自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

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我が家のコロナ自宅療養、お隣中国共産党ゼロコロナ政策下の人々

2022-04-07 10:04:18 | おっさんの中国一人旅終了?に伴って、もっと日本を旅します。

コロナの前に、熊と共生?する今の札幌の話。

3月27日(日)晴れ 

前回3月14日(月)三角山縦走。 11:55

同じ日午後、登山者から市へクマの冬眠穴情報、知らぬが仏?。

15日調査に入るも冬眠穴特定できず、立ち入り禁止解除。人の話し声や車の騒音も届く所での冬眠など・・・、2週間近くも経ってるし天気もいい(手稲北尾根に偵察行ったのですがまだ駐車場は雪、登ってる痕跡?・・では無理)ので帰宅して三角山へGOです。

冬眠穴この下200m? 

1㌔地点の大倉山では縦走路の横までリフトで観光客?が。熊穴はこの中間点?

休憩なし6時間強の遠歩?ところが4日後(3月31日)に大騒ぎ!

 

野生動物との共生?生存域がラップしている現状で誰がクマに言い聞かす?去年住宅街で突然後ろから襲われてる映像を見て、なお共生を・・・。ラジオ、鈴、呼子、ナイフ・・、やはり熊スプレーか(用品店では品切れ!)。。

それにしても、残された2匹の子熊、危害を加えないのでそのまま!見守るそうです(親クマから離れた子熊は2週間ともたずに・・・)、これって共生?

 

時を同じくして我が家のコロナ!これを閲覧の方へ少しでも参考になればと、自宅療養なる実態の一端?を紹介します。

孫と同居の3人(いや4人・・)家族。

彼女早々と2月初めに学校推薦で希望校?に合格。張り詰めた受験競争を乗り越え・・・(私達二人?いやかみさん無事責任を果たし安堵の日々?)。

3/30 朝 彼女喉に違和感 街まで車で送り 夕 37.7発熱

3/31 朝 38.9喉痛み、発熱外来問い合わせ、11:00リモート診療、判定検査に出頭 15:00陽性連絡(抗体検査?以後保健所で対応と) 処方薬(トローチ、抗生物質)夕 38.8。

   私ら2人 無症状濃厚接触者?(自主認定、以後も保健所から接触無し!)

4/1 37.8 喉痛みで睡眠不能 14:00保健所から本人確認のみ、追って聞き取りに入る旨 

4/2 36.8 8:30最初のSM・ホテル療養希望、9:30TEL 陽性通知 喉の痛みで会話不能、代理病状報告。睡眠不能。

4/3 36.6 以後Googleフォーム病状報告 喉の痛み 14:20TEL 自宅療養指示 夕 36.7

4/4 36.7 痰絡み・鼻詰まり・むせる 夕 36.7 

4/5 36.6 痰絡み・体調回復傾向 10:30大学入学式リモート参加

4/6 36.6 痰絡み

4/7 36.6 体調回復 8:45リモート授業

4/8 36.5 症状なし 9日間自宅療養最終日?、保健所から連絡来るのでしょうか・・・。

4/9 36.6 15:20 SMによる療養終了通知

保健所の看護師による毎日の健康観察はありませんでした(平熱になってたので???)。

4/8現在自宅療養セットはまだ届いていません、また罹患初期に心配した血中酸素濃度ですがパルスオキシメーターは話題にもならず。別所帯の娘達もコロナ陽性になったが、療養が終わってセットが届いたと。

札幌市のコロナ対応、肝心の初期対応で保健所の顔が見えない!毎日1,000人、抱えてる対象者10,000人近い人では手が回らない?それは理由にならないんじゃ・・・(2年、6波です)。

単に組織が機能していないだけだと、要所要所責任者の自覚欠如だと類推します。

私達が3度目のワクチンから1か月程(2/23 2/27)で効果最高の時?だから、無事罹患することもなく(無症状感染者かも?)介助できたのが不思議な気持ち、家庭内隔離?、やってる感覚でしかできないのが実情。

札幌市は経済を回しながらコロナにも対応しようとしてる?(放棄してる感じです、秋元課長!)、それにふさわしい人材の配置こそ急がれると感じます。自治体によって違う?東京は手厚いそう(フム!残念!)。

