ロシアがウクライナに戦争を仕掛けたが、終わりの見えない混沌状態。
プーチン親分が、予備兵の動員を発令したことは、ロシア衰退の兆しなのか。
ロシアが降伏することやプーチンが失墜させられる。
そんなことが、取り沙汰されている昨今。
スペインのメディアが、ロシア出身の歴史学者を取材した。
その学者の語る内容が、とても興味深い。
この学者は、1978年からアメリカに拠点を置く歴史学者。
ユーリー・フェリシチンスキー(1956年、モスクワ生まれ)。
同学者は、ロシアの秘密情報活動の研究を専門としている。
2002年には、共著でこんな書籍を出版。
「ロシア闇の戦争~プーチンと秘密警察の恐るべきテロ工作を暴く」。
公式には、チェチェンのテロリストの犯行とされた1999年の高層アパート爆破事件。
これに、ロシア諜報部の関与が疑われることを明かした一冊。
著者たちによれば、事件の真の狙いは、こうだ。
低迷していたプーチン大統領の支持率を引き上げることだった!
そして本書の出版から4年後、共著者はロンドンで毒殺された。
ところでロシアは、2014年にクリミアへ侵攻した。
この際、プーチンは地政学上の野望を叶えたと多くの人が信じたそうな。
だが実際には、それは(プーチンの考えでは)ソ連の崩壊を招いた「誤り」を正すための・・・。
野心的な計画の始まりに過ぎなかったという。
クリミア侵攻は、「誤りを正す計画の始まり」だった・・・(続く)。