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連休を利用してまた国内旅 八甲田 続編

2014-11-13 15:00:06 | 旅行記

ブログ人からの引っ越しに伴ってGOO文字数制限の為2部構成になっています。前篇はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/haishi4706/e/0a956ae0de58b7fb4f4030921b16304f

10月10日(月)体育の日?今日は予備日にとっていた温泉めぐりでしたが、八甲田遭難の現場検証に。リンク許可はもらっていませんが参考のURLhttp://web.thn.jp/kimijima/body/Hakkoudasan/00hakkoudasan.htm

もちろん起床は5時。今日の朝食はインスタントラーメン、玉ねぎにソーセージ入り。7時には行動開始、バスは10時ですので諦めて、昨日確認していたタクシーを奮発(歩きは危険でもあり)。

運転手さん「オオ!福の神!」だと。もう3往復かロープウエイまで走ったそうで、「イヤー、昨日も稼いだ~」と。いいですね!今時ヨッカターなんて言葉。運転手さんの人柄が福の神呼ぶんでしょう。。

メーターは2500円、「大きいのでいいかい?(この言葉で北海道からと・・・、奥さん夕張出身だと、去年は2夫婦で回ったそう)2200円しかないんだわ」「ウ~、小さいの持っておきたいので2200円でいいわ!」。どっちが福の神だか!!有難うさん。。

7:20には国道分岐に到着、約4キロで銅像茶屋。そこから3箇所の露営地を検分します。

県道40号線への連絡道路、周りは見事なブナ林、薄いところからは青森の町が?

8:12銅像茶屋です。まだ開店前。茶屋の裏の丘(馬立て場)が行軍の目印にもなったところ、ここに銅像があります。

周囲の配置。

同時期雪中行軍を終えた弘前連隊と大量遭難した青森連隊の位置関係。

彷徨想定経路。

    

 

遺体発見現場。 

後藤伍長(参加210名中、生存者11名の一人)、彼が発見されて遭難が判明したそう。彼は天寿を全うしたそう。

これが真冬1月下旬、積雪3メートル以上気温ー20度以上が想定される中、一日20キロ以上をラッセルしながら、人力でそり引きながら行軍する装備!靴には防寒?わらじ巻いています。水筒の中氷でしょう。。

何の反省も、教訓も得ていない時の陸軍大臣。 

ここに199名の遭難者名が記載されています。ただし大隊長山口少佐は発見時生存していたのですが、病院で自決したとのこと。解説にもありますが自決させられた(手伝ってもらって?)。

まずは青森方3日目露営地へ。 

表示は左に見えますが、正面下った林あたりかと思われます。そしてそのまま猛吹雪の中、林の向こうの駒込川へ残っていた多くの兵が入り込んで。

戻って、2日目露営地、鳴滝の表示があります。この近辺に入っている沢筋は結構急峻、数メートルの積雪の中では到底上れないのが想像できます、いや、想像なんてできていないのでしょう。

 

2日目露営地の表示ありますが、隣の沢筋だと思われます。

この岩の上に立って露営地と思われる場所を見渡します。多くの兵が円陣を作って吹雪を避けては露営したまま、死んでいったようです。ここの木々は見ていたのでしょう。

  

1日目露営地。この表示林の中のようです。笹薮抜けると、中はその場所がひらけます。このデジカメパノラマ機能ありました。

 

そして谷の向こうにはこの時目指した田代が見えます。

そして今はこの駒込川にもダム工事が始まるようです。それほど深い渓谷(ゴルジュ)が発達している所なのです。

11時近く銅像茶屋に戻ってきます。お昼代わりに五平餅でもと思ってると、先の人おでん買います。オオ!500円でこの量!その上たっぷりの味噌(おでんに味噌かける?)。これではのどが渇きます、で、ビールを。。

今度は12時34分の十和田湖行きにあわせて、11時過ぎには離れます(いつも少し欲張り)。

八甲田遭難に対する私の感想:想定外の気象条件による大量遭難でなく、各階層上層部の成果どり優先のイージー思考による結果。現場指揮官に大隊長を派遣した時点でこの隊の指揮は中隊長ではない。ここに典型的に表れる。同じ時期に弘前連隊は青森連隊以上の行軍を無事完遂している。

福島原発事故も根は同じ、想定外でなく、想定に対して対応してこなかった各階層責任者の結果、そしてあらゆる関係者は結果として今日の状態を恣意的に思考から除外してきただけ。ここでは弘前連隊が東北電力の女川原発に符合する。

