すっかりレーシングファンのレポートと化してしまった本ブログですが、昨日も観戦に行って参りました。SGT鈴鹿です。
昨年まで鈴鹿のSGTの位置づけと言えばやはりポッカ1000kmに統合されて以来数々のドラマを生んだ真夏の耐久。バイクとツーリングカーの真夏の2大耐久的な位置づけだったのですが、今年はさわやかな時期である5月に変更。そしてレースディスタンスは300kmに変更。
風物詩となっていた耐久からスプリントへ変更です。そしてクッソ暑い、普通に走っていてもタイヤがだれる時期からピリッとした季節へ変更。そして何よりドライバーなら走りこんでいるであろう鈴鹿。レースファンなら「これはタイムでるでしょう」と思っていたであろう通りの展開になりました。
緊張感ただよう耐久から、緊張感しかないスプリントへ変更となった鈴鹿、本当に楽しかったです。
前置きは長くなりましたが、自分は土日のどちらかお酒が飲みたくてしょうがなかったので土曜日早朝に入って車中泊作戦を慣行。通常のサーキットならば「汗臭い肉体の無交換作戦(どこでも応急処置はするけどw)」となるのですが、鈴鹿サーキットは神。サーキット敷地内に温泉施設があるのです。
そうです、肉体のリフレッシュ可能なサーキットなのです。徒歩圏内にマックスバリューや大きいホームセンター、蔦屋、コンビニ、なか卯まで、何も困らない。サーキット車中泊デビューするなら鈴鹿は本当におすすめです。ここで車中泊こなれてから全国の過酷なサーキットで様々な経験を積むと車中泊の辛さと楽しさの醍醐味が味わえることでしょう。
逆に他のサーキットで車中泊デビューしてから鈴鹿で車中泊すると「ここ神だ」ってなります。どうでも良い話ですね、すみません。
言いたいことは「車中泊したければ6時半にサーキットにつけば良い」です。もう少し前につきましたが、まだこの時間なら正面駐車場は余裕でした。7時過ぎはギャンブル要素が入るかなと。ご参考になれば幸いです。
車中泊を確定させた瞬間にワインを開けまして、酔っぱらいながらの一日開幕。いつもの評価ボードをつけようと思いましたが、この日はスプーンから西ストレートに赴きデグナーで〆ましたのでつけることできず。こういうめんどくさがりなところが浮き出るから酔っぱらいはダメ!
ただこの時点では、ここまでNSX無双になるとは思いもよりませんでした。そして自分の印象としまして「NSXフレッシュエアーの状況化ではマジで速い」ですね。
レースに勝つためには近代レーシング理論では色々あれど、「後方をぶっちぎる」か「後方からぶちぬく」か、というシンプルな回答に行き着くわけですが、やはりプラットフォームとなる車両特性をはみ出すことはできないと思っております。
もちろん、エンジン+エアロパッケージとタイヤの関係がとても大きな比重となるのですが、タイヤ戦争により「細分化された選択の中から合うものを選ばなければならない」という難しさ、結局「ストレートが速い車は抜かれにくい」というトレードオフ関係はどのカテゴリも一緒なのかなと。
ただそれだけではなく、レースですと色々なシチュエーションがあり、特にSGTですとスペック上めっちゃ速い車と速い車の混走によって様々なシチュエーションで不正解を選ばないよう速くドライビングしなければ勝てない緊張感が魅力であります。もちろん順位を争う車両との接近もあります。
結局自分の前が開けてるとは限らず、バトル以外でも回避するためにタイヤを使う必要があったり、前の車両の乱流を食らい自車の挙動が乱れたり、空気+前の車両の温度によって全然車両が冷えてくれないことなど、本当に幅広い要員とそれらに対応する能力も必要になりますね。
今回感じたのは今年(も?)のNSXはフレッシュエアーではとても速いという事。HSV時代に感じたようなキレがトヨタ、日産より一味鋭い。しかも今年は直線も伸びるので本当に速い。低速のピックアップというより、コーナーリングスピード維持してからの伸びがスムースで軽やかな印象。
そんなこともあってなのか、鈴鹿ではとんでもないスピードに観えました。鈴鹿では予選、レース共によく2コーナー出口からS字の入り口あたりで観戦するのですが、ここが本当にガンギマリしていたのがARTAでした。予選の最後は1コーナーが甘く、2コーナーのクリップ外しながらもコーナーリングスピードの次元が少し違った。
個人的に2コーナーで衝撃を受けたのはいつぞやにみたF1のハミルトン以来。明らかにツーリングカーの挙動とは思えないくらい、ぶっ飛んでいた。当然S字のキレもすさまじく、ドライバーの精度も高くノッていたのを痛感できた。
