函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

甘くて美味しい補助金

2011年07月08日 05時52分59秒 | 暮らし
原発企業が、貧乏な自治体にばら撒くお金について調べてみた。
いわゆる補助金という、甘くて美味しいお金である・・・。

平成23年度の原子力関係予算は、こうらしい。
一般会計では1,169億円、特別会計では3,161億円だとか。
そのうち1,180億円が、電源立地地域対策交付金。

貴重な税金が、原発周辺地域にばら撒かれている現実。
補助金のモデルケースでは、こんなあんばい・・・。

建設費用4,500億円の最新型の原発を誘致すると・・・。
45年にわたって2,455億円が落ちる仕組みだという。
うち、着工から運転開始までの7年間に受け取る額は434億円。

補助金の仕組みを知って、立ちくらみ、目まいを起こしそうである・・・。
酷いねぇ、地震王国の日本が、地球破壊の原発を全国各地に粗製乱造。
原発誘致に躍起となる自治体の本音も、垣間見えてくる・・・。

原発という麻薬の味を知った自治体は、財政が潤って喜びの境地。
そして、2号機・3号機と新しい原子炉を受け入れる訳だ。
原発を受け入れる自治体の気持ちが、良~く分かった・・・フムフム、なるほど。

その愚かさを如実に示してくれたのが、フクシマである・・・。
唯一の被爆国が、フクシマから全世界に放射能を撒き散らした。
実に皮肉な運命であり、気の毒さを通り越して言葉も見当たらない・・・。

原発を受け入れた歴代の自治体の長たちの胸中は、いかばかり?
とりわけフクシマは、ほぞを噛む思いであろう。
過疎地域に金をばら撒いて、危険な原発を押しつける官僚たちは・・・。
こっそりと、ほくそ笑んでいるに違いない・・・。

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