今後の対応として取られるべき対策は次第にはっきりしてくる、もう白日の下に曝されたのだから。

気になることが一つ、福島第一原発の所長が当時も現在も最前線で指揮していることは、当然の事であり、話題にすることではない。彼もその階層の責任者の一人にすぎない。むしろ彼の立場と履歴を考えた場合、その指揮権の範囲でも今回事態を回避できたであろう時間と対策は彼が一番認識していたと私は思う。

そして同じことが日々身の回りで起こってることが悲しく残念。そこで私がどうこうしようとは思はない、現役を退いている今は、これが歴史、そして歴史は繰り返すのかという思いだけ。でも見ることを止める事はできない。。こんな一人旅。

12:15萱野茶屋、今日は3連休の最終日、お客もそこそこ、で3杯茶が用意されています。

 

サイト地の酸ヶ湯を通り越し、また笠松峠の向こうの猿倉温泉へ。この道路の末端に。

  

1時半、15:21のバスまで今日はたっぷり時間あります。

このお湯は入って右の旧館にある男湯、隣の女湯に比べえらく見劣りしますが・・・。大半は新館のお風呂に行くそうで、ここは人も少なく(よって写真盗み撮り?)。でもお湯は最高でした。上下に分かれた湯船で上は少し熱め、透明度は以外にあって底まで(70センチ?)。

時間もあるので新館の湯に移動。宿の人は泉質違うと言っていましたが、同じよう。奥入瀬入り口の十和田湖温泉郷はここからお湯を引いてるそう。連休中にもかかわらず大して込んでいません(湯船の小さい割りに)。大満足!!

宿で時間待ちしてると、突然バケツをひっくり返したような雨、これは・・・、なんともタイミングよく雨はやみます。何かやる時は止み、屋内やテントにいる時は雨が来る!ハハハ!!

15:40に酸ヶ湯(バスの時間にJR路線バス、手を降るのに通り過ぎます、あせりました。どうも酸ヶ湯からの増便が先に行ったよう、10分近く遅れた便までの不安感!)。

癖になったジョッパリでやりながら、今日の夕飯は秋刀魚丼。玉ねぎ増量。。明日は平日、キャンプ場は元の静けさ。そして7時半には就寝。健康的だな~???

10月11日(火)不安定な空模様、せっかく乾きかけていたサイト場もまた湿っぽくなりました。それにしてもこの4日間で周りはすっかり秋景色。こうやって一所にいるのも面白いものです(少し・・・、余裕があれば酸ヶ湯の宿へ入りたい!どう見たってホームレス!)。

今日はまたまた峠を越えて、奥入瀬へ、連休も過ぎたのでいい奥入瀬めぐりに・・・。

 

8:58十和田湖行きで奥入瀬入り口の焼山まで。まだ時間はあるのですが移動、お土産コーナーに入って暖でも取りながら・・・(リンゴを一つ)。宿の周りも同じくすっかり紅葉!

今日もタクシーはや営業。バス待ちの乗客も集まりだします。と、運転手さん近づいてきます、「今日は福の神でないよ!」「どこまでさ」「奥入瀬」「4人まとまらない?4人だとバス代と変わらないよ」(ソウダナー、時間に余裕ができるな~、、)

「聴いてみるか!誰か私と3名相乗りして奥入瀬入り口に・・・」「私たち7人!」「イヤー、いつもならもう一台いるのになー、相棒は昨日までに稼いだので今日は休んで・・・、フム~」

後ろの二人ずれに聞くと、奥入瀬。。ここです、「ヨシ!私が2人分で行きます?」「ヤヤ!今日も福の神!」

運転手さんも気持ちよかったようで、途中の見所を寄り道してくれて(運転手さん、実はわたし、猿倉には2日前来ていました。でもその気持ちに感激!もちろん言いません。)。

色々話したり見たりしてるうちのあっと言う間に、奥入瀬の石ヶ戸まで。時間は9:40、子ノ口からのバスは12:30予定、2時間半9キロ、余裕です。

石ヶ戸の休憩所と便所(すばらしく充実した設備)、案内看板、そして出発口。

   

石ヶ戸謂れの石。

奥入瀬4態。と音はユーチューブでhttp://www.youtube.com/watch?v=VSzRkhB6xJ8

   

いい遊歩道です。すぐ脇には国道が走ってるのですが今日は平日、紅葉には早い。よって渋滞もなく(連休中は大変な込みようだったそう。)、気持ちよいトレッキング。。

  

