表題の件、無事故無違反で帰宅できました。良いレースでしたのでとっとと綴ってしまおうというストラテジーであります。
何が良かったのか?それは「フォーミュラカーのレースの勝者はこうあるべき」っていうのを魅せつけてくれたからであります。
自分が思うフォーミュラはやはりガチの殴り合い。もちろんレースでは相手を欺くことも、資金とかマシン開発の差であったり、ギャンブル成功であったりと、様々な要因で優位に立つこともすごく重要なのはわかっておりますが、やはり最後はドライバーの匠の技が勝敗の全てであって欲しい。
道具を使うのがモータースポーツですのでほんのちょっとしたずれがものすごく影響してしまうのはレーシングファン皆知っていることであります。オフィシャルのちょっとした間違いはNGだけど、チーム内のパワーバランスやお金という名のスポンサーやネームバリュー、アイディア、戦略など、あらゆる面の全てを絞り出してライバルにちょっとした差をつける組織ぐるみの殴り合い、これこそがフォーミュラの真骨頂であると思いますが、どんな状況でも最後の要因はやっぱドライバーなのは間違いない。
レーサーって心技体のピークをレースにもっていってるのをひしひしと伝わるからカッコいい訳でして。個人的にはプレッシャーはSFよりSGTの方が上なのでは?とは思いますが、純粋な速さのしのぎ合いでは間違いなくSFが国内頂点だと思います。
ラップタイムはただのマシンの差であって、そこに向ける姿勢や雰囲気であったり、何て言うかライバル同士の敬意が何か違う。
レース中は殴り合いだからなのか、はたまたイコールコンディションの中での最速王決定戦だからなのか、レースから少し離れたときの各々へのちょっとした配慮がSGTにはない魅力だったりします。
でも、ここまでの敬意って実は日本の文化みたいですね。海外だとこんなに優しくないとか。
観客もドライバーも、それこそスタッフも日本は優しいって旨のインタビューを何度か読んだことありますが、今のSFは速いだけの傍若無人なドライビングでは通用しないレベルに達しているように見えます。もちろん全てを叩き伏せる天才という名のドライバーがいればどうなるかわかりませんが、元F1ドライバーであったり、ル・マン2連覇ドライバーやF1予備軍レベルまみれのラインナップで実際のところ意味が分からんぐらいのバトルが見えるときもある。
その上マシンのコーナーリングスピードも(見た目上は?)10年前のF1レベルは余裕で達している or 越えているようにみえます。
そんなしのぎ合いの中でSFルーキードライバーもちょっと慣れたらすぐに上位を脅かす存在になる、それが垣間見えた一戦となったのではないでしょうか。
長くなりましたが本編に参りますと、自分は金、土、日と菅生周辺に居ましたが、金曜は霧がどうのこうのでディレイが発生という情報をゲトりまして、金曜は観光に。
てか徹夜ドライブで満身創痍でしたのでゆる~く仙台を楽しんだ一日となりました。牛タンおいしい笹かまおいしい、結局お酒おいしい。
土曜日の予選。天候は雨が降るか曇りがギリギリ持つかの、絶えず膀胱が破裂しそうな一日。
結論としては膀胱が大爆発した瞬間はなく、何とか曇り+ハーフウェットで持った一日で、ドライバー、チームの判断で勝敗が大きく分かれる一日となりました。
Q1のA Grpからその拮抗したバトルは垣間見えまして。久々にしびれる予選をいきなり魅せつける、これぞフォーミュラという目が離せないバトルでした。ルーキードライバーおおめのイケイケ勢が多い中で、これまたスピードスターである平川選手の会心のアタック、本当にお見事でした。
B Grpはチャンピオン経験者まみれのガチの殴り合い。針の穴を通すドライビングの中でのちょっとした、本当にちょっとした差で勝敗が別れる、本当に素晴らしいバトルでした。B Grpの時の天候は本当にギリギリ路面が濡れるか否かのコンディションで、少し早めに出たドライバーとギリギリ持つと踏んで最後まで我慢したドライバーの差がでましたね。可夢偉選手、お見事。
