車輪とビール

次の人生を模索する日々

選挙も終わり

2024-05-28 18:54:16 | 生活
 先日グダグダと綴った静岡知事選が幕を閉じました。結果は鈴木氏の勝利。
 自分は東部を気にかけて頂けたように感じた大村氏にベットしましたが、結果は東部地区でもほんの少し優勢というレベルで、静岡西部の圧倒的支持を受けて鈴木氏が当選されました。おめでとうございます。

 ぶっちゃけ、自分が知事選の誰に票を入れるかの決定的な評価は「自分にとって有利になるか」しかない。選挙全般と言えば全般ですが、地方選は顕著に見える。西部の皆さまが鈴木氏に投票するのは必然だと思いましたので当たり前。
 ただ今回思ったのはあれだけ第三者視点で勝手に感じたのは「これまでの県政に不満があれば大村氏、特になければ or 金落としてくれそうであれば鈴木氏」って評価でした。中部はこれまで従来の県政に対してそこまで嫌悪感は無い投票結果だったと思いますが、清水区を襲った豪雨のゴミ対応で一気に支持者が減った印象を持ってまして。
 そこを踏まえて一気に風向き変わるのかなぁ、と思いましたがそこまでのインパクトもなく。
 東部は東部であれだけないがしろにされてもそんなにインパクトもないってのを感じた、が正直な心境です。

 さらに大村氏の肩書に「現与党支持」の3文字が付いておりまして。これが決定的な差になったのではないか、と推察しております。
 「〇〇党にろくな奴はいねぇ」というステレオな意見がものすごい根強い印象を持つエピソードをかなり目の当たりにしましたね。

 自分はこのローカルの場ではっきり申し上げますが、地方分権は本当に重要だと思っております。何でもかんでも国政を基準に評価するのはもう民主主義でもなんでもなく、完全に「中央集権」を勝手に思い込んだ方々が勝手に首を絞めてそのシナリオに乗ってるだけにしか思えない訳で。中央集権を毛嫌いしている方々が謎の認識で中央集権を加速させているこの構図、どうなんだろう。
 まぁこれも民主主義なのでしょうがないですが、そのエコーチャンバーを想像以上に感じ、いよいよ「民主主義はある程度以上の知識が無いと成り立たないね」と思った今回の選挙でございました。これはこれで勉強になりましたのでよいですが。
 自分が知らない & 公表されていない点で鈴木氏が従来とは異なる県政の方向性を打ち出して頂いているのであれば全く問題はない。そのシーンを感じたら期待する。どっちつかずであれば結局そんなもん、自分の居住地東部ガン無視であれば東部の選挙不参加者や見極めれなかった地方住民のミス、以上も何もない。これだけ辛酸をなめた上でも、だ。しかしこれも民主主義ですし。
 ただ繰り返しますが、そこに国政は1mmも関係ない。そんな東京で決まる物事以上に地方の文化と利権は根強い。だから地方分権という名の「ある程度は現場で統治頑張ってね」という権限を与えているとしか思っていない面もある訳で。とある広島のとある限界集落に足突っ込んでいた市の議会を観れば明らかじゃんって。

 別に誰が当選しても「マシになったらいいなぁ」以上は当初から無いので当選前後で絶望も希望も何もないですが、ココから15年は「これまでの15年とは大きく異なる」のは自明なこの国の状況でそこそこ注目して情報を追った選挙の結果は結局情報の質ではなく、その場のトレンドには勝てませんでした、という虚無な結果だったのかな、という印象。
 ただ繰り返しますがそれも民主主義。自分は投票に行ったので良いことも悪いことも自由に意見を申し上げる権利を得たので良いかと。
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