「すげぇコーナーリングだった」と衝撃を受けていた直後にはレイブリックも勝るとも劣らない、いわゆるどっこいどっこいのコーナーリング。レイブリックの方が上でS字までのアプローチはスムースでしたが、切り返しと何て言うか迫力がARTAの方があったように思いまして。中間タイムはレイブリックの方が上だったようですが、結果はARTAがポール。自分が応援しているチームル・マンやドライバーの記憶を全て吹き飛ばすぐらい本当に良いものを観た。
ホンダが特別好きって訳では無いんだけど、何て言うかこの予選に関してはNSXが本当に鈴鹿に似合っていてかっこよかった印象が大変強いです。
久々にしびれる予選だったな。
本戦は完全にカオス。序盤はやはり速い車がどんどんキレイなドライビングをこなしていき、序盤は小競り合いはあれど粛々と。
SCが悩ましいタイミングで入ったことにより、中盤あたりからタイヤ戦略やマネジメントのばらつきがすごいことになり、GT300ではどこでもバトルが発生。GT500は大きな流れは変わりませんでしたが、良い感じにバトルが発生していて本当に目が離せないレースで現地観戦の満足度としてはとても高いものになりました。
レクサスはバトルに強く、GTRは立ち上がりと粘りが強く、NSXは速い、といったメーカーの特性がバラバラでそこにタイヤのキャラがアドオンされ、見た目以上の混走が今のSGTにはあります。そしてチーム戦略とそれをこなすレベルの高いドライバー。今年のSGTは拮抗しているし本当に面白い。
色々理解や推理しようとすると情報量多くて大変だけど、現地のラジオを聴きながら迫力ある激走を観戦するだけでも価値があるかなと。
次のタイはさすがにごめんなさいですが、富士は観戦行こうかと。
てか、菅生と茂木も観戦予定です。オートポリスも行きたいんだけど、飛行機+レンタカーをソロでこなすのはさすがにお金が・・・
来年は国内は全て観戦に行くことを視野に、少し計画していこうかな~。
レースヲタク友達を増やしたいところ。
- 追記 -
というより、放置するのも何なのでぱっと出し。色の編集は適当、FPのデグナーとスタートと興奮ポイントと表彰台という体たらく。
そんなことより、今週は富士スピードウェイの24h耐久行ってきま!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/01/c8/e3ae9ee2590543106e2faf9fce9faee6_s.jpg)
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昨年まで鈴鹿のSGTの位置づけと言えばやはりポッカ1000kmに統合されて以来数々のドラマを生んだ真夏の耐久。バイクとツーリングカーの真夏の2大耐久的な位置づけだったのですが、今年はさわやかな時期である5月に変更。そしてレースディスタンスは300kmに変更。
風物詩となっていた耐久からスプリントへ変更です。そしてクッソ暑い、普通に走っていてもタイヤがだれる時期からピリッとした季節へ変更。そして何よりドライバーなら走りこんでいるであろう鈴鹿。レースファンなら「これはタイムでるでしょう」と思っていたであろう通りの展開になりました。
緊張感ただよう耐久から、緊張感しかないスプリントへ変更となった鈴鹿、本当に楽しかったです。
前置きは長くなりましたが、自分は土日のどちらかお酒が飲みたくてしょうがなかったので土曜日早朝に入って車中泊作戦を慣行。通常のサーキットならば「汗臭い肉体の無交換作戦(どこでも応急処置はするけどw)」となるのですが、鈴鹿サーキットは神。サーキット敷地内に温泉施設があるのです。
そうです、肉体のリフレッシュ可能なサーキットなのです。徒歩圏内にマックスバリューや大きいホームセンター、蔦屋、コンビニ、なか卯まで、何も困らない。サーキット車中泊デビューするなら鈴鹿は本当におすすめです。ここで車中泊こなれてから全国の過酷なサーキットで様々な経験を積むと車中泊の辛さと楽しさの醍醐味が味わえることでしょう。
逆に他のサーキットで車中泊デビューしてから鈴鹿で車中泊すると「ここ神だ」ってなります。どうでも良い話ですね、すみません。
言いたいことは「車中泊したければ6時半にサーキットにつけば良い」です。もう少し前につきましたが、まだこの時間なら正面駐車場は余裕でした。7時過ぎはギャンブル要素が入るかなと。ご参考になれば幸いです。
車中泊を確定させた瞬間にワインを開けまして、酔っぱらいながらの一日開幕。いつもの評価ボードをつけようと思いましたが、この日はスプーンから西ストレートに赴きデグナーで〆ましたのでつけることできず。こういうめんどくさがりなところが浮き出るから酔っぱらいはダメ!