Q2はQ1のギリギリの戦いとコンディションがどこまで持つのか、という本当に緊迫したシチュエーションで始まりまして。結果的には最後まで持った訳ですが、いわゆる真剣勝負。レベルの高い、本当にしびれる戦いでした。手に汗握るタイムアタック合戦、久々に観たわ。ラストアタックは少し引っかかってしまったように見えましたが可夢偉選手、ここでもお見事。Q2までの予選で今現段階でのパワーバランスが何となく見えましたね。トムス気張ってくれ。
そして問題のQ3。自分は問題のSPで観戦していたのですが、「さぁここから」というところでパロウ選手がほんの少しやりすぎてクラッシュ。黄旗が出てほんの少しペースダウンしていたところにフルプッシュしていた牧野選手が突っかかってしまったようにも見え無情にもコースアウト。このアクシデントで何の説明もなく予選終了。ドライバーも観客も2戦連続で運営に対し「は???」となってしまいましたわ。どうせならば「タイムスケジュールに余裕が無い」とか正直に発信してくれれば良い。APであれだけ意味の分からんことをした直後にこれ?正直無いわ。
Q2までのレベルの高い戦いに水を差す形で予選終了。客は観てるだけですし受け入れるけど、本当に運営はドライバー、スタッフの気持ちを察して改善してくれ。1ファンの気持ちとしてはここです。
そして昨日の決勝。ソフトタイヤが頑張りすぎるので「相対的にパフォーマンスの悪いミディアムをさっさと切り捨てて、燃料が持つギリギリのところで勝負をする」というソフトタイヤと燃費の勝負に持ち込むチームが多くなってきた中で、最後に笑ったのは終始攻め続けたチャンピオン山本選手。全戦のAPでは関口選手がやってのけた終始攻め続けてもぎ取る勝利ってのをパーフェクトに魅せ付けてくれました。
予選があのまま続いていたらどのような結果になったのかはわかりませんが、土日を通じて攻め続けたチャンピオンらしい堂々たる戦いは本当にしびれました。
正直申し上げるけど、フロントローの選手までミディアムスタートってのは思うところがありまして。もちろんタイヤマネジメントも勝負のうちだし普通に考えるとSCがどこかで入るだろう、と見越した戦略も勝負ですのでわかります。でも、フォーミュラで観たいのは終始フルプッシュのガチの殴り合い。
マネジメントとストラテジーに縛られる中で全力を尽くす姿はそれはそれでカッコいいのですが、終始攻め続ける姿勢にはかなわない。自分が支持したいのはもちろん後者。
This is Formulaを魅せつけてくれた山本選手には敬意しかありません。勝利後のインタビューでもそういった旨を発信して頂き、昨今のSFファンの中に渦巻く「もやもや」をスカッと吹っ飛ばして頂けたように思います。本当にカッコいい、チャンピオン中のチャンピオンだ!何がSCありきの戦略だ!ドライバー全員レベルが高いし、トラブル有りきの戦略何てSFには不要だよ?次戦からは最初から最後までガチの殴り合いになって欲しい。もちろんノントラブルで。天候に翻弄されてもそれをものともしないレベルの高いドライバーラインナップなんだから不要なんだ、トラブル何て。
自分はSPで観戦していたのですが、ウィニングランではレースファン皆総立ちでフルプッシュして勝利をもぎ取った山本選手を祝福。あの素敵な光景が今のSFに対する思いを物語っていたように感じたよ。目の前で喜びを爆発してくれたのも本当にうれしかった。あの素敵なシーンを体感でき、この菅生は遠征した甲斐があった。
予選は上記の通り思うところはありますし、昨年繰り広げられた激闘とのギャップに冷めてしまいそうな気持を払しょくしてくれた良いレースだった。