札幌市のコロナ関連のURLから参考にした資料掲示します。

今の状況を見てると次もありだなと、その時もまた自らの命、自ら守ることになるのでしょう。残念ですが!!。相談窓口#7119は機能していません。

 

 

私たちはケース7かと。

 

 

「自宅療養のしおり」2、3ページ掲載 

  

 

「家庭内の感染対策」全6ページの内1ページ目

 

 

追伸:昨日(4月10日)午後に待望?の自宅療養セットが届きました。丁寧に秋元市長のメッセージ付きで。段ボール箱3個です!自宅療養解除後に!「課長!シッカリしてください!」、上海の人達が聞いたら・・・。

 

 

 

日本では理解できないお隣中国のコロナ対応とそこで暮らす中国の人々(まさに共産党の犬と追い回されるサイレントシープ?)。

日本でのコロナ対応が良いと言うつもりはありません(だんだん解らなくなってきました)、が、羊のように追い立てられたくはない。

こんな社会国家が近い将来?何を要求してくるのかを想像して・・・。

 

ダイヤモンドオンライン 2022.3.25 3:57 王 青:日中福祉プランニング代表 DOL特別レポート

中国のコロナ対策優等生だった上海で「日本をうらやましがる人」が増えるワケ

「封鎖」されている上海市内のマンション 写真:片山健一氏提供(見える限りの建物が対象です)

中国・上海で新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が拡大している。これに伴い、上海では公共施設や観光スポット、医療機関などが閉鎖され、小規模な地区ごとに町を「封鎖」するなど、実質的なロックダウン状態に陥っている。これまで「コロナ対策の優等生」とみなされてきた上海だが、市民の間には鬱憤(うっぷん)がたまっている。(日中福祉プランニング代表 王 青)

上海が実質的なロックダウン状態に、「封鎖」が一向に解除されない地区も……

新型コロナウイルスの感染が再び中国各地で拡大している。これまでコロナ感染対策で都市としての管理・運営能力が高いと称賛され、全国の「見本」となっている上海市では、今、オミクロン株の感染拡大が深刻だ。地域ごとに「閉鎖」して、人々の行動を制限する政策を強行している。「閉鎖」の通達が出れば、多くの市民は時計が止まったかのように、その時点の居場所にとどまるしかない。自宅や会社などに閉じ込められて、一歩も外に出られない状況になるという。中には、買い物に出かけたショッピングセンターから2日出られなかったり、小学校にいた児童が家に帰れなかったりといったケースもある。

3月12日に上海市政府は「全ての小中学校・高校、幼稚園・託児園を休校・休園とする」と通達した。そして、観光スポット、映画館、図書館などの公共施設を含め、一部の医療機関も閉鎖した。

現在(3月25日)、感染者および濃厚接触者の住居地や滞在した場所の地域は「中高リスク地区」や「重点地区」と指定され、その周辺の地域も含めて順番に閉鎖し、大規模なPCR検査が行われている。昼夜を問わずPCR検査を受ける長蛇の列の写真がSNS上には多数アップされている。陽性の場合は、例え軽症でも、すぐに医療施設に送り込まれて隔離される。現在は既存の病床がいっぱいとなり、仮設病院を増設しているという。

上海市は、リスクのある「小区」(マンション数棟の区間、塀に囲まれていてゲートがある)を48時間封鎖、その間PCRの陽性者が出れば、さらに14日間、封鎖の期間を延長する方針だ。しかし、市民からは、「もうすでに何度も48時間が経過しているが、解除される気配がない。説明が一切ない」と怒りの声が上がっている。

仕事で上海に住む日本人の片山健一さんは、自宅マンションが封鎖されて8日がたつが、いまだに封鎖が解除されないと話す。

「このマンション内では感染者がいないため本来であれば48時間単位で封鎖解除となるはず。しかし、(小区よりも広い)コミュニティー単位での管理となってしまったため、この地区内のどこかの小区で感染者が数人出たら他の問題ない小区でも封鎖継続という厳しい政策が取られている。正直、感染者が出て自分がクビになるのが怖い役人が、いたずらに時間を引き延ばして意味のないPCR検査を繰り返している感じがする」(片山さん)

