カジノ特区構想

閣僚の一人が、沖縄の観光・雇用振興策で怪気炎。
カジノ建設を検討すべきだと提唱した。
カジノを特区で、思い切ってやらないといけない。

（カジノを造れば）レジャーランドになる。
国内外から人が集まり、雇用と所得が大幅にアップ。
（総理や他の閣僚も）賛成じゃないか・・・。

観光振興と雇用創出のメリットを狙っているようだが・・・。
今一度、頭を冷やして考えて欲しいものだ。
カジノは、所詮ギャンブル、博打、賭け事だ。

観光客を、偶然の輸贏（ゆえい）に誘い込んで散財を目論む。
輸贏とはかちまけ、つまり勝負のことだ。
ちなみに「輸」は負、「贏」は勝の意味だが・・・。

そして国や都道府県は、胴元になりたいとはしゃぎまくる・・・。
その短絡的な財政ゲット政策の感覚が、理解できない。
客は博打に負けて、思い出に残る観光どころではなくなるのがオチ。

こうなりゃ、観光客の財布を狙う「ぼったくりバー」に等しい。
汗して働くことの大切さ、それを忘れていやしまいか！
信念を持たない政治家が多い日本の政治・・・悲しい限りだ。