次戦の近所のサーキットも楽しみだ。誰が勝つのかな~
何が良かったのか?それは「フォーミュラカーのレースの勝者はこうあるべき」っていうのを魅せつけてくれたからであります。
自分が思うフォーミュラはやはりガチの殴り合い。もちろんレースでは相手を欺くことも、資金とかマシン開発の差であったり、ギャンブル成功であったりと、様々な要因で優位に立つこともすごく重要なのはわかっておりますが、やはり最後はドライバーの匠の技が勝敗の全てであって欲しい。
道具を使うのがモータースポーツですのでほんのちょっとしたずれがものすごく影響してしまうのはレーシングファン皆知っていることであります。オフィシャルのちょっとした間違いはNGだけど、チーム内のパワーバランスやお金という名のスポンサーやネームバリュー、アイディア、戦略など、あらゆる面の全てを絞り出してライバルにちょっとした差をつける組織ぐるみの殴り合い、これこそがフォーミュラの真骨頂であると思いますが、どんな状況でも最後の要因はやっぱドライバーなのは間違いない。
レーサーって心技体のピークをレースにもっていってるのをひしひしと伝わるからカッコいい訳でして。個人的にはプレッシャーはSFよりSGTの方が上なのでは?とは思いますが、純粋な速さのしのぎ合いでは間違いなくSFが国内頂点だと思います。
ラップタイムはただのマシンの差であって、そこに向ける姿勢や雰囲気であったり、何て言うかライバル同士の敬意が何か違う。
レース中は殴り合いだからなのか、はたまたイコールコンディションの中での最速王決定戦だからなのか、レースから少し離れたときの各々へのちょっとした配慮がSGTにはない魅力だったりします。
でも、ここまでの敬意って実は日本の文化みたいですね。海外だとこんなに優しくないとか。
観客もドライバーも、それこそスタッフも日本は優しいって旨のインタビューを何度か読んだことありますが、今のSFは速いだけの傍若無人なドライビングでは通用しないレベルに達しているように見えます。もちろん全てを叩き伏せる天才という名のドライバーがいればどうなるかわかりませんが、元F1ドライバーであったり、ル・マン2連覇ドライバーやF1予備軍レベルまみれのラインナップで実際のところ意味が分からんぐらいのバトルが見えるときもある。
その上マシンのコーナーリングスピードも(見た目上は?)10年前のF1レベルは余裕で達している or 越えているようにみえます。
そんなしのぎ合いの中でSFルーキードライバーもちょっと慣れたらすぐに上位を脅かす存在になる、それが垣間見えた一戦となったのではないでしょうか。
長くなりましたが本編に参りますと、自分は金、土、日と菅生周辺に居ましたが、金曜は霧がどうのこうのでディレイが発生という情報をゲトりまして、金曜は観光に。
てか徹夜ドライブで満身創痍でしたのでゆる~く仙台を楽しんだ一日となりました。牛タンおいしい笹かまおいしい、結局お酒おいしい。
土曜日の予選。天候は雨が降るか曇りがギリギリ持つかの、絶えず膀胱が破裂しそうな一日。
結論としては膀胱が大爆発した瞬間はなく、何とか曇り+ハーフウェットで持った一日で、ドライバー、チームの判断で勝敗が大きく分かれる一日となりました。
Q1のA Grpからその拮抗したバトルは垣間見えまして。久々にしびれる予選をいきなり魅せつける、これぞフォーミュラという目が離せないバトルでした。ルーキードライバーおおめのイケイケ勢が多い中で、これまたスピードスターである平川選手の会心のアタック、本当にお見事でした。
B Grpはチャンピオン経験者まみれのガチの殴り合い。針の穴を通すドライビングの中でのちょっとした、本当にちょっとした差で勝敗が別れる、本当に素晴らしいバトルでした。B Grpの時の天候は本当にギリギリ路面が濡れるか否かのコンディションで、少し早めに出たドライバーとギリギリ持つと踏んで最後まで我慢したドライバーの差がでましたね。可夢偉選手、お見事。
