函館発「団塊オヤジの独り言」

団塊世代の心意気をブログから情報発信。
遊び心を入れて日々思うこと、感じることを徒然なるままに・・・・。

誰も責任を取らない国

2011年05月09日 04時44分47秒 | 政治
飯舘村のニュースで、幼稚園児がバスに乗降する姿。
マスク、帽子、リュックのスタイルであるが、実に痛々しく気の毒・・・。
それにしてもなぜ、放射能に汚染された町に暮らし続けるのだろうか。

白血病の労災認定基準値は、1年間で5ミリシーベルトである。
それなのに、校庭で浴びても大丈夫とする数値が、年間20ミリシーベルト。
それなのに、直ちに健康被害は出ない、と言うのが政府の統一見解。
まさに、めちゃくちゃの世の中・・・怒りの持って行き場がない。

そこに来て文部科学省は、更にびっくり仰天の施策を発表。
放射性物質に汚染された校庭の表土を、学校敷地内で処理する実験である。
校庭を20cmほど掘り返して、表層の土と下層の土を入れ替える。
チェルノブイリ原発事故では、土壌改良に効果があった工法と胸を張る。

汚染土の上に盛った土が、放射線を遮断する効果があるというが・・・。
幼児や小中学生など、子どもたちはモルモットではない!
子どもたちが、バタバタと倒れてからでは遅いのに、何たることだろう。

一方、福島第1原発では、空中に放射性物質を放出・・・。
放射性ヨウ素131、セシウム134や137の濃度は、1㎤当たり0.001ベクレル。
国民が数値をよく知らないことを良いことに、外部環境に影響ないとする。

プルトニウムには一切触れず、微量とか影響がないとか、これまた嘘くさい。
原子力危険・不安院の了承を得て、怖い放射性物質の扉を開けて放出開始。
そんなものを撒き散らす必要性が、よく分からない・・・キミたちの底意は何だ?

チェルノブイリと比較できないほどの内部被曝が、危惧されているのに・・・。
そんな危険を見て見ぬふり、警告すら発しないメディアも問題である。
馬鹿さ加減もここまで来たら、シニカルに笑うよりない・・・。

国の原発事故対策の暴走は、歯止めが効かない・・・。
統治機能は狂い始め、足音もなく忍び寄る日本沈没は目の前。
放射能という破壊的脅威を甘く見過ぎて、いずれ臍を噛む・・・。

そんな不真面目な政治のおかげで、今日も腹が立ち血圧は上昇中。
誰も責任を取らない不思議な国、日本・・・。
情けなくもあり、悔しくもある・・・あ~ぁ、やるせない・・・。

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