車輪とビール

次の人生を模索する日々

冬もスポーツ

2009-01-24 09:39:52 | 生活
 何だかんだで考えて見れば大半は自転車なれど、一年中スポーツに熱中。
 今は相撲が面白い。朝青竜対白鵬の戦が本当に面白い。あの時間はよくローラーをやってるんで、最後の3番は本当に熱中できる。
 よく朝青竜は「ヒール」だの言われますが、自分の印象はやはり「カリスマ」。プロレスの例えで申し訳無いですが、武藤に通づるものがある。
 「ヒールでカリスマと言えば蝶野でしょ」って意見はご尤もですが、自分の印象ではやはり武藤。
 くどいですけど「ヒールでカリスマ」な視点から行けば蝶野ですよ。蝶野の魅力はそこだし、蝶野独特の世界は本当に「カリスマ」以外の言葉は出ない。プロレス見てから10年以上立ってもその思いは変わらない(近況はついていけてませんけど・・)。でも武藤を押すのは・・・武藤のグレートムタ時代を忘れてはならない。
 そう、偉大なグレートムタは「対戦相手の魅力を引き立てる天才」であったことを。武藤といえば巧みで可憐なプロレスな印象ですが、武藤のカリスマ性の根幹として、相手を一度よいしょしてから自分の持ち味を存分に発揮する、と言う部分に自分はあると思う。
 プロレスの大事な部分である「相手の技を真正面から受けて、最後まで立っていた方が強い」と言うベルト=チャンプを取るためには体力は勿論、精神力も問われる真剣勝負であることを忘れてはならない。パワーをつけて、垂直落下式の危険な技をサッサと繰り出して3カウントとってチャンピオンなんてのはプロレス視点では全然ダメ。事実上ベルトが渡ってもファンは認めない。かつての力皇がそうだったように。
 話は相当それてしまったけれども、武藤のプロレスは一度相手の技を受けてから自分のフィニッシュを決めるから本当に素晴らしい。相手が油断していたら「フランケンシュタイナー→腕挫十字固」を極めるというような、相手を常に真剣にさせる、相手の持ち味を120%引き立たせる技術こそ、武藤の素晴らしさだと思ってます。そう、武藤がリングに上がれば武藤ならではの世界がリングに広がるんですよね。自分は然り、相手も全力を尽くせる環境が整うことで名勝負が生まれる。事実、重要な試合はほとんどが見ごたえのある試合展開である。だからカリスマだと思ってます。

 今期の朝青竜も通づる部分があると自分は思います(一昔前は圧倒的過ぎた)。TV中継を見れば分かるでしょうけど、朝青竜が空間に入るだけで会場の空気が変わる。正直、眼付けするだけで「今日も楽しみ」ってあそこ思わせれる力士は他に居まい。
 今回は結構興奮する取り組みが多くて本当に見てしまいます。昨日も千代大海の素晴らしい当たりを耐えて巧くさばいて豪快な上手投げ。素人目からすると「やっぱ違うな」と思わせる。白鵬を一睨みして土俵を去るところもカッコいい。対する白鵬も凄まじい風格が漂っていて、土俵に映える姿は美しさのようなものを感じますね。相撲内容も「強い」の一言。
 両関のバトルは本当に見もの。明日の決着が今から楽しみ。
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