Q2はQ1のギリギリの戦いとコンディションがどこまで持つのか、という本当に緊迫したシチュエーションで始まりまして。結果的には最後まで持った訳ですが、いわゆる真剣勝負。レベルの高い、本当にしびれる戦いでした。手に汗握るタイムアタック合戦、久々に観たわ。ラストアタックは少し引っかかってしまったように見えましたが可夢偉選手、ここでもお見事。Q2までの予選で今現段階でのパワーバランスが何となく見えましたね。トムス気張ってくれ。
そして問題のQ3。自分は問題のSPで観戦していたのですが、「さぁここから」というところでパロウ選手がほんの少しやりすぎてクラッシュ。黄旗が出てほんの少しペースダウンしていたところにフルプッシュしていた牧野選手が突っかかってしまったようにも見え無情にもコースアウト。このアクシデントで何の説明もなく予選終了。ドライバーも観客も2戦連続で運営に対し「は???」となってしまいましたわ。どうせならば「タイムスケジュールに余裕が無い」とか正直に発信してくれれば良い。APであれだけ意味の分からんことをした直後にこれ?正直無いわ。
Q2までのレベルの高い戦いに水を差す形で予選終了。客は観てるだけですし受け入れるけど、本当に運営はドライバー、スタッフの気持ちを察して改善してくれ。1ファンの気持ちとしてはここです。
そして昨日の決勝。ソフトタイヤが頑張りすぎるので「相対的にパフォーマンスの悪いミディアムをさっさと切り捨てて、燃料が持つギリギリのところで勝負をする」というソフトタイヤと燃費の勝負に持ち込むチームが多くなってきた中で、最後に笑ったのは終始攻め続けたチャンピオン山本選手。全戦のAPでは関口選手がやってのけた終始攻め続けてもぎ取る勝利ってのをパーフェクトに魅せ付けてくれました。
予選があのまま続いていたらどのような結果になったのかはわかりませんが、土日を通じて攻め続けたチャンピオンらしい堂々たる戦いは本当にしびれました。
正直申し上げるけど、フロントローの選手までミディアムスタートってのは思うところがありまして。もちろんタイヤマネジメントも勝負のうちだし普通に考えるとSCがどこかで入るだろう、と見越した戦略も勝負ですのでわかります。でも、フォーミュラで観たいのは終始フルプッシュのガチの殴り合い。
マネジメントとストラテジーに縛られる中で全力を尽くす姿はそれはそれでカッコいいのですが、終始攻め続ける姿勢にはかなわない。自分が支持したいのはもちろん後者。
This is Formulaを魅せつけてくれた山本選手には敬意しかありません。勝利後のインタビューでもそういった旨を発信して頂き、昨今のSFファンの中に渦巻く「もやもや」をスカッと吹っ飛ばして頂けたように思います。本当にカッコいい、チャンピオン中のチャンピオンだ!何がSCありきの戦略だ!ドライバー全員レベルが高いし、トラブル有りきの戦略何てSFには不要だよ?次戦からは最初から最後までガチの殴り合いになって欲しい。もちろんノントラブルで。天候に翻弄されてもそれをものともしないレベルの高いドライバーラインナップなんだから不要なんだ、トラブル何て。
自分はSPで観戦していたのですが、ウィニングランではレースファン皆総立ちでフルプッシュして勝利をもぎ取った山本選手を祝福。あの素敵な光景が今のSFに対する思いを物語っていたように感じたよ。目の前で喜びを爆発してくれたのも本当にうれしかった。あの素敵なシーンを体感でき、この菅生は遠征した甲斐があった。
予選は上記の通り思うところはありますし、昨年繰り広げられた激闘とのギャップに冷めてしまいそうな気持を払しょくしてくれた良いレースだった。
次戦の近所のサーキットも楽しみだ。誰が勝つのかな~