中国最大のSNS、ウィーチャット(WeChat)上では、現地の人たちの間で「封鎖」がキーワードとなっており、現地の状況や情報が公開、交換されている。

「うちの両親はもう85歳なのに、夜中2時に職員に起こされてPCR検査に連れて行かれた。雨が降っているし、寒くて震えた……」

「先ほど封鎖解除となったが、3時間もたってないうちに再び封鎖された。混乱している」

また、封鎖によって外に出られないことで、急病を患った人や、抗がん剤治療が必要ながん患者にも支障が出始めているという。

日本のコロナ陽性者への支援に「うらやましい」の声も

先述の通り、上海はこれまでコロナ対策の「優等生」だった。他の都市では、数人の感染者が出ただけで、街ごとに数百万人から千万人単位で「全員PCR検査」を実施しているが、上海は一度も全員PCR検査をしたことがない。上海市政府はあくまでも市民の生活に影響を与えないように、「精準防控」(ピンポイントで感染の拡大を防止する)に努めてきた。ゆえに、今回の「実質上のロックダウン」には衝撃が大きい。

上海にいる友人の一人が次のように嘆く。

「まるで2年前(武漢がロックダウンされたとき)に戻ったようだ。人口2500万人の都市には人影も車もない。スーパーはガラガラ。店のシャッターが固く閉まって、まさにゴーストタウン――。2年前はみんなが自粛して外出しなかったが、今回は違う。強制的に封鎖されている。コロナ禍になってもう2年たったのに、何も変わっていない」

中国・上海PCR検査を待つ人々の行列 写真:筆者の友人提供

コロナ禍以降、ずっと上海にいる日系コンサル会社の日本人役員の男性は、「昨年5月頃は、上海で2回のワクチンを受けて、毎晩遅くまで飲み歩いていた。ちょうどその時、日本は緊急事態宣言の真っ最中。日本にいる同僚になんとなく自慢したくなる気分だったが、今は立場が逆転。日本は毎日の新規感染者が中国より何十倍も多いのに、生活や仕事に特に不自由がない。この頃はやっぱり日本が良いなと思い始めた。実は周りの日本人にも、帰りたいという人が増えている」と話す。

実はこの頃、筆者は中国のSNSや知り合いから、「日本がいいな、うらやましい」という声をよく見聞きする。

筆者の古い友人であり、東京で貿易会社を経営する40代の中国人夫婦は、先月2人ともオミクロン株の陽性者となり、自宅療養となった。夫婦は、ウィーチャットの友人グループに、毎日のように療養中の状況を公開した。

「今日、東京都から支援物資が届いた。1人につき段ボール3箱。インスタント食品や調味料、ミネラルウオーターなど、いろいろが入っている。パルスオキシメーターも貸してもらった」

そして数日後、「みんなに心配をかけて申し訳ない、もう大丈夫。食品がまだまだたくさん残っていてありがたい」と投稿した。

夫婦がアップした支援物資の写真を見た中国にいる友人たちからは、「うらやましい!こんなにたくさん!しかも全て無料!?日本は共産主義の国ですか!?」といったコメントが相次いで寄せられた。

上海の人気観光スポットでも店舗が相次いで廃業に……

現在、日本では各自治体が、自宅療養者に対していろいろな支援を行っている。東京都の場合は、自宅療養サポートセンター(うちさぽ東京)が、支援物質の申し込みや相談などを土日祝日も含めた24時間体制で行っている。日本語以外の11カ国の言語にも対応している。

実は筆者の自宅に先日、都からの支援物資が間違って届けられたことがあった。サポートセンターに電話で問い合わせしたところ、夜の10時頃にもかかわらず親切に教えてくれた。24時間で対応しているなんて、現場の皆さんは大変だろうなと思ったものだった。

前出の夫婦は、仕事でこの2年間、8回も日中間を行き来している。中国に帰るたびに、14日間のホテル隔離をしたという。宿泊代や食事代は全て自己負担で、隔離だけで毎回1人当たり約20万円もかかったそうだ。ところが日本は隔離となる場合は、費用は全て国が負担する。

住民がネットで買ったものが届けられる場所。マンションは閉鎖されている 写真:片山健一氏提供

両国で体験しているから言えることだが、日本の支援は本当に手厚い。日本はロックダウンやワクチンパスポートなどを実施しなかったし、人権も守っている。しかも、コロナの死亡者数は先進国で一番低い。それでも、ホテルの食事がまずいとか、政府の対応が遅いとか、日本人は文句が多いと思う。一度海外へ行かないと、日本のありがたみが分からないよね」(40代夫婦の夫)