ただこの時点では、ここまでNSX無双になるとは思いもよりませんでした。そして自分の印象としまして「NSXフレッシュエアーの状況化ではマジで速い」ですね。
レースに勝つためには近代レーシング理論では色々あれど、「後方をぶっちぎる」か「後方からぶちぬく」か、というシンプルな回答に行き着くわけですが、やはりプラットフォームとなる車両特性をはみ出すことはできないと思っております。
もちろん、エンジン+エアロパッケージとタイヤの関係がとても大きな比重となるのですが、タイヤ戦争により「細分化された選択の中から合うものを選ばなければならない」という難しさ、結局「ストレートが速い車は抜かれにくい」というトレードオフ関係はどのカテゴリも一緒なのかなと。
ただそれだけではなく、レースですと色々なシチュエーションがあり、特にSGTですとスペック上めっちゃ速い車と速い車の混走によって様々なシチュエーションで不正解を選ばないよう速くドライビングしなければ勝てない緊張感が魅力であります。もちろん順位を争う車両との接近もあります。
結局自分の前が開けてるとは限らず、バトル以外でも回避するためにタイヤを使う必要があったり、前の車両の乱流を食らい自車の挙動が乱れたり、空気+前の車両の温度によって全然車両が冷えてくれないことなど、本当に幅広い要員とそれらに対応する能力も必要になりますね。
今回感じたのは今年(も?)のNSXはフレッシュエアーではとても速いという事。HSV時代に感じたようなキレがトヨタ、日産より一味鋭い。しかも今年は直線も伸びるので本当に速い。低速のピックアップというより、コーナーリングスピード維持してからの伸びがスムースで軽やかな印象。
そんなこともあってなのか、鈴鹿ではとんでもないスピードに観えました。鈴鹿では予選、レース共によく2コーナー出口からS字の入り口あたりで観戦するのですが、ここが本当にガンギマリしていたのがARTAでした。予選の最後は1コーナーが甘く、2コーナーのクリップ外しながらもコーナーリングスピードの次元が少し違った。
個人的に2コーナーで衝撃を受けたのはいつぞやにみたF1のハミルトン以来。明らかにツーリングカーの挙動とは思えないくらい、ぶっ飛んでいた。当然S字のキレもすさまじく、ドライバーの精度も高くノッていたのを痛感できた。
「すげぇコーナーリングだった」と衝撃を受けていた直後にはレイブリックも勝るとも劣らない、いわゆるどっこいどっこいのコーナーリング。レイブリックの方が上でS字までのアプローチはスムースでしたが、切り返しと何て言うか迫力がARTAの方があったように思いまして。中間タイムはレイブリックの方が上だったようですが、結果はARTAがポール。自分が応援しているチームル・マンやドライバーの記憶を全て吹き飛ばすぐらい本当に良いものを観た。
ホンダが特別好きって訳では無いんだけど、何て言うかこの予選に関してはNSXが本当に鈴鹿に似合っていてかっこよかった印象が大変強いです。
久々にしびれる予選だったな。
本戦は完全にカオス。序盤はやはり速い車がどんどんキレイなドライビングをこなしていき、序盤は小競り合いはあれど粛々と。
SCが悩ましいタイミングで入ったことにより、中盤あたりからタイヤ戦略やマネジメントのばらつきがすごいことになり、GT300ではどこでもバトルが発生。GT500は大きな流れは変わりませんでしたが、良い感じにバトルが発生していて本当に目が離せないレースで現地観戦の満足度としてはとても高いものになりました。
レクサスはバトルに強く、GTRは立ち上がりと粘りが強く、NSXは速い、といったメーカーの特性がバラバラでそこにタイヤのキャラがアドオンされ、見た目以上の混走が今のSGTにはあります。そしてチーム戦略とそれをこなすレベルの高いドライバー。今年のSGTは拮抗しているし本当に面白い。
色々理解や推理しようとすると情報量多くて大変だけど、現地のラジオを聴きながら迫力ある激走を観戦するだけでも価値があるかなと。
次のタイはさすがにごめんなさいですが、富士は観戦行こうかと。
てか、菅生と茂木も観戦予定です。オートポリスも行きたいんだけど、飛行機+レンタカーをソロでこなすのはさすがにお金が・・・
来年は国内は全て観戦に行くことを視野に、少し計画していこうかな~。
レースヲタク友達を増やしたいところ。
- 追記 -
というより、放置するのも何なのでぱっと出し。色の編集は適当、FPのデグナーとスタートと興奮ポイントと表彰台という体たらく。
そんなことより、今週は富士スピードウェイの24h耐久行ってきま!
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