車輪とビール

次の人生を模索する日々

2018 全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦 観戦記

2018-10-29 22:35:30 | 
 まず冒頭に、本当にチャンピオンおめでとうございます、山本選手。挨拶でもおっしゃられていたように、今年のSFは年間通じて本当にレベルの高いレースばかりで、最後に王者にふさわしい予選からのレース展開で勝ち取った栄冠、本当に素晴らしかったです。レース前の強い意志、ライバルとの健闘を称える姿、そして当然鈴鹿という最高のコースで一番速く駆け抜けてカッコよく決めた姿は重ね重ねチャンピオンにふさわしい。、
 そして最後までフォーミュラらしい、緊張と究極のガチンコ勝負を魅せつけてくれたキャシディ選手も素晴らしいドライビングでした。今年戦い抜いた全てのドライバーに敬意を表したいです。お疲れさまでした。

 という事で、10/27-28はSF最終戦 in suzukaを観戦して参りました。
 メディアでも取り上げられていると思いますが、最終ラップまで目が離せない、本当に素晴らしい最終戦 兼 チャンピオンシップとなりました。
 今年の春先だったでしょうか、ファン感か富士のSF公式テストで「今年のSFは間違いなく面白くなる」と直感が働き、例年になく注目してましたが本当に高いレベルで拮抗した最速王者決定戦になっていたと思います。実況でも仰られておりましたが、本当にあの場に居れて良かった。

 ものすごい正直に申し上げると、F1がまだ面白いと思っていた時期に「SFって悪くないけど60点だよなぁ」なんて思っていた時期がありました。
 それは迫力であったり、レースの質であったり。ところが、F1の魅力が失墜しSFのエキゾーストがすごくかっこよくなり、マシンの見た目もマッシブになり、そして気づいたらF1よりコーナーリングスピードが速い、何て言われた時期もあり。気づいたら引き込まれてしまっていました。その高まりが今年ピークに!
 やっぱ最高峰のレースは速いに越したことはない。自動車レースはタイヤに支配されるのは至極当然なのですが、ドライバー、エンジニア、メカニック、といったチームの集合体が全力で知恵とテクニックを振り絞り、その場でできる最大限の努力をして勝ち取る姿が本当に魅力的でして。それが最もシンプルに見やすいのがフォーミュラだと思っております。箱車のレースも当然人間ドラマを含め、そして華やかな外見と豊かなバラエティのマシンが混走するのもすごく魅力的で好きはありますが、シンプルな最速王者決定戦ってところが違いだと思っております。

 今年導入されたタイヤはそういったチーム力に差分を魅せる意味では絶妙だったのかなぁ、と思っております。予選で一発をキメに行くときは「ガチのガチで走ったら一周持つか持たないか」ぐらいのギリギリのタイヤで、予選の駆け引きとバチっと決まったドライバーの切れ味は本当にThis is formula!と言わしめる緊張感としびれるスピードを随所に感じるシーンが今年は本当に幾つもあったな。一番タイヤがおいしい領域が一周ギリギリなので結局ドライバーが主役になる。
 フォーミュラはやっぱ最後はドライバーが凄いってのを走りで観客に魅せつけるってレギュレーションが好きです。このバランスが今年は本当に素晴らしかった。マシンの理解が進みすぎてチーム間にマシン自体の差はほとんどなくなったタイミングでこのガチの殴り合いが発生するようなレギュを導入したのは本当に「魅せるレースを自然に披露するにはどうしたらいいのか」って難しい問題に対する素晴らしい答えだったと思います。
 「接触上等であったり、ショーとして作られたオーバーテイク何てフォーミュラでは不要だ」と思う自分にとっては本当にマッチしていた選手権だったなぁ。そりゃF1と比べればエキゾーストでいえば10年以上も前になってしまったけどV10の官能的な音には遠く及ばないし(今や一番官能的なサウンドがGT300のプリウスってのが面白いけどw)、ラップタイムもF1がまた別次元の速さになってしまった。しかしながらF1と比べても引けを取らない魅力のある、マッチョなレースが本当に昂らせてくれました。
 スポンサーや政治も合わさった、すべての欲望が渦巻く華やかな世界であるF1も昔は大好きでしたが、国内選手権ならではの、勝手知ったるトップドライバー同士のガチの殴り合いが良い感じに緊張感をもたらしてくれます。マシンの差が無いからか、高い技量の意地の張り合いと、一周にかける準備、レースの戦略とそれを引き出すドライブとバトルの駆け引き、それらを支えるレギュレーションが一年通じて変わらずに最終戦のファイナルラップまで持ち込む、本当にドラマティックな演出だった。久しぶりに観戦していただけで、何て言うか走りを観ていただけなのに感動してしまった。そんな説得力を持ったレースに出会えたのはとても幸せなことであります。

 上記のような、コース上の戦争が半端ない状況に感じておりました。今年は本当に目が離せないレースで、ストップウォッチとラジオと肉眼で妄想しながら観戦するのがすごい楽しかったなぁ。一応カメラももっては行ってるので撮りたいっちゃ撮りたいのだけど、予選も決勝も全然撮れてないや(FPの写真は現像して気が向いたら)。
 また一度はやりたいんだけど、グランドスタンドで観戦したいんだよなぁ...ついついコースと状況が俯瞰しやすいポイントを見繕って観戦してしまう。SFの観戦は体が一つでは足りん。

 こんなレースを魅せられればそりゃ...ハマりますよ。今年はSGT成分多めで観戦して参りましたが、来年はSFにリソースの比重をシフトしようかと思います。
 来年度のSF暫定カレンダーは今のところ下記のように発表されているようです。

 第1戦  4月20~21日 鈴鹿サーキット(行く!)
 第2戦  5月18~19日 オートポリス(わからん?)
 第3戦  6月22~23日 スポーツランドSUGO(行きたい)
 第4戦  7月13~14日 富士スピードウェイ(行く!)
 第5戦  8月17~18日 ツインリンクもてぎ(行く!)
 第6戦  9月28~29日 岡山国際サーキット(行く?)
 第7戦 10月26~27日 鈴鹿サーキット(行く!)