また、中国で飲食店や雑貨店などの店を営む人や中小企業の経営者からは、休業や営業時間短縮に伴う補償についても関心が高い。中国では、ロックダウンの繰り返しで、たくさんの企業や店が倒産に追い込まれている。日本では休業などコロナの影響を受けた事業者向けに支援金があるが、休業に伴う政府からの補償が一切ないからだ。

例えば、日本人にもなじみのある上海の観光スポット、田子坊(ディエンヅファン)は、古い住宅を再開発したハイセンスなショップやレストランが集まっている。ところが、新型コロナウイルス感染拡大以降、高い賃料と売り上げの激減により田子坊では半分以上の店舗が撤退や廃業に追い込まれ、かつてのにぎわいはどこにもない。

「ゼロコロナはもう限界」政府に方針転換を求める声

「病気で治療を直ちに受けられずに死んでもいい。失業でお金がなくなり餓死してもいい。しかし、コロナで死んではいけない――。今のゼロコロナ政策は、まさにこういうことではないか。もう限界だ!」

「今、欧州諸国が相次いでコロナ規制解除を宣言している。ウィズコロナが世界潮流となっている中で、われわれだけが取り残されていていいのか」

悲鳴ともいえる声が、中国のSNSでたくさん発信されている。

上海は中国最大の経済都市だ。先が見えない封鎖がもたらす経済への打撃は計り知れない。市民の間では現状の政策を続行するのは難しく、そろそろ方針転換するのではないかと国への期待が高まっている。実際、習近平国家主席は最近の談話の中で、「最小限の代価でコロナを抑えなければならない。正常な経済活動に影響を与えてはならない」と述べている。

政府はこれまで経済成長こそがあったからこそ、国民が政府に一定の支持をもたらしてきたことをよく理解しているはずだ。このままゼロコロナ政策を続行して、不満が鬱積(うっせき)することは避けたいのは政府も同じではないだろうか。

 

Excite NEWS 2022年4月2日 08:30 Record China

中国「ゼロコロナ」政策に国民の不満爆発、「有効性に疑問広がる」と海外メディア

新型コロナウイルスの感染が拡大している中国東北部の遼寧省瀋陽市などを例に、ロイター通信は「政府の『ゼロコロナ』政策への不満が爆発」と報じた。感染者数が増える中、絶え間ない検査など政府の政策は複雑さを増す一方で「国民の間ではその有効性に疑問が広がっている」とも伝えた。

人口約900万人の瀋陽市では3月24日からロックダウン(都市封鎖)が始まった。住民の移動制限に加え、企業の操業や事業所・店舗の営業を制限し、地下鉄やバスの運行も停止。全住民を対象にPCR検査を追加で3回実施した。

ロイター通信によると、ロックダウン後、瀋陽市では群衆が衣料品市場の窓をたたき、検査義務付けが再開されることに不満を爆発させる動画が拡散された。地元政府は直ちに、この騒ぎに関する「うわさを拡散」させないようにと市民に通告。しかし、インターネット上にはすぐに「隔離はごめんだ」「大勢の人々が真実に目覚めた」といったコメントがあふれた。

中国SNS「微信(ウィーチャット)」ではユーザーが「普通の風邪の方が大変。これを続けたがっているのは検査機関だ。ワクチン企業は永遠に接種し続けたいのだ」と怒りをぶちまけた。

記事は「こうしたコメントは中国全土で高まる不満を映し出している。当局が感染力の強いオミクロン株の拡大を抑え込むため、あの手この手のゼロコロナ政策を打ち出すことへの不満だ」と指摘。「国民は政策が透明性と一貫性を欠いていることに怒りを募らせている様子だ。SNSの検閲者は、あふれる不平不満の声を削除するために残業を強いられている」とも皮肉った。

事情は北京のベッドタウン、河北省燕郊でも同じ。厳しいロックダウンが敷かれる中で住民が帰宅に苦労している。オンラインで拡散された複数の画像からは、住民が北京から抜け出すため、激しい雪が降る中で検査結果受け取りの行列に並ぶ様子が見て取れる。投稿には数百件のコメントが付いたが、画像の多くは既に削除されている。

