笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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ロンドンハーツ 有吉先生の進路指導

2010年08月20日 | 面白い女性
面白い面白い!

ってだけの感想だったら、
もう書く必要はないな。
と思っておりました。

芸人の有吉弘行さんのすばらしさを
お笑い好きのひとは
大いにほめたたえるでしょう。

だから
これも書く必要はないのです。

わたしは
何で書くか。

そうです。
ウーマンリブ目線です。

今週のロンドンハーツは
「まだ間に合う!有吉先生のタレント進路相談」と題し、
悩める女性芸能人のマネージャーさんから
依頼を受けた(という体)で
有吉さんが
今後の方向性を示唆する。
という
ものすごく
有吉さまを祭った企画でした。

ご出演は
磯山さやか
夏川純
熊田曜子
大島麻衣
はるな愛
上原美優
の六名
とそのマネージャーさん。

有吉さんは
一時間仕事しっぱなしです。
抑えるところと
かみつくところの
バランスも見事ながら、
先日もいいましたが、
言葉のチョイスもすばらしいです。

それは
いったん置いておきましょう。

これみて、
わたし
ムカついちゃったのです。
面白くて
笑ってるし
ほうほうと笑いの技術に感心してもいる。
だけどさ

アリヨシバカリ
ノサバラセテ
イイノカ
オンナドモ

という電光掲示板が
脳裏をゆっくりよぎりました。
そもそも
出演者のグラドル(もどき?)たちが
分かりやすすぎるのです。
有吉さんの敵ではない
というか。
上原さんは
かみついて
「だまれ!」
と言われて黙りました。
要するに
キャスティングが
ゆるい。

もっと口のたつ女はいないのか!
民衆たちよ。

と、声高に叫ぼうとして
ベランダの窓をあけたところで
気がつきました。

いちばん座りのいい位置で
安全でいるように
防御策を張っていたのは
有吉さん自身である。
ということです。

自分の用意してきたセリフ
もしくは
自分のキャラを最大限に生かせる位置を
保つために
有吉さんは
たとえば
マネージャーさんの耳をふさいでみたり
AKBにはやさしくしてみたり
はるな愛ちゃんにはきつめに黙らせたり
先に回りして
すべて
事が運ぶよう入念に準備されていた様な気がします。

ええええ。
もちろん、妄想です。

でもさ、
有吉さんは完全に安定期を継続する気でいる。
もう冒険する気はない。
長く細く生き残る。
っていうつもりだ。
ただ毒舌を期待されるので
それを演じているにすぎない。
これを演じるためには
ものすごい高度な技術が必要ですけど、
それでもさ

「落ち目のグラドルアイドルに
 毒舌をぶちまける
 有吉」

という構図が最初から用意されたものだ
って思うと
なーんか気にくわないのよね。

ロンハーは
女性のおもしろさを引き出しはするけど
女性を決して尊敬していないよね。
基本、バカにしてんのよ。

「いやいやそんなことはない」

…そうよね。
そんな人でなしは
いないですわよね。
この企画を考えたひとは
有吉さんの面白さを引き出すために
落ち目を利用しただけだよね。

このくらいで
満足してやんねーぞ。おらおら。

そんなことを
思いました。
あら、
言い過ぎた?
面白いは面白いんだよ。
ただこっちはもっと
ヒリヒリ辛いものが見たい。
そんな贅沢病。
テレビを楽しんだ方
ごめんなさい。

面白かったけど。
面白いと
気にくわない
って違うラインだから。

では今日はおやすみなさい。

思い浮かんじゃったから
今日は夜更かし。