
トヨタ自動車の1兆円の収益を支えているのは、お客様と直接顔をあわせ商談をし、様々なサービスを提供している販売店であるディーラーなのだ。
そんなことは、十分承知していたはずのトヨタが起こしたこの問題は、「世界のエクセレントカンパニー・トヨタ」でさえも、「現場」を忘れていたということなのだろう。
このニュースを聞いて、三菱自動車のリコール隠しを思い出した人も、多いのではないだろうか?
三菱自動車のリコール隠しは、企業業績を悪化させただけではなく、社会そのものから三菱自動車というブランドそのものを大きく傷つけた。
その後遺症は、今でも続いているように感じている。
テレビCMなどでも、「新しい三菱自動車」をアピールしているが、生活者が求めているのは「新しい三菱自動車」ではなく、「(生活者に)誠実な企業」という姿勢である。
生活者が「安全なクルマ作り」を求めていると、考えているようであれば、また同じコトを繰り返す危険性があるように思っていた。
そんな時に、今度はトヨタ自動車である。
「トヨタ自動車」といえば、1兆円以上の収益を上げる「日本1の企業」といっても、過言ではないだろう。
「そのトヨタが・・・」という、気がしないわけでもない。
トヨタ自動車が国内での市場を拡大させることが出来たのは、買い手を意識していたからだ。
その昔、トヨタ自動車のキャッチフレーズは「ファミリーカーのトヨタ」だった。
「技術の日産」が売上不振となる中、トヨタは「ファミリー」という「使い手側を意識した戦略」をとってきたはずだ。
それが「Fun to Drive」だったり「Drive Your Dreams」という、フレーズに込められた企業メッージだったはずなのだ。
ただ、トヨタの場合「自動車」の魅力よりも「販売店の力」による売上拡大、ということも言われてきた。
自動車を運転しない私でも、時折友人達から聞く販売店のディズカウント=下取りなどは他社よりも大きかったと記憶している。
もちろん、人気車種などの条件があるとは思うのだが、「トヨタ」というクルマに魅力があるのではなく、「販売店のきめ細やかなサービス」で購入していた人も少なくないということは、しばしば耳にしてきたことだ。
とすれば、今回トヨタ自動車がしたことは販売店に対する裏切りでもある。
三菱自動車のリコール問題でも、一番苦しい立場となりお客様から批難を浴びたのは、販売店=ディーラーだった。
トヨタ自動車の1兆円の収益を支えているのは、お客様と直接顔をあわせ商談をし、様々なサービスを提供している販売店であるディーラーなのだ。
そんなことは、十分承知していたはずのトヨタが起こしたこの問題は、「世界のエクセレントカンパニー・トヨタ」でさえも、「現場」を忘れていたということなのだろう。