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11日目;鐘祥で出会った「過っての研修生?」

2013-11-26 11:39:32 | 旅行記

10月22日(火) 星付きホテルも寝るだけでは・・・、6:00起床、鐘祥行きは7:40、例の朝食は7時からとなっていますが、かまわず6:35退房して食堂へ。準備がまだとか言っていますが、テーブルで待ってると言って(結構ずうずうしく?)。

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38元の朝食と言っても、合わせて食べるわけにもいかず、色んな物を少しずつ、果物も。用意している種類は、むしろ日本のホテルよりも多いのでは。それにしても、そんなにお客が居るとも思えなかったのですが・・・(中国式に、お客の多少じゃなくて、いつもの量ってとこかも)。お粥も数種です。

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バスでは、なぜだか今回旅ではここだけ保険で別途1元、危険な地区ではないのですが(運転が危険?)。

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襄陽で予備日を使わず移動するので今日は鐘祥まで。この時間なら朝食できると。中国では余程小さな町で無い限りバス路線はあるし午前中なら、まず移動には問題ありません。途中下車の場合は特に、車掌に下車地点をアピールしておくこと、バスセンターに寄らない場合が多いので。

ここでは中型バス。

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この写真は隣町バスセンターの入口写真です。センター前の道路は下水工事?かで通行不能!このバスもそうですが、歩道を通行して出入りします。そ、通れるかでなく通るのです。

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鐘祥の街について;明12代嘉靖帝の出身地、11代が亡くなった時、跡継ぎが居なく、血縁の近い従兄弟として、帝位に就く。

帝位に就くと両親を先代皇帝、皇后として祭ろうとして大礼の儀問題を起こす。儒教的には、先代の兄弟として叔父である10代皇帝の子として帝位を継ぐ事になる。子として納得できない!

何処にでも、何時でも、おもねる者は居るもので、とうとう10代皇帝を皇伯考、皇伯母とこじつけてしまいます(反対する臣下は何百人も獄に繋がれます)。

さらに、歴代皇帝の墓は北京郊外に作られているので、亡くなっていた両親の墓を作ろうとしますが、さすがにこれは反対にあい、やむおえず?この地にあった墓を皇帝の墓の規模、顕陵としたものが残され、現在世界遺産となっています。

明の陵墓は要所要所で訪ねているので、ここも今回の旅に組み入れた次第。

バスは3時間ほど11時前に鐘祥の街に到着。

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バスターミナルの建物としてはユニーク?中から出て来たので分かりますが、バスターミナルとして訪ねるとすると・・・。

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中心街への様子。街の中でのマンション建設なら、ある程度理解のうちですが・・・。

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目に付いた向かいの、お手ごろ感覚の酒店(中国では賓館よりランク上?)へ。このてはまず「有!」です138元。この押金単に書いています、チェックアウトは13時まで、以後は半額、18時以降は全額、貴重品はフロントへ。でもチェックアウトしても荷物預かるのに抵抗感が無い??イイジャン!

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ホテル部屋よりバスセンターを。何処に行っても多くの人と喧騒、この人達に納得の豊かさを分配する事の難しさ、今は権力という力で、有無を言わせずですが・・・。

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お昼、牛肉米線?8元。

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街中、承天東路から6路で。街中のマンションですが入居してる様子はありません。

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バスは終点1元。ここまで来る乗客2人だけ。ホントに世界遺産?と言った感じですが、私にとっては嬉しい限り。。

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道路わきのこの施設?誰もいないのでチョット試してみました。

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と、野生の鶏?迷い子にならない?雛には、ちゃんと親鳥が居ます。近づくと雛を急き立てて。。

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バス停、もう少し近くにしてもいいのでは!

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先の方に見えます。

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やっと入口。勿論老人票で25元。

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入口から陵内、陵外。

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碑楼。2010年再建です、私的には再建前に来たかった。でも2000年に世界遺産になってるのにその後の改変?

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再建前は石碑も無かった?ではこの石碑は?マ イイカ!!

