自由人の発信 おっさんの中国一人旅から国内旅。

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

3日目;甘粛省天水の麦積山石窟

2012-06-14 15:52:20 | 旅行記

5月28日(月)真夜中も過ぎたこの時間、そう、乗る人もそんなにいなく余裕?、列車は西安は3:50、改札抜けてホームに上がると列車はすでに入っています。西安でだいぶ降りただろうから・・・、なんて考えながら13号車へ。ヤヤ?入り口まで乗客がいるのです。イヤー満員なんていうもんジャーありません。使用してない出入口から連結部分、立錐の余地なく!みなさん疲れきっています。ここまで14時間近くこの状態?いやもっといたんですね。。

ビニール袋のあるところ空いてる?ここで良いかと・・・、「有人!」。失礼しました、停車中に外に出ていたようで、やがてオネーさんがやってきます。ともかく空いた所にはすかさず周りから足やら手やらが伸びます、知らない人同士、男女の区別なく。。

北京から無座で乗っていたら、きっと途中下車してます。北京の彼に感謝!御礼のしようがわかりません!

丁度この箱には、車掌用のコーナーが仕切られて、空いた席の受付をやっています。しかし彼女もデスクにうつ伏せで爆睡状態。

私もザックもって・・・、少し仮眠どころではありません。ザックも横にはとても、で立ててその上に腰掛けたり、ところがこれだけ居るとお便所や、お湯取り、空いた席への移動など、それなりに人が通るんです!私は3時間ほどですから時計を見ながらまだ余裕。

列車は7時過ぎに天水に着きます。意外に人が降ります、でもこれから蘭州、西寧と7時間はあるんでしょう、オオーさむ!いえ熱いです。。

Dscf1643

Dscf1741

そして今回の旅が始まります。その位置図をのっけます。中国甘粛省、青海省です。

Scan11_2

で明日のチケット蘭州までを、地方都市は良いですね、なんぼ中国でも切符売り場はまだ並んでいません。なんなくゲット、これが普通なのでは?ちゃんと2等座席指定。蘭州の彼は北京に居たので蘭州パスしてもいいのですが、蘭州でラサ行きの切符をチェックしたいので。

パスポート番号、地方と言えども明記されます、中国の今の現実。

Dscf1644

天水の町はそれなりな規模、今日は休憩タイムも含めてここで一泊。

Dscf1743

駅前のこのホテルへ、138元。

Dscf1742

単人間ですがツイン、値段と内容が合って気持ち良いです。

Dscf1646

アミニティーも揃っています。

Dscf1645

駅前から石窟までバスが出てるようなので、ホテルで訊くと向かい側からとの事、時間調べに行くと、すぐ8:00に発車5元。朝食食べる暇もありません。1時間ほどで石窟風景区入り口に着きます。

得意の老人票で半額の35元、相手も老人でご苦労さんといった感じ。石窟まで3キロかあるのですが、景色を楽しみ気持ちをハイにするべくカートには乗らず歩きます。しとしと雨の中平日で人もいなく、イイゾ!といった感じ。

Dscf1650

 

Dscf1651

Dscf1652

それにしてもお腹がすきます、ゲートで聞くと途中に食堂があると・・・。機内食のバンはこんな時、でも収まりません。と道の脇に農家菜?とかの表示、入って行きます。

Dscf1655

これからお店始める準備、便所の用意しています。左の二人が雇われた人、右がここの老板、まだ若く20台?それに私の後ろに彼女(奥さんとは違うような・・・)。

Dscf1653

何か食べさせてくれないかと言うと、良いよ!彼女に・・・でも作ってやれといった感じ。スイトン?中国では伴麺?これ半分食べた状態。中国ではどこでも量は十二分です。少し高めの15元、でも満足!ご馳走さん。。

Dscf1656

到着、石窟を見上げるところに祭壇?今日は観光客もあまり居ないのに線香売りでおばさんたちに囲まれます。老人票で入れたことだし、お腹もいっぱい、で線香購入10元、景気付けに爆竹も買えと10元、あとおばさん達が線香つけたり、爆竹鳴らしてくれたり(フム?おれ老人?)、でまずお参り。。

Dscf1657

Dscf1658

さて拝観。このように張り出し階段で設備万端!ほんとに大丈夫?チャンとアンカーしてる?