地域住民の委員会が勝手な裁量でその執行を担っていることに対しても、住民から苦情が出ている。例えば北京のある地域では、住民が2週間の自宅隔離命令に従っているかどうか見張るため、住民委員会がアパートのドアに監視装置を取り付けようとしている。住民によると、2日前に感染者が確認されたスーパーマーケットにある家族が立ち寄った件を受けて、この指令が出されたという。

ゼロコロナ政策について、国家衛生計画生育委員会の王賀勝・副主任は記者説明で政策の洗練度が上がったことによって、国民の不便は軽減されたと主張。「非常に少数の人々の通常の活動を犠牲にし、非常に小さい地域で移動を制限することと引き換えに大半の地域と人々の生産と生活が平常通りに保たれている」と強調した。(編集/日向)

 

ダイヤモンドオンライン 2022年4月7日 05:20 Record china

弱毒化しているのに中国がゼロコロナにこだわるワケ―米華字メディア

中国が新型コロナウイルスの感染拡大に直面する中、米華字メディアの多維新聞は「ウイルスは弱毒化したのに中国はなぜゼロコロナを放棄しないのか?」と題する文章を6日付で掲載した。

文章はまず、特に上海で状況が深刻化していることに言及し、「ゼロコロナ政策を堅持すべきかどうかが再び中国世論の熱い話題となったが答えは非常に簡単。少なくとも年末前まではゼロコロナを堅持する」と指摘。そして、「専門家からするとこのウイルスはすでにそれほどひどいものではなくなり、それほど多くの医療資源を費やす必要もないため、単に医学だけの視点からすると中国の医療従事者を含む専門家から感染対策を見直すよう声が上がっても不思議ではない。しかし、感染対策は自然科学の要素の他、より広範な社会的要素を総合的に考える必要がある。あるいは、社会的要素こそが方策を考える際の基礎であり、医学は検討における重要な一要素にすぎない」と論じた。

また、「医療従事者がただ医学的角度から『あまりにも多くの医療資源を使う必要はない』と考えても医療資源が限られている状況下でウイルスが短期間に急速に広まった場合、医療システムを圧迫しはしないだろうか。既存の医療システムが持ちこたえられなくなり、感染者の増加に医療サービスの追加が追い付かなくなった場合、より広範な人道上の悲劇、社会的政治的事件が起きはしないだろうか」などと述べ、「こうした死角こそ、中国政府の政策決定者が決定を下す際に最も考える部分だ。特に今年下半期に中国共産党の第20回党大会が控える中、『安定』は政府の政策決定における核心的考慮だ」との考えを示した。

文章はさらに「オミクロン株の毒性は弱いとは言え、ウイルスは変異を続けており、この先どうなるか誰にも分からない。ワクチンを接種していない高齢者や子どもにはやはり強い殺傷力を有する。こうした状況下で中国がこれまでの成果を放棄し、ゼロコロナをやめるどんな理由があるのか」と述べ、「現在、ウイルスの殺傷力は弱まったがより広い意思決定要素、特に既存の医療資源の負担能力や中国の今年最も重要な政治日程、さらに高齢者と子どもを中心とする5000万人近いワクチン未接種者を考慮し、より効果的なワクチンと特効薬が世に登場するまで中国はゼロコロナを続けるはずだ。少なくともこれまでこの方向性は間違っておらず、中国の国情にも合致している」と説明した。(翻訳・編集/野谷)

 

Livedoor News 2022年4月6日 16時52分 ロイター

上海、コロナ陽性の子どもの隔離を一部免除 全住民に再検査実施

[上海 6日 ロイター] - 新型コロナウイルス感染対策でロックダウン(都市封鎖)下にある中国の上海市は6日、ロックダウンを延長する一方、検査で陽性判定を受けた子どもを親から引き離す措置については条件付きで免除する方針を明らかにした。

市の当局者はこの日、2600万人の住民全員に再び新型コロナ検査を要請すると表明。検査が終了するまでロックダウンは続くとした。住民の一部はPCR検査を受け、残る住民は抗原検査キットで自ら検査することになると説明した。

多くの居住区で移動規制が2週間以上続く中、食品スーパーの閉鎖に加え、配達サービスも限定され、市民は食料調達の難しさや医療アクセスの制限など、さまざまな不満を募らせている。中でも、陽性の子どもの隔離を巡っては特に反対意見が多かった。