ユーチューブで音もhttp://www.youtube.com/watch?v=wRHrskx_kSc

少しゆっくりしすぎて、この滝の手前から時間5キロのペースでないと間に合いません。。この大滝も浸る時間なく(大勢の人でそんな気分でもありませんでしたが、彼らはバスを待たしての見学)、サッサカ、サッサ!音はこちらでhttp://www.youtube.com/watch?v=wdkOXh4ajDA&feature=related

子ノ口の閘門。

奥入瀬終点12:15。後15分何とか間に合いました、バス停を探します。

もう晩秋の十和田湖でした。 

十和田湖から奥入瀬に流れ出す水。美しい日本!実感!。

子ノ口バス待合所。

チケットかって時間確かめると「今度は46分です!」(フム?30分だろ、時間変更???)。十和田湖駅行きはすぐ来ます?オット、私は青森行き!!

私が青森駅から持ってきた時刻表では・・・、オット!始発の時刻を見ていました。急ぐ必要も・・。マ!イイカ!

バスに乗っていた台湾からの女性二人ずれ、盛んに一方が写真を撮りまくっていました。いい写真、帰ってみなに見せてくれるでしょう。持っていたリンゴをおすそ分け(後ろだったので食べたかどうか??)。

私はまたまた手前で下車。今日は谷地温泉。。 

八甲田高田大岳です。

うしろめたいのか、写真がピンボケ。。

大きくない湯船ですが、人はそこそこ。衝立の向こうにもも一つ湯船、普通の温度。手前のお湯は霊泉とあり湯船の下から湧いてきます、38度と言った感じ。この掛け合わせ実に気持ちいい。。このたび一番の秘湯。

15:18のバスで酸ヶ湯へ。停留所から見える道路案内に田代の文字、第5連隊の行軍目標がこの先にある?

サイト場の秋も後幾日?この日は紅葉目当ての仲間が・・・。

時間も余裕で、癖になったジョッパリと玉ねぎ一個も使ったこれは何?食べ物です。。

レトルトのカレーで夕食済まして、さて寝るまで少し本でも読んでと・・・、なんと、せわしない一団、こんなに広いのに何も私のテントのすぐ横で張ることないでしょうに!!

おまけにけったいなパーティー、明らかな関西弁、一人ボスのオバーちゃん、後は男女とりまき(皆さん生活のため、私もこんな経験あるので判ります)、この後を考えると、三十六計逃げるにしかず!その点は訓練されています、サイト場反対へサッサカ引越し。

今夜は満月でした。お月さんの下の明かりは街灯。

10月12日(水):快晴、でも寒気が入ってるようでした。10時のバスで青森、そしてJRで旅の終了。晴れた時の撤収、はかどります。時間あります、そう!、千人風呂だ。

真ん中に日の丸が翻っています。日の丸に格別な思いはありませんが、こうやって翻っているのもいいもんです。強制される物ではないと。。

8時から9時まで女性専用(女性はこれ狙い目です、この広い湯船を独占できる!男性の視線があったんでは・・・)、9時まで待って、それ!です。人も少なく、イヤー気持ちいい!!入りがけにシャッターチャンスかとデジカメもって戸を開けた目の前に管理のおじさんいます。やはりHPから見てください。。

源泉48度あります、道理で!!

帰りのバスから八甲田の山々。

来る時、列車は新青森まで、と言うことは新青森で乗れば自由席でも。ということで新青森でバスを降り、11:35スーパー白鳥15号、函館から北斗11号で17:29札幌着。

帰りはみどりの窓口にならぶ時間なく自由席で帰りましたが、指定席が使えます。函館駅で買った880円のニシン弁当、ご飯は冷え切って、だめだな~北海道は!。

 

今回の青森八甲田の旅、どこに行っても観光に携わる人たちの、ホスピタリティには感心させられました。タクシーの運転手さん、JRバスの運転手さん、温泉のスタッフ、案内所のスタッフ。観光の質と言うものを見た感じ、そこにはそれぞれの会社や責任者の思いが行き届いているようです。

そして内地の伝統と言うものの重み、北海道は学ぶべきものが沢山あるような気がしました。

日本もいいもんです。が、ますます中国へ行きたくなった!!この日は太極拳の日、6時から、ロッカーにザック入れて、サア。。

今回旅の総決算:装備878、食料5,728、サイト料5,000、交通費28,710、入浴代2,700、合計、43,016円。交通費、サイト料が誤算、3万で収めたかった。。

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