 オートポリスは悩みますが(それはねw)、それ以外は全て参戦してしまうかもしれません。まぁ今年のSGTと同じレベルってだけですわねw
 年パス買おうかしらねぇ。
 こちらは来年度のSGTの暫定カレンダー。

 第1戦  4月13~14日 岡山国際サーキット(行きたい)
 第2戦    5月3~4日 富士スピードウェイ(行く!)
 第3戦  5月25~26日 鈴鹿サーキット(行く!)
 第4戦  6月29~30日 チャン・インターナショナル・サーキット(無理ぃ...)
 第5戦    8月3~4日 富士スピードウェイ(行く!)
 第6戦    9月7~8日 オートポリス(めんご~...)
 第7戦  9月21~22日 スポーツランドSUGO(めんご~...)
 第8戦  11月9~10日 ツインリンクもてぎ(行く!)

 恐らく岡山と富士×2、鈴鹿、もてぎは行くとして、他は悩みますな。行って4戦なのでこちらは年パス買わず、富士の年パスを買って後は現地調達で終わろうかと。
 ここに来年も開催されることが決まっている24h耐久ときっと開催して欲しい鈴鹿10h、そして来年からはSFとは別になってしまったJSB辺りをバランスよく予定に登録して行くことになりますねぇ。昨年一昨年は東京やら横浜やら広島やらにやけに詳しくなりましたが、来年以降は岡山と仙台あたりが詳しくなっていくのでしょうか。
 ドルオタ辞めたら辞めたで人生やりたいことや楽しみなことなんて無限にありますねぇ。人生を自分のために使いすぎている末路かもしれませんがw
コメント

鈴木友梨耶さんの舞台を鑑賞してきたよ☆☆

2018-10-12 19:12:15 | IDOL
 好きです、鈴木友梨耶さん。すみません、取り乱しました。
 表題の件、本当はWEC観戦がかなり前から予定されており、金曜はF7の予定でしたが、推しの晴れやかな舞台となれば話は別。
 一回だけで申し訳ございませんが、予定を当たり前のように変更しワンチャン鑑賞して参りました。

 アイドルオタクになってからぽつぽつと舞台は流れで鑑賞しにいく機会があり、何だかんだで好きだったりします。まぁ自慢の推しですので、どんな劇でも可憐に、そしてここが魅力なのですが力強く役を演じていただけます。
 自慢の推しですので!(大事なことなので二度言いました。

 今回も麗しいのは言わずもがな、シーンに合わせた良い感じの表現を随所に観ることができ、また活動を精力的にこなされておられる事を肌で感じることができました。
 「観に行った甲斐があったな」、そう思わせてくれるから鈴木さんはサイコーです。

 舞台の概要としましてはひょんな事からゾンビ(腐女子)となってしまった小さな国(と表現します?)に、人間が入国し、どったんばったん大騒ぎしますよ、と言うもの。
 演者さん情報ではコメディーのジャンル、と聴いておりましたが、実際はミュージカルあり、案外シリアスな面もあり、ほのぼのとしたファンタジー要素あり、そしてメッセージ性もあった、中々バラエティ豊かな公演内容でした。

 序盤の触りから中盤にかけては正直内容が散乱していて、何が何なのかよくわかりませんでしたが、中盤からゾンビは「腐った人間の意味」が定義されてからは色々考えが膨らんでいき、キャラも徐々に伸び伸びと活きてきた感じがありまして、中々引き込まれる展開になっていきました。
 チャンスをつかみにアプローチは色々間違っていてもがんばっている人は人間、だらだらしている奴はゾンビ、だけどゾンビも心意気一つで変われまっせ、と言う用な、観ている人に少し解釈の幅を持たせてくれる点は面白い仕掛だったように思います。

 正直演者さんはドルオタ的には中々豪華な面子で、正直序盤の散漫気味に感じてしまった時は「演者さんのキャラ売りの舞台かな」なんて思ってしまいましたが、中盤以降の疾走感と伏線回収は強引に思う点はあれど、コミカルな演出で自然にシリアスな展開に転換し、最後に主人公が(よくわからないけど)幸せそうな形で〆る、と言う流れでした。

 よくよく考えると全てとある偉い人の手のひらで踊っているだけだし、腐女子は結局死ぬことができるのかできないのかもわからないところもあります。また、そもそも腐女子の謎の夢を纏めている長老的なキャラはどう思うのか、はもう少し掘り下げて欲しかったかな、と思います。

 細かい点を考えると少し?はありますが、状況を考えて伸び伸びと過ごす腐女子と目的のために賢明になる人間、コミカルに包むも生きると過ごすの違いが良い塩梅に表現されていたかなと。メッセージも前向きに捕らえやすいところも良かった。
 正直もう一度観に行きてぇ。

 後好きです、鈴木友梨耶さん。
 舞台後の接触では未だに緊張のあまり何しゃべりゃ良いのかわからんけど、お近くで拝見できるだけでも弊社は卒倒一歩手前の至上の喜びであります。
 基本、ゆりゃさんの接触後は応答遅れがあった後に色々と思いだし、まっすぐ歩けなくなります。ただの推し自慢?そうです!
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