上海市は2日前、保護者も陽性である場合は子どもに付き添えるようにルールを緩和したが、陽性ではない場合は認めなかったため、批判の声は収まらなかった。

そこで市の保健当局者は6日、特別な支援が必要な子どもが陽性となった場合、保護者は一定の規則に従い、リスクを認識している旨の文書に署名した上で、付き添いを申請できるとした。これ以上の詳細は明らかにせず、市もコメント要請に応じていない。

上海市商務委員会の劉敏副主任は記者団に、市民が生活必需品を調達できるよう取り組んでいると説明。他の地域から必需品の配送を受けたり、市内や近郊で野菜を調達できる臨時施設を設置する計画を明らかにした。

ただ、最大の問題は住宅への配送だとし、市内のネット通販大手の配達員1万1000人について、コロナ検査を毎日受けて陰性証明を提出できれば勤務を認める考えを示した。

市の当局はまた、総面積15万平方メートルの「国家会議展示センター」を隔離施設として使う方針を明らかにした。4万人が収容できるという。

 

ダイヤモンドオンライン 2022.4.8 4:40 ふるまいよしこ:フリーランスライター DOL特別レポート

上海ロックダウン、官僚システムの迷走を暴いた「勇気ある正直者」の電話

新型コロナウイルスの感染拡大で、3月28日から段階的ロックダウンに入った上海市。政府は引き続き「コロナゼロ化」の掛け声の下、全住民のPCR検査などを強行しているが、現場はかなり混乱しているようだ。ある電話のやりとりを収めた動画がネットで拡散している。(フリーライター ふるまいよしこ)

3月28日から段階的ロックダウンに入った上海

「上海市衛生健康委員会は今朝(4日)、以下の通り報告を行った。2022年4月3日0時から24時までに新型コロナウイルスに感染確定した患者425人と無症状感染者8581人が新たに記録された。患者のうち71人はこれまでに無症状からの感染確定であり、7人の感染と7920人の無症状感染者は隔離管理状態において発見され、その他はリスク関係者への検査によって発見された。海外からの新型コロナウイルス輸入感染確定は8人、無症状患者は4人で、いずれも閉鎖隔離状態で発見された。各地域別情報は以下の通り……」

3月28日から段階的市内ロックダウンに入った上海では、毎朝このような一見詳細なフォーマットで前日の新規感染者数の発表が行われている。SNSの公式アカウントからはこれに続いて、市内16区で新規感染者が出た場所の住所が具体的に付記される。毎日毎日、機械的な発表を繰り返すこともまた、上海市当局が考える「科学的、合理的」な新型コロナ感染対策の一環のようだ。

だが、そこに爆弾が投じられた。

WSJのスクープ「上海最大の高齢者施設でクラスター発生」

4月1日付けの米「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)が、浦東地区にあり、入院者数1000人を超える上海最大の高齢者施設「東海老人ケア病院」で「大量の感染者と死者が出ているようだ」と伝えたのである。記事は、職員が感染し隔離されて人手が足りなくなったため、急きょ雇用された新職員らが「病院前に6台の霊柩車が停まっているのを見た」と証言したと紹介している。

また記者は、ここに入院していた父親が亡くなったとつぶやくSNSの書き込みを紹介。書き込んだ息子の友人や、その他病院訪問者も十数人分の遺体を目にしたと伝えている。

上海市の発表内容では、重症者や死者の情報が分からない

ここでもう一度、前述の報告フォーマットを見直してみると、新規感染者数は事細かく述べられている一方で、重症者や軽症者の数、さらには死者については一切触れられていないことが分かる。つまりこれらの感染者の影でどれだけの人たちが深刻な状態にあるのか、亡くなった人たちは何人いるのかは「隠されて」いるのである。前述の記事に基づいて、発表された新規感染者の住所を照らし合わせてみると、同病院の住所が確認できた。

さらにWSJはその後続けて、東海老人ケア病院に続き、上海第二の規模を持つ養老病院でも、患者と職員の一部が院内施設に隔離されていることを暴露した。

中国の経済メディア「財新網」も2日、東海老人ケア病院について写真付きの記事を発表した。それによると、同病院は3月12日未明に突然封鎖され、新規患者の受け入れをストップ。一方でその時点で院内にいた入院患者1200人あまりと付添の家族及び職員らが閉じ込められたと、その後PCR検査を経て「解放された」家族の声を伝えている。