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そして次へ。周りに比べるもの無いから思いっきり?皇帝の歓心をかう者の餌食は、貧しい民衆、今も変わりないのか・・・。

     

     

龍鱗神道について。

     

こういった保存の仕方こそ歴史を感じます。

          

自分が皇帝に選ばれたからといって、その権力を振り回して、なってもいなかった両親をさかのぼって皇帝にしてしまう。権力の象徴というより、権力の愚かさをここに感じます。実際彼は政治を省みることなく、この頃明朝は既に、権力に寄生する者によって、惰性状態となっていた?

確かに儒教的だからといって、皇帝になったので叔父さんをオトーさんとして祭祀しろと言うのも、本来の儒教精神と違うような気もします。要はこれも寄生者の方便?

今年の事です、現在の中国最高権力者?習近平は父親の生誕100年を陝西省にあるお墓でお友達と祝ったと報道されています。何をか謂わんや。。関連記事ですが事実のみ抽出の上参考にhttp://sankei.jp.msn.com/world/news/131102/chn13110207000000-n1.htm

今の中国では国の指導者は国民によって選ばれるのでなく、共産党の権力闘争の中で勝ちあがった者がなる、結果、権力は勝ち取られる。

早い話がアチラの世界?その隣に住んでる私達、そこが法の支配する共通の価値観の場であればいいのですが、まったく違います。さあ、どう対応すれば私達はやっていけるのかです。

だから、その時に備えてや、自衛の為に云々では、100年前の眠ったままの獅子感覚。アチラを相手に無法地帯で争うには、知恵しかないのでは、それが国での外交。長いスパンの戦略と目下の戦術。それを人気投票で選ばれた人に求めるのは酷、その為に官僚組織があるのでしょう。

最奥の位牌?を収めた建物とそれに続く墳丘を囲む壁。

               

と、ここで瓢箪型墳丘?そう前面の墳丘は両親死亡時の墳丘、後面が皇帝として改葬された両親の墳丘。だとすると前面の墳丘はなに?ここまで来ると・・・。

    

半端な規模じゃーありません。明朝歴代の皇帝陵墓では最高?

なぜだかその横に畑が・・・。

そして墳丘の上には赤い布(何かのマジナイ?)。墳丘の上を踏む行為、私達とは少し思考が違います。だからと言って云々は価値観の押し付け、こういった価値観もあることを知るべきでしょう。

なんとも早・・・。

ユックリと見学させていただきました。

バスで来た時途中に博物館あったので寄ります。

時間は3時近く、入り口に案内所?参観券(蘭州の博物館ではこのため・・)でもあるのかと寄ります。閉館4時?1時間あります。

「門票、有没有?」。と、「こんにちは!」日本語です。。「日本語話せるの?」「少しですね」「いや、いい発音です、何処で習ったの?」「前、日本に居ました」「オ!何処ですか?」「山口県です」「私の故郷は北九州、山口には姉が居ます」等々。

応対は日本のおもてなし。そう、同じ事するなら、お互い気持ちよく。おもてなしの過剰はいただけませんが、自らの思いやりこそ、ギスギスを包んでくれる。

なんだかうれしくなって、博物館へ。全貌を撮り忘れましたが、この写真からご想像を!池に入ってる人は中の石を綺麗にしているだけ。。

展示物も中々の物。人は居なく、写真OK?

明代承天府(三大府、北京順天府、南京応天府)の様子。

   

東周 青銅器。

   

明代 白磁。

明代 青磁。

明代 玉腰帯。

明代 水晶山子。

明代 端石硯。

元代 青花雲龍紋梅瓶。

明代 玉瑞曽。

明代 金香嚢。

明代 金耳飾。

明代 流金仏。

明代 皮弁。

明代 玉腰帯。 

明代 金錠。

参観終わって、表に出ると件の彼女も帰り支度。丁度持っていた、白い恋人を、「日本の味です、久しぶりに味わってください」と、無理に進呈(でも喜んでくれたよう)。

多分10年ほど前に研修生かで日本に住んで居たんではと思います。いろんな思い出があったでしょうが、日本人の私をみて、日本語で声かけてくれた意味を考えながらバスで街に戻ります。

写真は博物館前の莫愁湖と鐘祥の街。

食事は20元?部屋にはPCも。

あすは当陽経由荊州へ「朝もやの爆走」6:30出発、おやすみ!。

今日使ったお金;44+1+138+8+1+25+1+1+20=239元

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