十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

俳句夢一夜

2008-03-06 | 雑感

卒業式まで20日を切った。今日は全学年の保護者会。明日は、六年生の巣立ちの会である。
それまでに八名川子ども句集の作製を行う。各学級で、今句を選んでいる最中である。

今日、夜現代俳句協会に行ったら、素敵な本があった。


「現代俳句協会創立六十周年 俳句夢一夜






定価2400円のところ、2000円というので、しめしめと購入した。昔の人の句も多く採られているが、現代の感覚がわかる感じがする本である。自分でも勉強しなければならないと思ったというわけだ。


 少年くる無心に充分に刺すために     阿部完市


 古仏より噴き出す千手 遠くでテロ    伊丹三樹彦


それぞれの部屋にこもりて夜の長き   片山由美子


 空蝉に真昼の海が残っている       高遠朱音


 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ     林田紀音夫


 教会の冷たき椅子を拭く仕事       田中裕明


 クレヨンの青が熊野へはみだせり    大西健司


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コメント (2)
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