Dscf1704

北魏5世紀ごろからの開窟、像は塑像ですからその時々に補修されてるようですが、至る所で飛鳥の面影を見る気がしますが。。

Dscf1661

Dscf1664

Dscf1667

龍門や雲崗と違ってこれも塑像です。

Dscf1660

Dscf1668

Dscf1669

Dscf1671_2

Dscf1674_2

山は砂礫岩?

Dscf1675_2

Dscf1676

Dscf1677

Dscf1678

Dscf1679

高い所が得意でない私としては・・・。それにしても森は深くいいロケーションです。

Dscf1685

Dscf1686

Dscf1693

お昼近くになると観光客もだいぶ増えてきます。

Dscf1688

Dscf1687

Dscf1681_2

Dscf1682_2

 

鳳凰のデコレーション。

  

天馬に飛天。 

天王の壁画、落書きだらけですが、変に補修するより私はこのままが好きです。

作ったほうも作ったほうです。それにしても1000年以上前、この桟道ない時は・・・。 

この像、法隆寺の仏像に・・・、アルカイックスマイル。青はきっとラピスラズリ、金と同じ値で取引されたといわれる青では。額の白毫にはきっと玉がはめ込まれて・・・。でも千年以上も前、今見る人はその時を思ってみる所に醍醐味があるのでは。。

 

どうやって出来てるかわかります。  

      

  

      

まだ見残したところがありもう一度戻ろうかとも思いましたが、この3日では限界!それにしても壁画はそれほど残ってませんでしたが、塑像については宝庫です。よく文化大革命の破壊から免れたものです、きっといろんな事があったことでしょう。

金網で保護されていますが、自由に見ることが出来、写真も問題なく堪能できます。来てよかった。。

そして飛鳥仏のルーツをここに見るような気がします。宗教説話表現と言うよりは、まさに人間の芸術由来を感じさせられました。振り返ってみるとこの千何百年かに人は何がどれだけ進歩したと言うのでしょうか。。この後の馬蹄寺、敦煌莫高窟が楽しみ。

石窟入り口近くでおじさんが籠に入れて売っていました、おじさんちだと言っていましたが12元、貴かったかな?寝る前に半分ほど食べて明日またと思って寝たのですが、朝起きて気付くとありません、なぜか昨日食べたあとの種もありません、でも床の隅に何粒か・・・。はじめは寝てる間に誰か・・・、考えてみると横に財布や缶に入ったお菓子あります・・・・。そんなこんなの話。。

帰りは疲れてしまったので、カートに乗って13:00にここを離れます。

バスの中では地元のカーさん達の賑やかな会話、運ちゃんも加わってのえらい盛り上がり、地方が好きです。話すのはいいのですが前を見ててほしい感じ。。

帰って遅い昼食(牛肉拉麺)、途中で缶ビール(ジュースとかは冷やしてるのですが、どこでもビールは冷やしていません・・・)と茶ゆで卵一個(おばさん呆れてます。)。

部屋に帰ってシャワーに洗濯(機会あればします)。4時から6時半までお昼寝。

7時過ぎに近くのネットやに入ってメールのチェックと安否情報。ここのお店の店番さばけて、パスポート見せるとさっと下から誰かの身分証で。

席についてもたもた(IDと暗証番号は渡された紙切れに記載されていましたが、こちらは・・・)、すると隣のオニーちゃんがさっと入れてくれます。隣で変なおっさんがもたもたしてるとゲームに集中できない!店番のオニーちゃんたちと大して盛り上がって遊んでいます。

終わって夕食に。ビール頼んだらこの通り、湯飲みにケースから持ってきたビール。

そして卵チャーハン、これがおいしい!日本の量の倍はあります。

ほんとに孫を可愛がります。

10時に就寝、これですっかり体調回復!

今日使ったお金;52+138+5+35+15+10+10+12+8+5+6+2+1+5+6+4=314

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2日目;北京から甘粛省天水... | トップ | 4日目;天水から蘭州そして... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅行記」カテゴリの最新記事