二餅のスーパー・チラ裏日誌

Nimochi's curious weblog

スターワゴンのリアスタビライザの実物

2024-05-29 20:30:00 | 自動車@スターワゴン


 P系スターワゴン4WDのリアサスペンションシステムには、91年モデルよりリアスタビライザが設定されています(2WDのエクシードは、最初から付いていた)。当然92年モデルのうちのスターワゴンにも付いているんですが、実は外から覗いても、見えないところに配置されているようで、どこにどういう線形のスタビライザが付いているのか知りませんでした。



 先日、スペア―タイアを外した時にフロアを覗き込んでみたところ、リアスタビライザを発見!思ったよりも太いスタビライザで、ビックリしました。やはり乗用車とは足回りの設計思想が全く異なる印象です。ここから覗き込んで見る分には、本格4WD車と何ら変わらないサスペンションシステムで、相応にコストが掛かっています。
 スペア―タイアをよけるようにフロアに接近して配置されており、そりゃ外から覗き込んでも見えないわけだと納得。

 スターワゴンのリアサスはご覧の通りのリーフリジッドですが、別に走っていてリーフスプリングだから乗り心地が悪いというわけでもなく、かえって構成部品が単純だからショックアブソーバの消耗以外に何も気にする必要もなく、サスペンションとして過不足無い機能を果たしていると思います。独立マルチリンク式みたいにブッシュだらけで劣化を感じるようなことも無く、信頼性も高く堅牢です。その代わり、位置決めも兼ねているリーフスプリングが折れたりしたら目も当てられませんが、同じシャシ周りの初代パジェロが途中で3リンクコイルリジッドに変更されても、スターワゴンは最後までリーフリジッドだったのを見るにつけ、特に変える必要が無かったということなんでしょう。91~93モデルでリアスタビライザを追加することによって、更なる熟成を計ったあたりに、スターワゴンのリアサスはこれがベストだったことを物語っています(ただし、94モデルよりコストダウンでリアスタビライザが省かれる)。