しかし、病院内ではその後も陽性患者が発見され、院内は混乱。4月1日の時点では3月25日を最後に院内でPCR検査は行われず、約100人の患者と家族が隔離状態に置かれ、わずか3人の看護師が食事や薬を運び、環境の消毒を行っているという、劣悪な環境にあるとした。

ゴミも回収されない劣悪な環境、遺体は放置されたまま

また、WSJが触れたように人手不足で臨時職員が雇用されたものの、そのほとんどがケアサービスの経験を持たず、また多くが上海以外の地区から雇用されていて上海語が分からないため、肝心の老人たちとコミュニケーションが取れず、老人たちは十分なケアを受けることができずにいるという。

職員たちは職員たちで、防護服は身につけているものの特別な防護知識も与えられておらず、患者と同じ部屋に泊まり込む生活を続けている状態だそうだ。3月末には病院の廊下には医療ゴミが詰まったゴミ袋が収集されないままごろごろ転がり、環境の悪化を外部に訴える老人も出ている。また、霊安室に十体近い遺体が放置されているのを目にしたという証言も伝えられている。

一方で、記事ではその証言を裏付けるように浦東葬儀場が、4月1日午前に東海老人ケア医院から送り込まれた十数体の遺体を処理したと紹介していた。また、すでに入院していた父親が亡くなったと連絡を受けた家族は、父親の遺体がどこにあるのか、その死因が新型コロナと関係しているのかどうかも分からないままだと訴えていた。

香港の例を見るまでもなく、上海でも老人のワクチン接種率は一般に低いことを考えると、これらの死者の死因が新型コロナウイルスである可能性が高いことは想像に難くない。だが、上海市は死者に関する情報は一切公開していないのである。そして、「財新網」の記事も即刻削除命令が出たようで、現在同メディアのWebサイトに行ってもその記事は読めなくなっている。

地域によっては1カ月近く完全封鎖が続いている状態

表向きは粛々と政策に基づく措置が進められているように見えるが、上海市内では明らかに混乱が始まっている。

上海では3月28日から市内を流れる黄浦江を境に、東(浦東)と西(浦西と浦南)に分け、前者は同日から、後者は4月1日からそれぞれ地域を完全封鎖して市民の動きを止めた上で、4日間の全住民PCR検査を行うことになっていた。しかし、1日午前5時には封鎖が解かれるはずだった浦東区は解除されず、続いて残りの浦西、浦南地区も全面ロックダウンに入った。つまり、上海はほぼ現在、全面的ロックダウン状態にある。そんなロックダウン下でPCR検査だけが何度も何度も繰り返された結果、日々発表される感染者の数字は増加する一方となった。

だが、感染者数の増大に慌てた政府は3日から浦西での検査を中止、改めて4月4日に、2500万人を超える全市民に一挙にPCR検査を行うことを発表した。この日は朝早くから各地域、各団地、そして各ビルごとに住民が呼び出され、並ばされ、検査を受けさせられた。

だが、オミクロン株の市中感染拡大が叫ばれた3月11日から始まった地区封鎖の対象地域では、ほぼ1カ月近くの封鎖が続いている。妊婦や救急医療を要する人たちから治療を受けられないという悲鳴がSNSで大きな注目を浴び続けている。さらに病院に収容された家族がいつもなら受けられる治療を受けることなく、「亡くなった」とだけ病院から報告が届けられたという叫びも流れるようになった。

そうするうちに市民の中からも「これほどの巨大なコストを払ってまで、『コロナゼロ化』を進める必要が本当にあるのか?」という声が出始めている。上海は中国で最も経済的な豊かさを味わっている都市である。そこに住む人たちは経済の重要性を知り、また自由や権利も全国に先駆けて味わってきた。彼らは,中央政府が唱える「コロナゼロ化」に面と向かって反対しないまでも、民生の需要と基本的権利を押さえつけて任務の執行を強要するような官僚的思考を是正するべきではないのか」という主張もネットでちらほら見かけるようになった。

上海疾病コントロールセンターへ怒りの電話をかけたところ……

そうこうするうち、その「官僚ぶり」を裏付けるような現実がネットを通じて人々の元に届けられた。

それは電話でのやりとりの録音だった。ある男性が怒りもあらわに、上海疾病コントロールセンターに電話するところから始まる。「上海疾病コントロールセンターですね?」「はい……」電話の向こうは、いかにも覇気のない女性の声。男性は「聞きたいのだけれども」と告げて、事情を話し始める。

彼の両親は、まず母親が骨折して入院。その際、同室の患者に陽性反応が出て、母親は濃厚接触者と見なされ、入院していた病院から政府が感染者向けに準備した野戦病院に移された。その後PCR検査の結果、陰性となり病院に戻った。だが、彼の父親はその母親の接触者(「濃厚」ではないらしい)とされて指定ホテルでの待機を命じられ、2回のPCR検査が実施された。最後の検査はこの電話の2日前で、スマホのアプリに表示される検査結果もその日の夕方に「陰性」のままだったので、自宅に戻った。

しかしその後、男性がこの電話をかけた日に、上海疾病コントロールセンターから直接父親に、「2日前の結果で陽性が出た。これから救急車が向かうので、そのまま隔離施設に向かってもらう」と連絡があったという。

録音では電話の相手はここで、「上司につなぎます」と別の女性に電話をつないだ。男性は怒りにまかせて、「いったい、我々はアプリ(「健康雲」と呼ばれる)と疾病センターのどちらを信じればいいんだ?さっきの電話はニセモノじゃないと、どうすれば分かるんだ?一体、誰がどうやって陽性か陰性を判定してるんだ?ぼくたち市民がその正式な結果証明を手に入れることはできないのか?」と矢継ぎ早に質問した。

「スマホには陰性としか表示されない」正直すぎる女性の返事

すると、当初は「クレームなら○○に電話して」としか繰り返さなかった電話の相手が言った。

「そうよ、スマホアプリには『陰性』としか表示されないの。でも、私たちのところには1日数百件もの陽性結果が回ってきて、私たちはわざわざその主に電話で陽性だったことを伝えなきゃいけないの。私たちだって、そんなのヘンだって伝えたけど、誰も聞く耳を持とうとしないのよ」

さらに彼女は言った。「疾病センター、アプリ、医療機関……そのどれもが自分たちの判断で動いていて、現場はもう大混乱なのよ」

電話をかけた男性も、あまりの正直な返事に驚いたようだった。女性は続ける。

「お母さんはもうすでにご存じだろうけど、野戦病院はひどい環境で十分な治療もしてないから、行かないほうがいいわ。あなたのご両親はどっちもワクチンを3回接種したんでしょ?だったらますますその必要はないわ。風邪の延長みたいなものだから、家でゆっくり休息を取れば大丈夫よ」

じゃあ、救急車が迎えに来たらどうしたらいい?と尋ねた男性に、彼女はこう言った。

「『陽性の証明書を見せて』と言いなさい。きっと持ってないから、そのことを主張し続けるのよ」

でも、無理やり抑え込まれたら?と心配する男性に彼女は続けた。

「実際のところ、私たちだって専門的な観点から、無症状と軽症の患者を収容する必要はない、家で隔離すれば十分だって何度も言ってきたの。でも、相手にされないの」

「この録音を公開しなさいよ」

男性は次第に、「あなたたちも大変なんですね。あなたたちも私と同じ庶民なんですよね。こういうときに庶民がバカを見る……」と相手をいたわり始め、「ぼくらはどうすればいいんでしょう?」と尋ねた。すると、電話の相手の彼女は笑い声を上げてこう言った。

「この録音を公開しなさいよ」

その直前に「これ録音中ですから」と男性に言われ、「わたしの許可もなしに?」とムッとした声を上げていたこの女性の言葉に、逆に男性が驚いた。「でも、公開するとあなたに迷惑がかかるでしょ……」

二人で意見交換を終えてから、男性はお礼を言って電話を切った。後に明らかになったところによると、彼は保険会社に勤めているらしい。男性はこの録音を公開し、そして多くの人たちがそれをシェアした。この女性職員の勇気に感動し、「彼女は守られねば」という声も上がった。

だが、その直後「政府職員は、必要以上のことを語らず、答えないこと」を徹底するようにという通知が下達された。ネットでは彼女の名前も暴露されているので、当局は当然彼女を特定できているはずだ。その後彼女がいかなる立場に置かれているかの続報は、残念ながらまだ流れてきていない。

 

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